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野菜をどこで買いますか?時代と共に変わりつつある販売方法

      2017/08/07

野菜をどこで買いますか?時代と共に変わりつつある販売方法

農業従事者の高齢化が進む一方で、新規で就農する若者を応援するという動きがあります。

新規就農する場合、サラリーマンとは違い、どのように収入を得ればいいのか不安な気持ちになると思います。
野菜を栽培する技術がいちばん大切ですが、栽培した野菜をどのように売っていくのかというのも、農業の大切な要素になっています。

農家になった人の、野菜の販売方法についてお伝えします。

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野菜作りを始めるには

現在、農業従事者の平均年齢は、65歳を超えています。
農家を継ぐ人が少なくなり、今までの農業のやり方では、継続が難しくなっているのかもしれません。

その一方で、新規就農者を応援する動きも出始めています。

新規で農業を始めるには、初期に掛かる費用が莫大です。

●農地の購入・借り入れ
●機械・機具の購入・借り入れ
●施設の建設・借り入れ

などの費用が掛かるうえ、作物が売れるようになるまで、自分の住宅費や生活費も掛かります。
新規就農時に掛かった費用は、平均で約800万円になるそうです。

ですので、簡単な気持ちで農業を始めることはできません。

新規就農者を応援する制度として、国は、「青年等就農支援資金」という制度を設けています。

簡単に言うと、新規就農しようとしている希望者に対して、就農開始時に必要な費用を国が無利子で融資してくれるという制度です。

借り入れには条件がありますので、よく確認することが必要です。

「自然の中で暮らしたい」「ストレスから逃れたい」という気持ちだけでは、農業は始められません。

野菜が収穫できるようになっても、そこから自分で販売方法を模索していくことも大切になってきます。

どのような販売方法があるのか、見てみましょう。

昔ながらの販売方法

野菜を買うのは、『スーパーの野菜売り場』『八百屋さん』『道の駅』『直売所』というところでしょうか。

道の駅や直売所は、お住まいの地域によっては難しいかも知れません。
であれば、たいていの人は、スーパーで買うということになりますね。

さて、農家はどのように野菜を売っているでしょうか。

多いのは、JAや市場に卸すという、昔ながらの販路です。
JAや市場に売れば、売り先や販路の心配をすることなく、農業に専念することができます。

デメリットは、卸価格を自分で決められないことと、手数料を取られるということです。

収入の見込みが付きにくいですし、規格外の野菜は買い取ってもらえません。

ブランド野菜に力を入れている地域は、JA共同市場出荷という場合があります。
地域で農産物部会を作り、JAが主体となって共同出荷をするのです。

部会に入り、品質が良い野菜を作れば、全量買取で販売できるので、売れ残りの心配などがありません。

また、こういったブランド野菜は、栽培方法が確立していますので、安定して大量に野菜を作りやすいともいえます。

しかし、地域によって、共同出荷を行っていないところもあります。

また、JAへの販売手数料も高く、野菜自体の手取りは安くなってしまいます。

規格がきっちり決まっているので、規格外の野菜も出荷することはできません。

野菜直売所で販売する

もし、ご近所に直売所や道の駅があるのであれば、そこで売るのも良いでしょう。

地元の農家が直接野菜を売るために存在しているのですから、お近くにあれば、気軽に利用することができます。

直売所の店長か、組合長に相談すれば、出荷することができます。
家庭菜園程度の人でも出荷できますので、気軽ですね。

この販売方法であれば、販売手数料が安く済みます。

心配なのは、売れ残りです。
売れ残った野菜を毎日、自分で引き取りに行く必要があります。

少し面倒かもしれません。

数日間野菜を並べたい場合でも、毎日直売所へ行って野菜を並べ、また夕方には引き取りにいかなければならないのです。

販売価格は安く設定されています。
家庭菜園程度の人でも出荷できるのですから、安くなるのは仕方ないでしょう。

もちろん、野菜によっては高く売れる場合もあります。

JAの直売所は、手数料が安く設定されていますので、基本的に清掃なども利用する農家が負担します。

他の農家とコミュニケーションを取る良い機会と考えることもできますが、そういったことが面倒という人には向いていないかもしれません。

レストランに直接野菜を販売する

レストランやホテルに直接卸すという販売方法もあります。

レストランを直接契約を結び、指定された野菜を指定された量作り、決められた日時に出荷するという契約や、季節ごとの旬の野菜を旬ごとに届けるという契約もあります。

