美味しくてコクのある味噌鍋!スープのアレンジも豊富!

夕方以降に気温が下がる、寒い時期に食べたくなるのは鍋料理ですよね。

今日の夕飯は、冷えた体もぽかぽかになり、濃厚で野菜もすすむ味噌鍋にしませんか?

より美味しい味噌鍋を作る簡単なコツやおすすめのレシピ、味噌スープに合う〆(しめ)の一品をご紹介します。

味噌鍋のコツ! ①具材について

寒い時期には、美味しくて温かい栄養満点な鍋料理が食べたくなる人も多いと思います。

今回は、いつもの鍋料理がさらに美味しくなるちょっとしたコツについてふれていきます。

1つ目に具材についてです。

まず、予め味噌スープと相性が良い主役となる具材を決めて、加えていきます。

具材は、それぞれに合う切り方で切るとよいです。

野菜の切り方のポイントとして、断面の表面積をできる限り大きくすると鍋のダシが染み込みやすくなるのでおすすめします。

次に、彩のよさを考慮して、具材ごとにまとめて置き、鍋の中を整理してみましょう。

肉類と魚介類は、臭いが移りやすい食材から遠ざけて置くとよいです。

豆腐は煮崩れしやすいので、鍋のすみのほうに置いて、鍋の中で動く他の具材や気泡から守りましょう。

また、具材を入れる順番は、火の通りにくいものから先に入れ、肉類は肉同士が引っ付くのを防ぐため、ダシが沸騰してから加えましょう。

ネギや葉物などの薬味は最後にしてください。

ネギや水菜などの葉物は立てて入れて火を通すと、シャキシャキとした食感がキープできます。

魚介類は、煮すぎると身がしまって硬くなりすぎるものもありますので、調整してくださいね。

味噌鍋のコツ! ②味噌スープについて

2つ目にスープについてふれます。

スープのベースとなる出汁は、昆布出汁が味噌鍋に合います。

できれば、昆布と相性があう軟水を使用するのがおすすめです。

昆布出汁は野菜が中心でも魚介類が中心でも相性抜群です。

また、レシピでよく見る「味噌」は味噌の種類が決められて書かれているわけではないことが多いです。

味噌にも種類がありますが、ここでいう「味噌」は「合わせ味噌」を示している場合が一般的なようです。

そして、味噌鍋のスープ作りで重要なのが、味噌は10倍希釈が1番美味しいといわれていることです。

つまり、味噌を10g使用した場合は水を100gにします。

しかし、味の好みは人それぞれですので、お好みの濃さに調節してみてくださいね。

また、唐辛子やラー油などの香辛料をたっぷりと入れると、濃厚な味噌スープが出来ます。

柚子を添えて香りを広げたり、最後の仕上げにバターを加えてまろやかな味噌スープにしても美味しいです。

自宅にある調味料で簡単! 味噌鍋レシピ

「味噌スープを手作りしたい!」と思っている人に向けて、自宅にある調味料で手軽に味噌スープができる味噌鍋レシピをご紹介します。

【材料 4人分】

スープ
・水   6カップ
☆味噌   大さじ5
☆砂糖   大さじ2
☆和風だし   大さじ2
☆ショウガ(擦りおろし)   大さじ1程度
☆ニンニク(擦りおろし)   3片分
☆醤油   大さじ4

具材
・豚肉   100g
・白菜   1/4玉
・モヤシ   1袋
・ネギ   2本
・青梗菜   3株

肉団子の具材
・鶏挽肉   100g
・片栗粉   大さじ2
・ショウガ(擦りおろし)   お好み
・ネギ青い部分みじん切り   1本分
・豆腐   1/4丁

①まず、野菜を切ります。

白菜は軸と葉に分け、好きなサイズに切ります。

モヤシは、軽く水洗いしてからザルに移します。

青梗菜はバラバラにならないように、軸の部分に包丁を入れて切ります。

ネギは、好きなサイズに斜め切りにします。

②先ほど切った野菜を鍋に入れます。

白菜の軸の部分を下に敷いて、その上に他の野菜を置くのがおすすめです。

③肉団子のタネを作ります。

器に「肉団子の具材」を全て入れてこねます。

④別の鍋にスープを作ります。

水を入れて火をつけ、☆を加え、煮詰めます。

⑤スープが沸いたら、③で作った肉団子のタネをスプーンですくいながら落として肉団子を作ります。

肉団子が浮いてきたら、豚肉を入れて、火を止めます。

⑥そして、②で野菜を入れた鍋に⑤で作ったスープと具材を加え、火にかけます。

豚肉に完全に火が通り、野菜がしんなりとしたら完成です。

ピリ辛スープがクセになる! 味噌キムチ鍋レシピ

今回は、いつもの味噌鍋より辛めのスープになる「味噌キムチ鍋」のレシピをご紹介します。

【材料 4人分】

スープ
・水   10カップ
・酒   100ml
・だし   お好み
☆味噌   大さじ7
☆キムチの素   20ml
☆酢   15ml
☆みりん   40ml
☆醤油   25ml

