知って得する!甘酒と酒粕を使った食べものやコスメの作り方

酒粕には豊富な栄養が含まれており、アンチエイジングから美容まで様々な方面から注目されています。

市販品の甘酒を買うのも良いのですが、酒蔵で売っている酒粕を使って、自ら作るのも乙なものです。

そんな甘酒の作り方、酒粕の知識や活かし方についてご紹介します。

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酒粕の種類と取り扱い

酒粕とひとことで言っても、実はいくつかの種類に細分化されます。

■板粕

日本酒作りの際に、酵母を絞った後に残ったもろみで、四角形の平たい板状になることから板粕と呼ばれています。

市販品はこの板粕の形で販売されており、固いので甘酒を作る際には水でふやかしてから使うのが一般的です。

甘酒の作り方を調べてみると、ほとんどは板粕を使って作られています。

■バラ粕

酵母を絞るには圧搾機を用いますが、その際にこぼれ落ちたもの・柔らかいせいで板状になれず崩れたものの俗称です。

■練り粕

酒粕を練ってペースト状にしたものです。

最も柔らかい酒粕でもあるため漬け物向きです。

■踏み込み粕

板粕とバラ粕を専用タンクに入れ、足で踏んで揉み解し、半年熟成させたものです。

黄金色に変わるのが特徴で、奈良漬けなどに用いられています。

そして酒粕の取り扱いで注意すべきは、加工日から3ヶ月後が消費期限になる点です。

開封後では無く、加工日から3ヶ月という事を念頭におく必要があります。

冷蔵庫など、涼しいところで保存しましょう。

酵母なので温かい場所に晒しておくと熟成が進んでしまいます。

米麹と酒粕の違いと共通点

甘酒の作り方には、米麹か酒粕を使う2種類があり、どちらを使うかで味が変わってきます。

試してみて好みの方を選びましょう。

米麹とは、蒸らしたお米に麹菌を加えて発酵させたものです。

甘酒はもちろん、料理酒・みりん・味噌などは米麹を発酵させて造られます。

米麹にはアルコールが含まれておらず、糖質も少ないです。

ゆえに、子どもに与える場合にはこちらがおすすめです。

また単価が少し高めです。

酒粕は、その米麹に酵母菌を加え、さらに発酵させ出来上がったもろみを圧搾した際に残る固形物です。

日本酒を製造する工程で酒粕は出来上がり、米麹とも同じような栄養素が含まれています。

米麹よりも工程が長いため、栄養素が多く含まれるのが特徴です。

共通している特徴は、デトックス効果です。

食物繊維は整腸作用を促し、お通じを良くしてくれる事で知られています。

また甘酒に含まれるたんぱく質は、脂肪を吸着して体外に排出する働きを持っています。

このようなことから、酒粕も米麹も、美容効果が高いと期待されているのです。

知って得する酒粕の栄養素

酒粕に含まれる栄養素を、もう少し詳しく見てみましょう。

■炭水化物

エネルギー源であることは周知の事実ですね。

■アミノ酸

たんぱく質を作り出すのに必要な原料です。

たんぱく質はアミノ酸が繋がり合って出来上がったものであり、人体の20%がたんぱく質で構成されています。

■たんぱく質

身体の組織の構成、抗体など人体形成に必要不可欠です。

先述の通りデトックス効果も持ち合わせています。

■ミネラル

特に、マグネシウムとカルシウムが心臓・血管機能を支え、骨の生成やストレスコントロールに影響します。

■ビタミンB群(B1・B2・B6・葉酸・ナイアシン・パントテン酸)

消化促進やたんぱく質の吸収を補助します。

■亜鉛

精力強化に欠かせないものの、多く含まれる食材が少ないので、サプリメントに頼る方も多いようです。

酒粕100gあたり、2.3mg(米麹は0.9mg)含まれています。

カロリーなどの栄養価を見てみましょう。

【可食部100g当たりの栄養素の量】

         酒粕   米麹
・エネルギー   227kcal 286kcal
・カルシウム   8mg   5mg
・ビタミンB1   0.03mg  0.11mg
・ビタミンB2   0.26mg  0.13mg
・ビタミンB6   0.94mg  0.11mg
・脂質      1.5g   1.7g
・食物繊維    5.2g   1.4g
・パントテン酸  0.48mg  0.42mg
・たんぱく質   14.9g  5.8g

