機械のなかった昔はお米のもみすりなども全て手作業だった?

今は、何でも機械がやってくれる便利な世の中になりました。

もちろん、私達が毎日食べているお米の精米にも、機械が使われています。

みなさんは、すべて手作業で、もみすりから精米を行う場合に、どれくらいの時間がかかると思いますか?

昔は、想像以上に多くの時間と、手間暇をかけてお米にしていたのですよ。

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現代は手作業ではなく機械で!お米が食卓にあがるまでの流れ

みなさんが毎日何気なく食べているお米…。
どんな工程を経て、ご飯が炊ける状態までになるかご存知でしょうか。

今現在は機械で行なわれていますが、昔は全てが手作業だったのです。

精米に実際に携わる機会がないと、細かい流れはなかなか分からないものですよね。

白いほかほかご飯を食べられるようになるには、いくつもの作業があります。

機械での流れをご紹介します。

①乾燥

収穫した「もみ」を乾燥機に入れて、ゆっくりと乾燥させます。

②もみすり

玄米にするために、お米の表面を覆っているもみ殻を除去します。

③選別

もみ殻などを除去した玄米をふるいにかけ、標準以上のサイズを選出します。

④精米

精米とは、玄米の胚芽と糠(ぬか)を削り取り、白米にする作業のことを言います。

精米は、糠を除去する具合により、玄米~三分づき米~五分づき米~七分づき米~胚芽米~白米と呼ばれています。

⑤精選

精白後のお米を、よく選別します。

この行程で、一部分が黒くなってしまったものや、異物をしっかりと除去します。

⑥計量、袋づめ

選別された白米は計量され、袋づめされて出荷されます。

昔の人は、もみすりをどんな道具を使って手作業していたか

現在では昔のように手作業ではなく、お米の選別から計量、袋づめまで一貫した作業ができる「自動選別計量機」という機械が使われていることもあります。

では、昔の人は、もみすりをどんな道具を使って手作業していたのでしょうか。

もみすりとは、もみをよく乾燥させた後に、もみから外側についているもみ殻を除去して、玄米にする作業のことです。

大正時代の中頃までは、土臼(どうす)を使ってもみをすり、「実」と「から」を分けました。

土臼(どうす)は、代表的なもみすり道具だったのです。

みなさんも、どこかで一度は目にしたことがないでしょうか。

■土臼(どうす)について

江戸時代に、中国から伝わりました。

上臼と下臼の円筒形で、胴(どう)に塩や石灰をまぜた土を入れて固く詰め、上下の臼(うす)が触れ合う面には、放射状にみぞが彫られていました。

このように、もみすりがしっかりと行えるように、工夫されていたのですね。

上部からもみを入れ、臼(うす)を二人で押し引きして回転させます。

すると、もみ殻がむけ、横側から玄米と、もみ殻が出てきます。

手作業から動力を使った「もみすり機」が登場

先ほどに引き続き、昔の人がもみすりをどんな道具を使って手作業していたのかについてご紹介します。

■石臼(いしうす)と臼台(うすだい)

米、麦、大豆などを粉にするための、石製の臼の総称です。

臼台(うすだい)は、石臼を載せる作業台のことをいいます。

上臼と下臼を重ね合わせて、上臼を手作業で回転させて穀物などを粉にしました。

原理は前項でお話した土臼と同様で、上の穴から少しずつ穀物を入れ、上臼を回すことにより粉になります。

上臼と下臼の接触面に刻まれているみぞの形状は、粉にしたい穀物の種類によって違います。

■立臼(たちうす)と杵(きね)