近年では、オーガニックレストランが人気ですし、野菜に重点を置いたレストランも増えてきました。

値段よりも、野菜の質やおいしさを重視してくれますので、野菜の価値を見出してくれます。

ですので、有機栽培や無農薬野菜を栽培している農家は、このような販売方法で営業しやすいでしょう。

日本では、あまり栽培されていない野菜なども、レストランが目を止めてくれやすい品目です。
高級レストランに取引をしてもらえれば、高値で売ることもできます。

有機栽培を行っている農家は、こちらの販売方法が良いでしょうが、高級レストランであれば、やはり過去の実績などが問われます。

ある程度の野菜の栽培歴がないと、契約してもらえないかもしれません。

レストランやホテルの規模によりますが、この場合、大量に買ってもらうことは難しいです。

何店舗か、顧客を持つ必要があります。

また、レストランから注文がない場合、売ることができません。

メニューによって、使う野菜や食材が変わったりすると、せっかく作った野菜が売れないということも起きてしまいます。

作る野菜について、レストランと事前の打ち合わせが必要になります。

いちばん大切なのが、納期の約束です。
決められた日時に野菜を納めないと、レストランがお客様に料理を出すことができなくなってしまいます。

こうなると、大きな損害になってしまいます。
契約するのであれば、注意しましょう。

インターネットで販売する方法

インターネット上に、自分のショップサイトをオープンして、インターネットで売るという販売方法もあります。

現在では、インターネットで買い物をすることが当たり前になりました。

個人の農家でも直接販売できますので、ネットショップを使用している農家も年々増えてきているようです。

無料で開業できるのもメリットです。

ただ、普通の野菜では、たくさんあるネットショップの中で、販売を継続していくことは難しいでしょう。

無農薬野菜・有機野菜や、他では売っていない変わった野菜を扱っているなど、何か「売り」がないと消費者に目を止めてもらえません。

農産物流通ベンチャー企業を使うのも、ひとつの手段です。
野菜が高品質であれば、高い値段で安定して出荷することができます。

宅配をメインにしている企業と、首都圏の農産物直売所への流通に特化している企業とあります。

宅配企業の場合、高品質な野菜を直接消費者にお届けするということを売りにしています。
高品質なおいしい野菜を一定の量作れれば、消費者に直接販売することができます。

もう一方の流通企業であれば、首都圏の農産物直売所を地方にいながら利用することが可能になります。
農家の側からすると、いつでもこちら側の都合で、大量に出荷できるというのが売りです。

種類も値段も農家側で決めることができる上、野菜の規格も厳しくないので、利用しやすいでしょう。

デメリットとしては、手数料が高いということです。
流通にコストが掛かっているので、手数料も高くなってしまいます。

ある程度の金額で野菜を売ることができなければ、地元で売った方が手取りが高くなります。

高く売れる野菜というのは、無農薬のおいしい野菜や、安全な野菜です。

付加価値のない野菜は、やはり高く買ってもらうことはできません。
特徴のない野菜は企業にとって「売り」がなく、取り扱いにくいのです。

フリーマーケットで販売する方法

もしお近くで、手作りマルシェやフリーマーケットが開催されていたら、そこに出店するという方法があります。

こういった地域イベントは、定期的に開催されていることが多いです。
出店者募集の情報を収集し、そこに参加して、直接販売します。

お客様が直接野菜を見て購入することができるので、規格外の野菜も販売しやすくなっています。
また、生産量が少ない野菜を売ることもできます。

出店料、移動の交通費などを考慮し、販路を増やす宣伝という意味で出店しても良いでしょう。

買ってくださるお客様の顔が見えるので、農家にとってもやりがいのある販売方法です。

フリーマーケットで自家製野菜を販売するのは、特に営業許可は必要ありません。

ただ、開催しているフリーマーケットの規定で禁止されていると出品できませんので、事前にフリーマーケットの事務局に確認しましょう。

野菜を加工したものや、野菜を使って作ったお菓子などは許可・届出が必要になります。

条件は各自治体で違ってきますので、必ず保健所で確認しましょう。

野菜の販売方法は多様化している

野菜の販売方法は、多様化してきています。

それぞれの販売方法には一長一短がありますので、新規就農者はどのような経営を目指しているのかを考える必要がありますね。

消費者も、どのような野菜が買いたいのか、食べたいのかを考えて買う時代になりましたので、選択肢が増えていることについては、良い傾向ではないかと感じています。

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