これらを踏まえ、甘酒の作り方に移っていきましょう。

おいしい甘酒の作り方

缶に入った甘酒を買ってくるのは億劫だしお金もかかる、そんな方におすすめなのが自宅で作る方法です。

まずは炊飯器で作ってみましょう。(5~6人前)

釜に米麹100gを手で細かくほぐしながら敷き詰めます。(菌に敏感なので要消毒)

甘酒作りには温度管理が大切です。

60度のお湯を3カップ入れ、12時間保温しましょう。

酒粕も細かくちぎり、60度のお湯1カップでふやかします。

おかゆ状になっている米麹を酒粕と一緒に鍋に移し、砂糖を少々加えて一煮立ちさせましょう。

仕上げに生姜をいれても良いですよ。

さらに簡単な作り方もあります。

それはお鍋で作る方法です。

何と言っても手間が掛からないシンプルさが特徴で、2工程で完成してしまいます。

鍋に水をはり、砂糖と酒粕を細かくちぎって入れ、全て溶けるまで煮込みます。

溶け切ったら生姜のしぼり汁を入れて完成です。

作り方はとっても簡単!甘酒以外にも酒粕を利用した料理

酒粕は、甘酒以外にも使い道があるのをご存知でしょうか?

その豊富な栄養素は、料理に使ってこそ真価を発揮するものです。

また酒粕を作る工程で用いた酵母は雑菌の抑制を促し保存性を高めてくれます。

そして、発酵食品は料理の旨味を引き出してくれます。

例えば、ケーキに酒粕を入れてみるとどうなるでしょう。

酒粕をケーキに使うことで、お菓子感覚で酒粕を楽しむことが出来ます。

酒粕が持つ甘みを活かせるので、砂糖を加える必要が無く、健康的ですね。

一緒に豆腐を加えて、さらにヘルシーなケーキにすることも出来ます。

豆腐に含まれる大豆イソフラボンは、エストロゲン(女性ホルモン)のような働きが期待出来ます。

老化と共にエストロゲンは減り、更年期障害の原因となります。

これを補ってくれるのが大豆イソフラボンなのです。

他にもエストロゲンは新陳代謝の活性化や肌ツヤの保持、女性らしさの維持に貢献してくれます。

さらに、生理周期の安定化やコレステロールの抑制にも繋がります。

酒粕自体も食物繊維が豊富です。

また、含まれるたんぱく質は肥満予防効果も持ち合わせていることから、豆腐と非常に相性が良いのです。

間食しがちな方は、おやつに酒粕ケーキを作ってみてはいかがですか。

酒粕ケーキの作り方は、多くのレシピサイトで公開されています。

是非、作ってみてください。

甘酒に使うだけじゃない?美容効果絶大な酒粕パックの作り方

酒粕は甘酒だけでなく、他の料理に使うことも出来るということがわかりましたね。

しかし、酒粕は食べるだけでなく、さらに他の使い方も出来るのです。

酒粕には、健康のみならず美肌の維持に欠かせない栄養素もたくさん含まれています。

肌のシミになるのはメラニンです。

本来は紫外線から肌を守るためにメラニンが増えて、肌を覆います。

増えたメラニン色素は、やがて新陳代謝によって剥がれていきます。

しかし、老化や紫外線の浴び過ぎによって、部分的にメラニンの生成が活発化します。

そうすると、代謝の悪化によりメラニンが残り、シミとなってしまうのです。

酒粕に含まれるコウジ酸は、過剰なメラニン色素を生成する酵素チロシナーゼを抑制する働きがあります。

酵素チロシナーゼが減れば、美白効果も期待出来ます。

事実、酒蔵の職人さんの手は若々しく、肌のハリが同年代の方と比較しても一目瞭然で違うと話題になったことさえあります。

そんな酒粕の美肌効果を直接得るために、酒粕をパックにしてみましょう。

作り方はシンプルで、精製水など硬度の低い水に酒粕を良く混ぜ込むだけです。

ウォーターサーバーなどでお馴染みのピュアウォーターやRO水など、不純物が一切入っていない水が推奨されます。

手の甲や顔など、気になる部分に塗りましょう。

15分前後経ったら洗い流して完了です。

甘酒は伝統的な日本食

和食が世界から注目される理由のひとつは、健康的だからです。

酒粕や米麹、甘酒などの日本の伝統的な食べ物が、栄養満点で身体に良い事が分かりました。

まさに日本が世界に誇る食のひとつと言えるのではないでしょうか。