絶品!牛筋を使ったカレーや煮込み料理のレシピのご紹介

皆さんは、牛筋って好きですか!?

牛筋は、おでんの具によく使われていますよね。

今回は、子供から大人まで大好きな鉄板レシピであるカレーの具に、牛筋を使ってみたいと思います。

カレーは食卓に登場する頻度が高いので、味のバリエーションを増やすためにも、オススメ&ちょっと変わったカレーの隠し味についてまとめました。

また、牛筋を使った煮込み料理のレシピもご紹介しますので、ぜひ作ってみてください。

日本でのカレーの歴史について

カレーはラーメンのように、日本の国民食と言っても過言ではないくらい人気がありますよね。

今やカレーに使われる具は、定番の野菜から牛筋を使った凝ったものまで多種多様で、沢山のカレーのレシピが存在します。

日本のカレーは、インドを植民地にしていたイギリス人が自国に持ち帰り、欧風にアレンジを加えたものが伝わったものです。

それをさらに日本風にアレンジされたものが、今、皆さんが食べている日本のカレーのルーツです。

カレーが実際に食べられるようになったのは、意外にも明治の始めからなのです。
その後、様々なカレーが次々に誕生しました。

大正12年には、日本で初のカレー粉が作られました。
現在、固形のカレールーやレトルトカレーなど色々な種類のものがあり、各家庭で愛用されています。

外食産業としては、徐々にカレーの専門店が増えていきました。
提供されるカレーも、欧風カレー・インドカレー・パキスタンカレーなど、国際化するとともに、多様化してきました。

好きな方も多いカツカレーやスープカレーって、実は日本が独自で考えたものだってご存知でしたか。

「牛筋と甘酒の秋田美人カレー」や「くまもとトマトカレー」のようなご当地カレーも人気で、続々と販売されています。

オススメなカレーの隠し味のご紹介

牛筋カレーのレシピをご紹介する前に、カレーを頻繁に作る方へのオススメな隠し味をご紹介したいと思います。

☆ニンニク

ニンニクは、カレーの隠し味の鉄板ですよね。

薄切りにしたニンニクを、玉ねぎを炒めているときに入れましょう。
入れる量はお好みで。

市販されているガーリックパウダーを使ってもオッケーです。

☆コーヒー

固形ルーを使わずに、いちからカレーを作る場合に特にオススメです。

コーヒーを入れることで、カレー独特のスパイシーな香りを、さらに引き立ててくれます。

インスタントコーヒーで大丈夫です。

インスタントコーヒーを小さじ1から2杯をお湯で溶かしてから、カレーに混ぜましょう。

使用量は、多すぎないように気をつけましょう。

☆チョコレート

カレー独特の香辛料の香りが苦手な方や、お子さん向けに作るカレーには、チョコレートがオススメです。

チョコレートを使うことでコクが出たり、マイルドさがプラスされます。

基本的には、板チョコを使いましょう。

入れるタイミングは、カレーが完成して、あとは煮込むだけというときに、板チョコを3分の1から半分くらいを細かくして溶かすようにしましょう。

チョコレートを入れるときは、少量ずつ溶かして、味を確認しながら調整するようにしましょう。

こんなものもカレーのレシピに加えると味の変化が楽しめるかも!?

先ほどご紹介したもの以外にも、味の変化が楽しめる隠し味について、まとめてみました。

いつものカレーの印象をチェンジすることができるかもしれませんよ。

☆ハチミツ、ジャム

ハチミツやジャムを使うことで、カレーのコクと甘さをアップさせることができます。

ハチミツは、カレーが完成する直前に、大さじ2杯くらいを入れましょう。

フルーティーさが欲しいのならば、ジャムを使うとよいでしょう。
甘さや酸味も強いマーマレードやブルーベリーがオススメです。

☆ケチャップ、トマト缶

お子さん向けのカレーを作るときにオススメなのが、常備されているケチャップやトマト缶です。

カレーに入れると、ハヤシライスのようになります。

カレーの味に、ほんの少し甘みや酸味をつけたいときにはケチャップを、トマト感をがっつり出して本格的に味の変化を楽しみたいのならトマト缶を・・。

作るときの気分によって、使うものを変えるといいでしょう。

☆カルピス、ヨーグルト

甘みは欲しくないけど、カレーをマイルドにしたい方にオススメなのが、カルピスやヨーグルトです。

すっきりとした爽やかな酸味が、カレーを食べたときの印象をバッチリ変えてくれます。

ただし、入れる量が多いと味ぼけしたり、酸味が強くなりすぎるので注意しましょう。

次は、牛筋カレーのレシピをご紹介する前に、牛筋についてお話します。

牛筋カレーを作りたい!牛筋について

皆さんの牛筋のイメージってどんなものですか。

「固い」「臭みがある」「手間がかかる」という、負のイメージが真っ先に出てきませんでしたか?

