知らなかった!?ヨーグルトを作る生物の役割と効果

ヨーグルトを作るのに、必要な微生物である乳酸菌。
普段、ヨーグルトを食べていても、特に気にすることもないですよね。

しかし、乳酸菌はヨーグルトを美味しく作ってくれるだけでなく、私たちにとても良い効果を発揮する、大切な役割をしているのをご存知でしょうか。

今回は、乳酸菌の働きについてや、簡単に自家製ヨーグルトを作る方法をご紹介します。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

美味しくて健康に良いと評判のオーガニックティーとは?

健康志向の現代人に、オーガニックティーが人気になっています。余分なものを含まないオーガニック...

卵の栄養は黄身と白身で違うの?安心で安全な卵の選び方とは

卵は、昔から栄養価が高いとされている食材ですよね。黄身のほうが栄養がありそうなイメージですが...

果物の栄養別ランキングのご紹介!果物の栄養効果を知ろう!

果物に含まれる栄養はどれも身体に良いものばかりですよね!しかし、果物に含まれている栄養に...

しっとりおいしいバナナパウンドケーキのカロリーは高いの?

バナナがたっぷり入ったパウンドケーキは、おやつやティータイムに食べ出したら止まらないおいしさです...

とてもヘルシー!電子レンジを使ったバナナチップスの作り方

電子レンジを使って、家庭でもバナナチップスができることをご存知ですか。作り方はとても簡単です...

味噌は健康と美容に効果的!炒めても煮ても美味しいキャベツ

体に良い調味料と言えば、味噌だということは、ご存知の方も多いのではないでしょうか。それでは、...

ヨーグルト1パックを使ってできる美味しいレシピとカロリー

普段、カップヨーグルトをそのまま食べるだけという方が多いのではないでしょうか。ヨーグルト1パ...

見たことある?やがらってどんな魚?美味しい料理法を伝授!

みなさんは、「やがら」という魚をご存知ですか?名前を聞くのも初めて!という方も沢山いらっしゃ...

チョコレートケーキは高カロリー?太らないためには?

チョコレートの甘さが際立つチョコレートケーキは絶品ですよね。チョコレートケーキをはじめ、ケー...

レモンの砂糖漬けはスポーツにぴったり!その理由とは!?

レモンの砂糖漬けは、スポーツをしている方などは馴染み深いのではないでしょうか。スポーツのとき...

きゅうりを使ったいろいろレシピ!大量消費で大助かり

夏野菜の定番と言えば、きゅうりですね。スーパーで安く手に入る夏に、たくさん食べたい野菜です。...

チョコレートと和菓子、カロリーと栄養を知る!

「お菓子」と言われるものは、「美味しい」「疲れが取れる」「カロリーが高い」「脂質が多い」という一...

簡単にお菓子が作れて、なおかつ材料も少ないレシピ集

家にある材料で簡単にお菓子が作りたいと思っている方にオススメの混ぜるだけ、焼くだけ、少ない材料で...

大根や人参の根菜類の栄養は?根菜類の味噌汁は栄養満点!?

冬になると美味しい根菜類は、栄養もあって食卓に並ぶ頻度も増えますよね。多くの方が日々とり入れて...

茄子の漬物を美しい色のまま漬ける変色防止の方法とは

漬物は好きですか?漬物を食べると、ホッとしますね。昔からの日本の味です。漬ける野菜はい...

