万能調味料と近ごろ話題の醤油麹の使い方!欲張りレシピです

テレビでも紹介され、いま話題になっている醤油麹。

醤油麹は万能調味料ですが、作ったり、買ってみたけど使い方がわからない、というかたもいらっしゃると思います。

また、豆腐や納豆にしかかけないというかたは他の使い方も知りたいですよね。

ぜひ、今回ご紹介させて頂く使い方を参考になさってみてください。

意外なことにシンプルな使い方で料理が美味しくなるので、レシピも併せてご紹介します。

醤油麹ってどんな使い方があるの?

醤油麹は醤油と米麹を合わせて発酵させたもので、普通の醤油よりも旨みがあります。

とがったしょっぱさではなくて、まろやかな旨みのある味になりますので、万能調味料として使われています。

冷やっこや納豆に、醤油代わりにかけて使うのはもちろん、さまざまな料理に使うことが出来ます。

ちょっとひと手間かけてタレやソースにしても美味しい醤油麹。

普通の醤油よりも旨みがあり塩分も少ないので、タレやソースに使うと減塩になります。

また旨みを利用して、だし要らずの漬け物にするという使い方も出来ます。

また、醤油麹の酵素や微生物を利用して、魚や肉料理の下味処理をし、魚や肉の旨みを引き出してやわらかくするという使い方もあります。

後の項で、実際にどんな料理に使えるか、5つのレシピをご紹介いたします。

出来上がった料理に醤油麹を加えるだけの簡単なレシピや、タレ、漬物、下味に利用するレシピがありますのでぜひ参考になさってみてください。

醤油麹を入れて味噌汁の旨みアップ

毎日飲む味噌汁は、醤油麹を入れることによって、グッと旨みをアップさせることが出来ます。

こちらは作った味噌汁の最後の仕上げに醤油麹を入れて、旨みをアップさせる使い方です。

醤油麹を使う味噌汁の具は野菜、貝類、どんなものでも合います。

こちらで紹介した材料にこだわらず、いつも作られている味噌汁に加えるだけでも、美味しさが増しますよ。

【材料】

・だし汁 600cc
・醤油麹 小さじ2
・味噌 大さじ2
・にんじん 1/3本
・椎茸 4個
・白菜 大きな葉1枚
・豆腐 1/2丁

【作り方】

①にんじんは、2mm幅のイチョウ切りにします。

椎茸は小さいものは削ぎ切りで2等分、大きなものは削ぎ切りで4等分にします。

白菜は緑の葉の部分と白い芯の部分と切り分け、それぞれざく切りにします。

豆腐は1cm角ほどのサイコロ状に切ります。

②鍋にだし汁をいれて、切っておいたにんじんを入れ火にかけます。

③火にかけておいた②の鍋が沸騰したら、椎茸、白菜の白い部分、豆腐を鍋に入れます。

④沸騰してから4分経ったら、白菜の緑の葉の部分を鍋に入れ、さらに1分煮ます。

⑤火を止め、味噌を溶かし入れます。

⑥仕上げに醤油麹を⑤の鍋に入れ、器に盛って完成です。

こんな使い方も!醤油麹の焼きおにぎりレシピ

醤油麹は、焼きおにぎりとも相性抜群です。

醤油麹を使うことによって、旨みがアップするので、だしの要らない焼きおにぎりになります。

醤油麹の使い方も簡単です。

タレを作るときに混ぜるだけです。

タレの材料がほとんどのご家庭にあるものなので、ご飯が余ってしまったときにも手軽に作れます。

ちょっとしたおやつなどに、ぜひ作ってみてください。

【材料 4個分】

・ごはん 280g(1個70g)
・醤油麹 大さじ2
・みりん 小さじ1
・ごま油 小さじ1

【作り方】

①器に醤油麹、みりん、ごま油を合わせて混ぜ、タレを作ります。

②ボウルの中に温かいご飯を入れ、①のタレを混ぜ合わせます。

③タレを合わせた②のご飯を、お好みの形に握ります。

パラパラとしたご飯なので、固めに結ぶのがコツです。

④クッキングペーパーに並べて、トースターで6分焼きます。

⑤6分経って片面が焼けたら、おにぎりの形を崩さないようにやさしく裏返し、さらに6分焼いて完成です。

だし要らずのきゅうりの醤油麹漬け

こちらも醤油麹の旨みを利用した、だし要らずのレシピです。

醤油麹の使い方も、醤油代わりにするだけなので簡単です。