ここで、牛筋についてのマメ知識をご紹介しますね。

牛筋は、牛のアキレス腱、または腱の付いた肉のことです。
固さや臭みから、需要も少なく、一般家庭の料理に使われる頻度は少ないですよね。

しかし、そんな扱いにくい牛筋も長時間煮込むと、トロトロで柔らかくて、美味しい牛肉に変身します。

煮汁に浮いてくる脂肪を取り除く裏技は、一晩冷やすことです。

脂肪が固まるので、楽に取ることができます。

牛筋料理の代表的なものをご紹介します。

・定番の牛筋の煮物
兵庫県の郷土料理でゆでこぼした牛筋を、お酒だけで炊いて醤油で味付けしたものが有名です。

・どて煮
愛知県の名物です。
牛筋や、モツ、野菜などの具を赤味噌で煮ます。
名古屋では家庭料理はもちろん、食堂や居酒屋でも親しまれています。

実は、関東ではモツを、関西では牛筋が、よく料理に使われているのです。

関西では、おでんの具としても牛筋が使われていますよね。
地域によって、よく使われる肉の部位が違うなんて不思議ですね。

次は、いよいよ牛筋カレーのレシピをご紹介しますね。

圧力鍋を使った牛筋カレーのレシピ

ここでは、圧力鍋を使った牛筋カレーのレシピをご紹介します。

圧力鍋を使うと、柔らかく煮たり、アクや臭みを取るのが短時間で可能なので、とても便利ですよ。

牛筋がトロトロでとろけそうな、コクのある美味しいカレーをさっそく作ってみましょう。

☆材料(4人分)

・牛筋 200から300グラム
・玉ねぎ 中玉を4つ
・ニンニク 2から3かけ
・カレールー 1箱
・焼肉のタレ 大さじ1
・インスタントコーヒー 小さじ2
・牛筋をゆでる用の水 700cc
・後から鍋に足す用の水 600cc

1)
前の日の夜に、水700ccを圧力鍋に入れて牛筋をゆでます。
圧力鍋が加圧しはじめたら、弱火で10分ゆでて、その後は放置しておきます。

2)
牛筋のアクや、余分な脂肪のかたまりを取り除いておきます。

3)
ニンニクはざっくり切って、玉ねぎも大きめに切っておきましょう。

4)
鍋に油を入れたら、ニンニクと玉ねぎを炒めます。
甘みを出すためにも、玉ねぎがあめ色になるまで、じっくりと炒めてください。

5)
牛筋を、旨味がギュッと詰まった煮汁ごと4)に入れて、水600ccを足して、また煮込みます。

6)
沸騰後に火を止めたら、ルーを入れて溶かします。

ルーを溶かしたら、再度火をつけて、10分くらい煮込みましょう。

7)
隠し味にインスタントコーヒーと焼肉のタレを少し入れ、よく混ぜたら出来上がりです。

牛筋とこんにゃく煮込みのレシピ

牛筋カレーの他にも、牛筋煮込みも人気の料理です。

最後に、コラーゲンがたっぷりな「牛すじとこんにゃく煮込み」のレシピをご紹介します。

■材料(2人分)

・牛筋 250グラム
・こんにゃく 1/2枚
・せん切りしたショウガ 1/2片

├しょうゆ 大さじ1
├砂糖 小さじ1/4
└だし汁 500cc

準備にかかる時間は、およそ30分
調理時間は、およそ1時間30分

<作り方>

1)
皮をむいたショウガは、せん切りにします。

2)
牛筋は、熱湯でゆでます。

3)
ゆでた牛筋を鍋から取り出し、食べやすい大きさに切ります。

4)
こんにゃくはスプーンを使って、食べやすい大きさにします。

5)
熱湯に入れて煮込み、アクを抜きます。

6)
鍋に水・牛筋・ショウガの皮を入れて強火にかけましょう。

7)
沸騰したらアクをとり、牛すじが柔らかくなるまで弱火で煮込んだら取り出します。

8)
鍋に牛筋・こんにゃく・ショウガ・☆を入れます。
沸騰したらフタをして、30分くらい弱火で煮込みます。

9)
今度は、フタをとって煮汁がなくなるぐらいまで煮込みましょう。

10)
これで、美味しい牛すじとこんにゃく煮込みが完成です。

ぜひ、作ってみてくださいね。

牛筋を使った美味しい料理を作ろう

いかがでしたか。

牛筋は固いので、食べやすいようにアクや臭みを取りながら、じっくりと煮込む必要があるために、下処理に時間がかかるデメリットがあります。

しかし、牛筋肉とその煮汁には、女性が嬉しいコラーゲンが沢山詰まったゼラチン質が含まれています。

美味しくて、お肌にも良い効果が期待できる牛筋料理にチャレンジしてみましょう。