スポンサーリンク

私たちの生活と微生物

私たちの身近には、たくさんの微生物がいます。

微生物とは、細菌・ウイルス・原生動物など、たくさんの目に見えない生物たちのことです。
空気中にも、水の中にも、私たちの体内にも、そこら中に存在しています。

細菌やウイルスと聞くと、悪いイメージばかり思い浮かんでしまいますが、微生物は色々な働きをして、私たちの生活に役立ってくれています。

例えば、乳酸菌と聞けば、馴染みのある名前で、良いイメージも浮かんでくるのではないでしょうか。

乳酸菌は生育に必要なエネルギーをつくるために、ブドウ糖・乳糖などの糖類、炭水化物を分解して、乳酸を作り出してくれる細菌です。

この乳酸菌は、味噌・バター・チーズなど、発酵食品に使われています。

食品によって使う乳酸菌は違いますが、今回はヨーグルトを作るために必要な生物である乳酸菌について、お話ししていきます。

ヨーグルトを作るときに使われる微生物

まず、ヨーグルトを作るには、牛乳を発酵させる必要があります。
そのためには、スターターと言われるものを使用します。

スターターとは種菌のことで、ヨーグルトを作るときに、原料である牛乳に添加する生物のことです。

乳酸菌と言っても、種類はたくさんあります。
よく聞く名前だと、ビフィズス菌やブルガリア菌などです。

乳酸菌によってできた乳酸が酸味を出し、牛乳のたんぱく質を固めることで、ヨーグルトは出来上がります。

国際機関では、ヨーグルトのスターターは、ブルガリア菌とサーモフィラス菌の2つに制限されています。

しかし、日本にはスターターに制限は特になく、スターターには色々な種類の乳酸菌を組み合わせることができるので、メーカーによって使われる乳酸菌も割合もさまざまです。

とは言っても、スターターはヨーグルトの風味や食感に、かなり大きく影響を与えます。

一般的には、ブルガリア菌とサーモフィラス菌を同じ割合で使用すると、酸味・風味ともに良いと言われています。

なので、日本においても、この2つが使用されていることが多いようです。

2つの微生物を組み合わせて作る理由

なぜ、数種類の乳酸菌を組み合わせてヨーグルトを作るかというと、もちろん美味しいヨーグルトを作ることができるからです。

今回は、一般的に使われるブルガリア菌とサーモフィラス菌の2つの組み合わせでお話ししますが、この2つはヨーグルトを美味しくする部分が違います。

どういうことかと言うと、ブルガリア菌はヨーグルトの風味を良くし、サーモフィラス菌はヨーグルトの舌触りを良くしてくれるのです。

ヨーグルトの良さを引き出す部分が違うので、組み合わせて使えば、一層美味しくなるのです。

また、この2つの微生物はかなり相性が良く、一緒にいたほうが、乳酸生成を活発に行ってくれます。

ブルガリア菌は正常に細胞分裂するために蟻酸(ぎさん)が必要になるのですが、サーモフィラス菌は代謝するときに蟻酸を出します。

ですので、サーモフィラス菌と一緒にいることで、ブルガリア菌は問題なく蟻酸を得ることができるのです。

また、サーモフィラス菌は乳たんぱくの分解力が弱いですが、ブルガリア菌は乳たんぱく分解力が比較的強いので、一緒にいることでしっかり生息できます。

お互いを補い合うことで増殖して、たくさんの乳酸を生成し、乳酸発酵を高め合うことで、美味しいヨーグルトを作ることができるのです。

ブルガリア菌とサーモフィラス菌は、最高のパートナーなのです。

菌がヨーグルトにもたらす色々な効果

ヨーグルトに使われるブルガリア菌やサーモフィラス菌は、風味や食感だけでなくヨーグルトに良い効果を発揮してくれます。

まず、乳酸菌から酸が作られることでヨーグルトは酸性になり、病原菌や腐敗菌を抑制してくれます。
このおかげで、ヨーグルトは保存性を高め、長く保存できるようにしてくれます。

ヨーグルトは、牛乳よりも日がもつのは、このためです。

他にも、乳酸発酵されたことにより、ヨーグルトは消化されやすく、吸収されやすい形に変わります。
ですので、お腹を壊しやすい人も、ヨーグルトだと食べることができます。

また、乳酸菌は私たちの体内に入ることで、胃や腸の働きを受け、私たちに良い効果をもたらしてくれます。
消化を促進させ、便通を良くするほか、免疫力を高めて、有害な物質を除去してくれるのです。

実は乳酸菌は、整腸作用に効果のある薬品を作るのにも使われているほど、効果があるのです。

乳酸菌自体は、体内に入る前は生きています。
体内に入り、腸にたどり着くまでに死んでしまうこともありますが、効果には問題はありません。

乳酸菌は、私たちにとって、とても強い味方な生物なのですね。

ヨーグルトを作る方法①

スターターである乳酸菌さえあれば、ヨーグルトは私たちでも作ることができます。
意外と簡単に作ることができますので、ぜひ自家製ヨーグルトを作ってみてください。

その乳酸菌なんて生物を、どこで手に入れるの?と思うかもしれません。

懸命に探す必要はなく、市販のヨーグルトの中に乳酸菌が潜んでいるので、これを使います。

市販のヨーグルトと牛乳さえ用意すれば、自家製ヨーグルトは作ることができます。

ヨーグルトの選び方ですが、まずプレーンのものをオススメします。
ゼラチンや甘味料、ゲル化剤などが入っていないものを選んでください。

そして、自分の好みの乳酸菌や、味のものを選ぶようにしましょう。

用意するものは

・プレーンヨーグルト 100g
・牛乳 1ℓ
・容器と保温するもの

です。

ヨーグルトを作る方法②

容器に、プレーンヨーグルトを入れます。
そして、鍋に牛乳を入れ、沸騰させます。

沸騰した牛乳を35度~40度ほどに冷ました後、プレーンヨーグルトを入れた容器に、かき混ぜながら少しずつ加えていきます。

そして、保温したまま、5時間ほど置いたら完成です。

ヨーグルトは40度前後のときに活発に発酵するので、ヨーグルトメーカーなしで作るときは、発泡スチロールなどで、しっかり40度くらいで保温できる状態にしてください。

ゆすってみて、固まっていれば、できています。
作ったものは、なるべく早めに食べきりましょう。

自家製のヨーグルトをスターターとして使って、新たにヨーグルトを作ると、安く作り続けることができますが、変質には気を付けてください。

衛生面的にも何か異変を感じたら、すぐに処分するようにしてください。

自家製のものだと、何回か作ると乳酸菌が弱ってきてしまって、上手くできないこともあるようです。
数回作ったら、また市販のヨーグルトで、1から作ることをオススメします。

乳酸菌のことを知ったら、微生物に良いイメージも持てたのではないでしょうか?
ヨーグルトは健康にも良いですし、自家製のものを作って食べてみてくださいね。

乳酸菌の魅力

乳酸菌にも様々な種類がいて、働きが少しずつ違うというのは、とてもおもしろいですね。
その種類によって、作るヨーグルトにも変化が出るのも、とてもおもしろいです。

そう考えれば、メーカーによってヨーグルトが少しずつ、風味や食感が変わってくるのも納得です。

使っている乳酸菌の違うヨーグルトを食べ比べたり、作ってみるのも面白いかもしれませんね。