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離乳食に使う出汁は市販の大人用と同じ出汁ではダメなの?

      2017/09/01

離乳食に使う出汁は市販の大人用と同じ出汁ではダメなの?

初めてのお子さんの時には離乳食はすごく悩みますよね。

離乳食なので、「薄味」が良く、その為に出汁を使うというのは良く知られています。

ただ、市販の大人用と同じ出汁で良いと考えていらっしゃる方が結構います。

単刀直入に言うと、市販の大人用と同じ出汁を使わない方が良いです。

今回はその理由や、市販の大人用と同じ出汁に頼らない方法等も紹介します。

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離乳食に市販の大人用と同じ出汁を使わないでほしい理由

ずばり、市販の大人用と同じ出汁には塩分が入っているからです。
特に離乳食を始めたばかりの赤ちゃんには塩分は全く必要ないです。
また、市販の大人用と同じ出汁は化学調味料が入っている可能性が非常に高い為、赤ちゃんには好ましくありません。

厚生労働省も「離乳食初期に調味料は必要ないが、離乳食の進行に応じて食塩や砂糖等の調味料を薄味で利用しても良い」としています。

離乳食を始めたばかりの赤ちゃんの舌は、母乳やミルクしかまだ知らない状態です。
そんな舌に離乳食を食べさせると、どんどん離乳食の味を吸収して覚えていきます。

人間には「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨味」という5つの味覚があります。
その味覚を舌にある「味蕾」という感覚器官で感知します。
赤ちゃんにはその「味蕾」がなんと、大人の1.3倍もあるのです。

また、「味蕾」での赤ちゃんの感覚はとても敏感で、且つ繊細なので、薄味でも十分に味覚を感じる事ができます。

離乳食の時に大人と同じ出汁を使い濃い味に慣れてしまうと、赤ちゃんの味覚形成の段階で「濃い味」が自分の味付けになってしまい、大きくなってから生活習慣病につながる可能性が出てきてしまいます。
離乳食の時期が赤ちゃんの味覚を形成する時期なので、味覚を形成する為に何をどんな味付けで食べさるかがとても重要になってきます。

市販に頼らない!家庭で簡単にとれる離乳食用の出汁のとり方

市販の大人用と同じ出汁を極力使わないようにする為には、家庭で出汁をとるようにすれば、離乳食が簡単にできてしまいます。
家庭で出汁をとると聞くとハードルが高く面倒に感じますが、意外に簡単にとれてしまうのです。

しかも、塩分や添加物が含まれている市販の大人用と同じ出汁では、他にも何が入っているか分からないので、家庭でとれると安心というメリットがあります。

また、1回1回買わないといけない市販とは違い、家庭で出汁をとると原材料を買うだけで済むので、安くつくというメリットもあります。

では、いくつかの出汁の簡単なとり方を紹介します。

★離乳食初期・・・昆布出汁

材料:
・昆布6g
・水600cc

作り方:
鍋に水と昆布を入れて20分くらい放置します。
その後鍋を弱火にかけ、鍋のふちにプツプツと泡が出たら沸騰直前なので、昆布を取り出し火を止めます。

★離乳食中期・・・かつお出汁

材料:
・鰹節12g
・水600cc

作り方:
鍋に水を入れて火にかけ、沸騰したら鰹節を一気に加えます。
火を止めて鰹節が沈むのを待ち、沈んだらザル等で濾します。
濾す時に強く絞るとエグミが出てしまうので注意してください。

★離乳食後期・・・にぼし出汁

材料:
・煮干し20g
・水600cc

作り方:
煮干しの頭と腹わたを取り除きます。
鍋に水と煮干しを入れて中火にかけ、沸騰したら弱火にしてアクが出たら取り除きます。
5分くらい弱火で煮たらザル等で濾します。

上記で紹介した離乳食の初期は特にですが、アレルギーの源になるアレルゲンが含まれていない昆布から必ず始めるようにしてくださいね。

次は離乳食の目安等を紹介します。

離乳食初期の市販ではなく家庭でとった出汁のレシピや離乳食の目安

離乳食初期の市販ではない家庭でとった出汁を使い、どんな硬さ等が良いかの目安等を紹介します。

離乳初期は5~6か月くらいで、ゴックン期とも呼ばれています。
この時期は母乳やミルクから食事をスタートさせる時期です。
「母乳やミルクの液体ではない食事方法があるんだよ」と、赤ちゃんに教えると考えてください。
あくまでも、食べさせる事が目標ではないです。

まずは10倍粥から始めてください。
10倍粥は、お米:水=1:10の割合の粥を言います。
10倍粥をすり鉢等で粒が完全になくなり、ドロドロの状態になるまですり潰してください。

