エコな野菜作りをしよう!肥料に米ぬかを使ってみませんか

ガーデニングや家庭菜園などで、ご自宅で土いじりを楽しむ人も増えてきましたね。

まず野菜や花を育てるために、土には肥料を混ぜて使うでしょう。
でも、あんまり強い薬は使いたくないと思っている人もいると思います。

そんな時にオススメなのが、米ぬかです。
安価に手に入り、地球にも優しい米ぬか肥料を使ってみませんか。

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野菜を育てるときに米ぬかは肥料として使える?

玄米を白米に精米する時に除かれる米ぬかは、野菜などを育てる際の肥料に最適と言われています。
そもそもお米の栄養の90%以上は、精米で除かれるぬかと胚芽に含まれていると言いますので、良い肥料になるのも当然ですね。

現在は家庭用の精米機を使って自分で精米する方も増えている様ですので、その時に出る生の米ぬかが肥料に使えるでしょう。

ただそのままだと脂肪分を多く含んでいるので中々分解されません。
また脂が多いという事で水をはじいてしまう為、塊になってしまい、そこが害虫や雑菌の巣窟になる可能性が高いので、肥料には不向きなのです。
その為肥料として販売されている物は、生のものを絞って油抜きした「脱脂米ぬか」がほとんどです。

米ぬか肥料は窒素、リン酸、カリといった基本成分はもちろんの事、元が米ですから糖分やたんぱく質も豊富です。
分解がゆっくりの為、作付の2週間ほど前に撒いて土に良く混ぜ込むのが重要です。
なお生の米ぬかは肥料としては不向きでも、堆肥やボカシ肥を作る時に使えるので、捨てないで下さい。

生の米ぬかは野菜の肥料として使えない?

前項で生の米ぬかが野菜などの肥料に向かないとお話しましたが、もう少し詳しく説明しましょう。

生の米ぬかの成分はほとんどがデンプンの為微生物の分解を受けやすく、気温が高いとカビが生えやすいです。
またカビが生えない時期でも、種子などを食す害虫のタネバエが多く発生する様です。
それから元々分解が遅い為に冬場ではほとんど進まず、肥料としての効果を発現できません。

しかし米ぬかは有用成分が豊富な上に、分解の遅さは裏を返せば長い期間肥料として使えるという事なので、最高の有機肥料と成り得るのです。
しかも安価ですから、コストパフォーマンスも最高です。

そこでここでは、生の米ぬかの上手な使い方を紹介します。

まず1つには根っこから離して使用する事、もう1つは先に撒いておき分解されてから作付を行う、予肥としての使用です。

前者は栽培期間が長く畝間の広い、ネギやサトイモの追肥に向きます。
一方後者はやせた土地で育てるのに向いている、大根やにんじんなどの根菜類に効果があります。
ただし水分が足りないと十分に分解されないので、水切れに注意して下さい。

米ぬか肥料の上手な使い方!軟弱野菜は元肥だけでOK

作物には栽培期間が短い物もあれば、長い物もあるので、それに伴って必要な肥料の量も当然変わってきます。

更に肥料を一気に与えると、根が傷む上に、吸収できなかった分が地下水などの自然に放出されてしまいます。
その為、肥料は元肥と追肥という形で分けて与えるのが基本となります。

ただし栽培期間の短い軟弱野菜ともよばれる、小松菜やほうれん草は元肥だけで十分に育ちます。

まず元肥は作付前に畑に撒きます。
石灰資材を投入してから約1週間空けて、化学肥料は作付の4~5日前、米ぬかなどの有機肥料は1~3週間前に撒きます。
作物によって、根っこの周辺に撒いた方が良い物と、畝全体に混ぜ込むのが良い物があるので確認して下さい。

基本的な要素(窒素、リン酸、カリ)の内、窒素とカリは元肥で必要量の半分を使いますが、リン酸は土に浸透しにくいので元肥で全部使います。
その為、三要素が等量含まれている化成肥料などを使う場合は、窒素とカリの分量に合わせて使用し、リン酸のみ単肥として加えたほうがいいでしょう。