これらは、近い昔よりも、もっと古い時代から使用されていました。

まだもみすりの道具がないときには、立臼と杵で、もみすりから精米まで行いました。

■もみすり機

大正時代になってからやっと、動力を使用したもみすり機が登場しました。

大正5年には衝撃型のもみすり機が、また大正12年にはゴムロール式のものが発明されたのです。

衝撃型は、お米が割れやすいデメリットがあったので、ゴムロール式のものが世に広まっていきました。

私の産まれた家は農家で、お米も作っていました。

昔ながらの「もみすり機」も家にありました。

祖父母や両親が、もみすりの作業をしていた姿の、懐かしい記憶がよみがえります。

昔ながらにもみすりを手作業してみよう

機械がなかった昔を思い出して、もみすりを手作業で行って、玄米にする体験をしてみませんか。

手作業のもみすりは手間や時間がかかりますが、体験してみると、昔の人の苦労やお米の有り難さが分かると思います。

では、やり方をご紹介します。

☆すり鉢を使う場合

①すり鉢と、軟式の野球ボールを準備しましょう。

②お米の表面を覆っているもみ殻つきのものを、ひとつまみくらい、すり鉢に入れます。

③それを軟式の野球ボールで、下側から少しずつ上側に回転させながら、すり上げていきましょう。

④この作業を数回繰り返すと、お米からもみ殻がはずれていきます。

この際に、面倒だから一気にやってしまえ!と、悪魔のささやきが聞こえる方もいるでしょう。

しかし、ここは我慢です…。

なぜならば、お米を多く入れ過ぎると、もみがすり鉢と接する面が少なくなって、はずれにくくなるからです。

時間はかかりますが頑張って、ひとつまみ毎に、丁寧にすり上げてください。

もし、軟式の野球ボールがない場合は、すりこぎ棒でも代用できます。

ただし、力が強いとお米が割れてしまう場合があるので注意しましょう。

昔から食べられていた玄米を土鍋で炊く方法

もみすりを手作業で行うのは、労力が必要で、本当に大変ですよね。

今は、炊飯も炊飯器のスイッチをポンッと押すだけで簡単にできます。

ですが、ここでは、昔から食べられていた栄養満点な玄米を、土鍋を使って炊く方法をご紹介します。

炊飯器とは、一味違う美味しさが味わえますよ。

【玄米ご飯の材料 2~3合分】

☆2合の場合

・玄米 2合
・自然塩 小さじ1/2
・水 500ml

☆3合の場合

・玄米 3合
・自然塩 小さじ2/3
・水 750ml

【作り方】

①土鍋に浸水させた玄米・水・塩を加えたら、やさしくかき混ぜて、塩をよく溶かしましょう。

②土鍋で玄米を炊く場合は、始めから強火にかける必要はありません。

強火にかけると、土鍋の底が濡れていた場合、土鍋が割れてしまう可能性があるからです。

ですので、フタをして土鍋を中火にかけ、沸騰するのを待ちます。
不安ならば土鍋のフタをとって、沸騰しているかどうかを確認しても大丈夫です。

③沸騰したら、弱火にして25~30分間炊きます。

25分くらい経過すると、勢いよくフタの穴から出ていた蒸気が弱くなって、鍋肌からも泡が出なくなっているはずです。

そのときに、一度フタを開けてみて、鍋肌に水分が残っていないかをチェックします。

④水分がなくなっていたら、蒸らしのために30秒くらい強火にしてからフタをして、10分蒸らしましょう。

蒸らし終わったら、さっくりと混ぜ合わせて出来上がりです。

昔も今も玄米の栄養効果は凄い!酵素玄米の作り方

今回の記事では玄米にするために、昔は、もみすりをどんな道具で、どのように手作業していたかをご紹介しました。

最後に、ヘルシーな酵素玄米についてお話します。

酵素玄米を積極的に食べる人の多くは、健康の維持増進や美容目的であると言われています。

元来、玄米が栄養豊富な食べものという認識は、健康食品ブームでもある今日においては、知っている人も多いですよね。

玄米は白米と比較しても、沢山の食物繊維やミネラル、ビタミンなどが含まれています。

しかしながら、玄米には少し食べにくいという欠点もあり、現代人の口に合わないことも多いのです。

玄米が食べにくくて、苦手な方におすすめなのが「酵素玄米」です。

玄米を発酵させることにより、栄養価もさらにアップし消化も良くなるので、一石二鳥ですね。

【酵素玄米の作り方】
 
①玄米4合、小豆50g、天日塩3g(2合の場合は各半分を目安に)を用意します。

②玄米と小豆を軽く洗って、半日ほど水に浸しましょう。

③ボウルに玄米と水600cc、天日塩、小豆を加え入れて、均一になるまで混ぜ合わせます。

④ ③を炊飯器に入れ「玄米コース」で炊きます。

⑤炊き上がったら40~50分ほど蒸らし、上下を返すようにして混ぜましょう。

⑥炊飯器を保温にしたまま、1日1回かき混ぜて、3日経ったら食べてください。

いざ作ってみると、時間と手間暇がかかりますが、それに見合った分の美味しさや栄養が摂取できますよ。

いつも食べているお米に感謝の気持ちを持とう

いかがでしたか。

機械がなかった昔の手作業による精米は、時間も労力も必要で、本当に大変な作業だったのですね。

昔の人は、大変な思いをしたからこそ、お米一粒の大切さを感じられたのかもしれません。

便利な現代においても、お米を毎日食べられることへの感謝の気持ちを持ち、お米を無駄にすることのないようにしましょう。