この10倍粥を1週間食べさせてください。
1週間経過したら、野菜→豆腐に移行して、白身魚も慣れてきたら食べさせてください。

野菜は小さく切って、家庭でとった昆布出汁で柔らかくなるまで茹でて10倍粥と同じ要領ですり潰してください。
繊維が多い野菜はすり潰した後に濾してください。

離乳食を始めた1か月はなるべく午前中に1回のみ食べさせてください。

1か月経過した後に2回食に増やしてみてください。
特に離乳食を始めたばかりの時は、何かあってもすぐ病院へ行けるような時間帯に食べさせてくださいね。

離乳食中期の市販ではなく家庭でとった出汁のレシピや離乳食の目安

離乳食中期の市販ではない家庭でとった出汁を使い、どんな硬さ等が良いかの目安等を紹介します。

離乳食中期は7~8か月くらいで、モグモグ期とも呼ばれています。
この時期は、出汁の旨味だけのドロドロした状態から、ほんの少量なら醤油等での味を付ける次の段階に上がります。
「旨味」が分かるようになり、「食べる」という行為に興味を持ちだす時期でもあります。

離乳食を初めて2か月経過した頃に移行しましょう。
または食事に慣れて、食べ物を口に入れて飲み込む事ができるようになるのが目安です。
7倍粥を食べさせてください。
7倍粥は、お米:水=7:1の割合の粥を言います。
初期のように完全にすり潰すのではなく、少し粒が残るくらいにしてください。
親指と人差し指で潰れるくらいの硬さが目安です。

野菜は小さく切って、家庭でとったかつお出汁で、舌で押しつぶす事ができるくらいの硬さまで茹でて食べさせてください。
舌を上手に使う事ができるようになり、舌と上顎を使って柔らかい食塊を潰す事ができますので、舌で押し潰す事ができるくらいの硬さなら、小さめでそのまま食べさせて大丈夫になります。

また、片栗粉やくず粉等でとろみをつけてあげると飲み込みやすくなります。
この時期には、「ごはんとおかずの組み合わせのバランス」を教えてあげましょう。

離乳食後期の市販ではなく家庭でとった出汁のレシピや離乳食の目安

離乳食後期の市販ではない家庭でとった出汁を使い、どんな硬さ等が良いかの目安等を紹介します。

離乳食後期は9~10か月くらいで、カミカミ期とも呼ばれています。
この時期は、自分で手で持って食べたがる赤ちゃんもでてくる時期です。
食事に対して意欲がある証拠なので、手づかみさせて食べさせて良いです。

カミカミ期に段階を移行するのは、食べ物を丸飲みではなく、口をモグモグさせて食べる事ができれるようになるのが目安です。

お粥は中期のモグモグ期と同じ要領で作り、硬さも一緒ですが、歯茎で潰す事ができるようになってきていますので、潰す事はしなくても大丈夫になります。
主食をお粥だけでなく、蒸しパン等を食べさせても良いです。
バラエティーが広がり「食」に興味が湧きます。

市販の出汁ではなく家庭でとったかつお出汁やいりこ出汁で柔らかく茹でて小さくした野菜等を蒸しパンの中に入れると、色もキレイになり野菜も摂れて一石二鳥です。

また、出汁で柔らかく茹でた野菜スティックを手づかみで食べさせてあげると喜びます。
中期のモグモグ期よりも少し固めで、熟れたバナナくらいの食感が目安です。
大人と同じ3回食になるので、なるべく一緒の食卓で大人も食べてあげられると良いですね。

離乳食完了期の市販ではなく家庭でとった出汁のレシピや離乳食の目安

離乳食完了期の市販ではない家庭でとった出汁を使い、どんな硬さ等が良いかの目安等を紹介します。

離乳食完了期は11~12か月くらいで、パクパク期とも呼ばれています。
3回食の離乳食にも慣れて落ち着いてきて、大人の食事への段階に移行する時期です。
食べ物をちゃんと噛んでいるのが分かればパクパク期に移行してください。

パクパク期に来たら、大人とほぼ同じ食事で大丈夫ですが、やはり濃い味付けはまだ食べさせない方が良いと言えるでしょう。
濃い味の物の時には、大人用に濃い味付けをする前によけて、薄い味のまま食べさせてあげてください。

大人にも市販ではなく子どもと同じ離乳食の出汁を使用すれば良いので、大人もしっかりと出汁の風味を感じられる食事が食べられます。
主食は大人と同じ白ご飯を食べさせて良いです。

この頃には歯も生え始めていますので、舌や歯茎で潰すのではなく、歯で噛む事ができるようになっています。
見た目も大人と同じ食事にして、大人と同じ食卓を囲む事で「食事」が楽しいと思える環境作りも大切です。

また、食べる食事と食べない食事がでてきますので、大人が美味しい姿を見せてあげるとつられて食べるようになってきます。

市販のではなく出汁を使った離乳食から始まる赤ちゃんの味覚形成

母乳やミルクしか知らない赤ちゃんに与える離乳食は、その赤ちゃんの身体を作る上で重要なのは誰しも分かっている事です。

そこにプラスして、赤ちゃんの未来の「味覚」の形成につながる非常に重要な食事だという事が分かったかと思います。

面倒になってしまう出汁ですが、市販の大人と同じ出汁を極力使用せずに、家庭で作った出汁を使用して、赤ちゃんのこれから何十年と続く「食習慣」を作ってあげるのも、保護者としての役目なのではないでしょうか。

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