米ぬかなどの有機質肥料の場合も含まれている成分が違うので、必要な分は単肥で補う様にしましょう。

米ぬか肥料の追肥は野菜によって量を変える

作付後1か月ほど経過すると元肥の効果が薄れてくるので、ここで追肥を施します。
上記の様にリン酸は元肥に全容量を使いましたので、追肥は窒素とカリのみを施します。
従ってNK化成という窒素とカリしか入っていない化成肥料を使う方が効率が良いです。
1か月に1回程度が目安ですが、野菜の種類によっても差があるので、確認して追肥して下さい。

追肥は早く効かせなくてはいけないので、効果が出るのが遅くなる有機肥料の場合は、発酵しているぼかし肥や鶏のフン、魚かす、草木灰などを利用して、分解を早める為に土と良く混ぜて使います。
ちなみに生の米ぬかは、ぼかし肥を作る時の発酵を促進してくれる効果がありますので、捨てずに使用して下さい。

追肥は根が伸びる先に施す必要があります。
その為、当然作物によって違うわけですが、ウネの株間や肩、通路などは必須でしょう。
また地上部の外周辺りまで伸びている物もありますので、広めに撒いておく必要があります。

優しい野菜作りに最適!ぼかし肥料って何?

先ほども触れましたが、ぼかし肥という有機肥料がありますが、有機野菜を栽培する方にとっては欠かせない物ですので、詳しく紹介しましょう。

ぼかし肥とは、油かすや米ぬかに土やもみ殻を混ぜて発酵させた肥料の事です。
有機肥料は微生物に分解されないと効果が発揮されないので、効果が表れるのに時間が掛かるのですが、すでに発酵されているぼかし肥であれば作物にすぐに効かせる事が出来ます。

また効果が長持ちする事から、長い栽培期間を擁する作物に効果的です。

まずぼかし肥を元肥として使用する場合は、全体の半分の量を施します。
しかしぼかし肥は効きが早く、葉っぱを茂らせる効果の高い窒素を多く含んでいる為に、茎葉が育ちすぎて実がならなくなってしまったり、病害虫が多くなったりするのでくれぐれも分量に注意したいところです。

また根の近くにやり過ぎると肥料焼けを起こして根が腐る原因になるので気を付けて下さい。

追肥の時は余分に発酵しても仕方ないので、土には混ぜ込まず上からばらまくだけでOKです。

米ぬかぼかし肥料の作り方

前項ではぼかし肥料の使用方法を説明しましたので、ここからは作り方を紹介します。

まず原料となる物は米ぬかや油かす、魚の粉、鶏フンなどで、コーヒーかすやふすまなど、有機物であって多少の窒素を含んでいる物なら何を使ってもOKです。
ただ発酵するのに時間が掛かる、おがくずや木の皮などの木材は止めた方が良いでしょう。

【作り方】
原料を揃えたらまず混ぜわせてこねます。
ここに市販の発酵菌を混ぜるのですが、発酵菌は均等に混ぜ合わせる必要があります。
発酵菌が固形の場合は、原材料10に対して1の割合で、液体の場合は100~200倍に薄めた物を原材料の上から霧吹きで吹き付けます。
ぼかし肥は水分が多いと腐ってしまうので、指で押してパラパラと崩れる位が理想です。
あとは発酵待ちとなりますが、ビニールシートに広げるか、土嚢に入れて、雨を避けられれば日向でも良いです。
ブルーシートに広げる場合は少し厚めに50㎝ほど盛りましょう。
夏場なら10日間、春秋は15日間、冬場は1か月で完成します。

期間にこだわらなくても触った時に思わず「アチッ」と言ってしまう程度の熱さなら完成とみて良いでしょう。
上手く使えば家庭菜園でも有機野菜が作れますので、ぜひチャレンジしてみて下さい。

身近にあるもので安心肥料

米ぬかは、ご近所の精米所でも無料で提供されたりしているので、手に入りやすいと思います。

原料が分かっていると、肥料として使うときも安心して使えますね。

ぼかし肥料作りは、少し手間がかかりますが、使いやすいので、家庭菜園をしている人にはぜひオススメします。