醤油麹を使っているので、色は濃くなりますが意外にあっさりとした美味しい漬け物です。

いつもの糠漬けに飽きてしまったかたや、化学調味料が使われた漬け物に抵抗のあるかたにぜひ作っていただきたいレシピです。

【材料】

・きゅうり 2本
・鷹の爪 1本
・醤油麹 大さじ3
・みりん 大さじ3
・酢 大さじ1
・砂糖 小さじ2

【作り方】

①きゅうりはピーラーで、縦に3か所ほど筋を入れます。

きゅうりを1.5~2cmほどの幅に切ります。

②醤油麹、みりん、酢、砂糖を鍋に入れ、火にかけます。

③ ②が沸騰したら①のきゅうりを加えます。

再沸騰したら火を止めます。

④種を抜き、輪切りにした鷹の爪を加え、保存容器に移します。

⑤粗熱がとれたら冷蔵庫に入れ、6~8時間ほど寝かせます。

⑥漬け込んだきゅうりがちょっと小さくなり、醤油麹の液がきゅうりの水分で増えていたら完成です。

醤油麹の意外な使い方!まぐろの漬け丼にも◎

醤油麹は酵素がたくさん含まれています。

ですので、まぐろを漬けておくとたんぱく質が分解され、旨み成分のもとのアミノ酸の量が増え美味しくなります。

意外かもしれませんが、とっても美味しいまぐろの漬け丼が作れるんですよ。

こちらも醤油麹を漬けダレにするだけの、簡単な使い方になります。

いつもの漬けダレに使っている醤油を、醤油麹におきかえるだけで手軽なのでぜひ作ってみてください。

【材料】

・醤油麹 大さじ3
・みりん 大さじ2
・酒 大さじ2
・まぐろの刺身 お好みの分量
・もみ海苔 適量
・大葉 適量
・白ごま 適量

【作り方】

①酒、みりんは小鍋に入れて弱火で沸騰させ、アルコールを飛ばします。

②酒、みりんの粗熱がとれたら醤油麹も加えて、漬けダレにします。

③容器に漬けダレを移し、まぐろを並べます。

容器にフタかラップをして1時間冷蔵庫で馴染ませます。

④1時間経ったら③のまぐろの上下を返して、再び冷蔵庫で1時間馴染ませます。

⑤大葉は軸を切り取り、細い千切りにしておきます。

⑥まぐろにタレが馴染んだら、ご飯を器に盛ります。

ご飯にもみ海苔をのせ、その上にまぐろをのせます。

まぐろの上に刻んだ大葉、白ごまを散らしたら完成です。

醤油麹でやわらか!鶏むね肉で作るから揚げレシピ

こちらも前項のレシピと同じで、醤油麹のたんぱく質分解酵素を利用した使い方になります。

醤油麹のたんぱく質分解酵素のおかげで、パサパサしがちなむね肉がとてもやわらかくなります。

下味をつける時間は長くなりますが、時間をかけただけの特別な美味しさがあります。

から揚げを作る前日から下味をつけるか、夕飯に召し上がる時は午前中に下味をつけて頂くと美味しく作れます。

【材料】

・鶏むね肉 500gくらい(およそ2枚)
・醤油麹 大さじ2
・酒 大さじ1
・砂糖 小さじ2
・すりおろしにんにく 小さじ2
・すりおろししょうが 小さじ1
・小麦粉 大さじ1
・片栗粉 大さじ1

【作り方】

①鶏肉を一口大の食べやすい大きさに切ります。

②醤油麹、酒、砂糖をビニール袋にいれ、下味用のタレを作ります。

鶏肉を、タレのビニール袋に入れてよく馴染ませます。

③ビニール袋の口をしっかりととめ、冷蔵庫に5時間以上おいて下味をつけます。

④③のビニール袋を取り出し、にんにく、しょうがを入れよく馴染ませます。

さらに小麦粉、片栗粉をビニール袋に入れて馴染ませます。

⑤揚げ油を180℃にし、⑥の鶏肉をひとつずつ入れます。

ときどき上下を返しながら、5分ほど揚げます。

キッチンペーパーを敷いたバットに取り、余分な油が落ちたら完成です。

醤油麹はまさに万能調味料

醤油がわりに使うだけで、旨みがアップする醤油麹。

野菜や魚、肉にもよく合い、だし要らずの万能調味料になります。

たんぱく質分解酵素があるので、魚、肉の旨みを強め、やわらかくする効果もあります。

醤油麹を使うだけで、普段作る料理も数段美味しくなりますよ。

すでに醤油麹をお使いのかたも、まだ使ったことのないかたもぜひ参考になさってみてください。