具材
・キャベツ   半玉ほど
・鶏肉   1kgほど
・ニンジン   中 2本
・タマネギ   大 2個
・大根   中 1/2本
・ホウレンソウ(ニラ)   半束
・ニンニク   大 3かけ

①まず、野菜を切ります。

ニンジンは2~3ミリの銀杏切り、タマネギが1㎝幅のくし切り、大根は2~3ミリの短冊切りで切ります。

ニンニクはお好みのサイズでスライスします。

②鍋に水と①で切った野菜を入れます。

中火にかけて沸騰したら、酒・だし・鶏肉を加えます。

③それから、再度沸騰するまでの間にキャベツやホウレンソウ(ニラ)を切っておきましょう。

沸騰したら、油やアクを除去し、キャベツを加えます。

その後に☆の調味料を入れます。

味噌の量は味を見ながら調整してください。

最後に、具材がやわらかくなってきたら、ホウレンソウ(ニラ)も入れて、弱火で煮込みましょう。

全体的に火が通ったら完成です。

クリーミーな美味しさ! 胡麻味噌豆乳鍋レシピ

ここでは、胡麻味噌豆乳鍋のレシピをご紹介します。

胡麻味噌と豆乳は相性抜群なので、クリーミーでまろやかな味わいのスープができますよ。

【材料 4人分】

スープ
☆水   2カップ
☆だし   小さじ2
☆みりん   大さじ1.5
☆ショウガ   3㎝
☆麺つゆ   大さじ2
・豆乳   2カップ
・味噌   大さじ2
・白すり胡麻   大さじ3
・クリームシチューミクス   大さじ3

具材
・豚肉   250g
・白菜   1/4個
・ニンジン   1本
・ジャガイモ   2個
・タマネギ   1玉
・豆腐   1丁
・しらたき   適量
・ニラ   1束
・しめじ   1パック
・エリンギ   1パック
・ウインナー   5本

①まず、ニンジン・ジャガイモ・タマネギの皮をむき、食べやすい大きさに切ります。

次に、☆の調味料と切った野菜を鍋に投入し、火にかけます。

②そして、①を煮込んでいる間に、その他の具材を食べやすい大きさに切っておきます。

③野菜に火が通ったら、豆乳を加えて温めます。

その後、味噌を溶かしながら加えて、さらに豚肉と白菜の芯を投入して煮込みます。

それから、火を止めてシチューミクスを入れ、よく混ぜてください。

④その他の具材を加えて火をつけたら蓋をして煮込みます。

全体的に火が通ったら、仕上げに白すり胡麻をかけて完成となります。

スープ別!味噌鍋の〆におすすめな品

前項では、味噌鍋レシピについてふれましたが、味噌スープの特徴に合う〆(しめ)の一品は何が人気なのでしょうか。

まず、基本的な味噌鍋の〆には、うどんやラーメン、雑炊が安定の人気ですよね。

ピリッとした辛味のある味噌キムチ鍋には、春雨もおすすめです。

鍋に乾燥春雨をそのまま投入し、焦げないように5分ほど混ぜるだけです。

春雨は、お米やラーメンなどと比較するとGI値が低めなので、血糖値が気になる方にもおすすめです。

ちなみに、マイルドな味わいが楽しめる胡麻味噌豆乳鍋の〆におすすめなのが「卵とチーズを使ったおじや」です。

こちらも作り方は簡単です。

最初に、残ったお鍋にご飯を入れて火にかけましょう。

焦げないように混ぜながら、8分ほど煮込んでから溶き卵を投入し、その上にチーズを載せて蓋をします。

ここでは2~3分火にかけ、経ったら蓋を開けて混ぜれば完成です。

工夫次第で味噌鍋の楽しみは広がる

今回は、美味しく味噌鍋を作るための簡単なポイントや、3種類のおすすめな味噌鍋のレシピ、味噌味の特徴を生かしたスープに合うような最後の〆の一品についてふれました。

味噌鍋は野菜やお肉、魚の旨味をぎゅっと詰め込んだ濃厚な味つけで、鍋料理でも人気ですよね。

ぜひ、今日の夕飯は味噌鍋にするのはいかがでしょうか。

上記でご紹介したコツやレシピに挑戦したり、さらに自分なりのアレンジ・工夫を加えたりして、より美味しい味噌鍋を作ってみてくださいね。