家庭菜園できゅうりを栽培。苗が枯れる原因はどこにあるのか

夏野菜の代表きゅうりは、サラダはもちろん、和え物や漬物などさっぱり美味しく食べられますよね。

プランターによる家庭菜園をしている方で、きゅうりを栽培している方はあまり多くないですよね。

実は、きゅうりもトマトと同じようにプランターでも栽培できます。

プランター家庭菜園できゅうりを収穫してみませんか?

プランターでのきゅうり栽培の方法についてご紹介します。

また、家庭菜園ではトラブルは付き物ですよね。苗が枯れる原因についてもお話したいと思います。

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きゅうりの栄養について

きゅうりは全体の90%が水分でカリウム、カロチン、ビタミンCなどを含んではいますが、含有量が低い為それほど栄養価のある食べ物ではありません。
ただ体を冷やす効果があったり、塩分を体から排出したりする働きがあり食しても意味がない物ではありません。
だからこそ昔から家庭菜園で作っている方も多い、人気野菜なのです。

きゅうりに含まれるカリウムという物質は、ナトリウムを排出して血圧を抑制する効果があったり、腎臓に溜まりやすい老廃物の排泄を促す働きもあるといわれています。
それによりむくみの解消や利尿作用があります。

人体に欠かせないミネラルの一種で、緑の野菜や大豆食品に多く含まれています。

またきゅうりには脂質を分解する「ホスホリパーゼ」という酵素が含まれており、新しいダイエット食品としても注目されています。

昔から体を冷やす効果があると言われているきゅうりですが、ほかにもアルコール代謝を促す働きがあるので、お酒のおつまみに良かったりします。
表皮の緑の部分にはβカロチンが含まれていて、ガン予防や、免疫力を高める効果で有名です。

きゅうりは花に水をあげないと枯れるのと同じで、人の体に足りない水分を補ってくれる貴重な野菜なのです。

 

プランター家庭菜園できゅうりを育ててみよう!きゅうりの植え付け時期について

きゅうりは初心者にも育てやすい事から家庭菜園には最適の野菜です。

種から育てる方法と苗を移植する方法がありますが、最初はホームセンターなどでも売っている苗を買ってくるのが良いでしょう。

きゅうりは暑さに強く簡単に枯れる事は無いし、病気や害虫にも強いので大変育てやすい野菜です。
まさに家庭菜園の入門編としてはもってこいの教材ですね。

家庭菜園で育てやすい種類は「夏すずみ」、「さつきみどり」、「ラリーノ」、「ピノキオ」などです。

苗からの移植なら4月下旬~5月上旬に植え付け、種から育てる場合は4月中に種をまきます。

生育に適した気温は22℃~25℃で冷涼な気候を好みますが、太陽の光は重要なので、日当たりの良い場所に置いて下さい。
それだけにジメジメした気候に弱く、とくに梅雨時は病気が発生する危険性が高いので、排水対策を徹底しましょう。

あとは、生育が低下しないように適切なかん水と、追肥を行うことがきゅうり栽培のポイントです。

 

プランター家庭菜園できゅうりを作るときに準備するもの

きゅうりは根を浅く広く張る為、家庭菜園栽培に適したプランターは大型サイズ(60㎝~)です。

大型サイズのプランターなら2株を植えることが可能です。
中型サイズでも可能ですが1株しか栽培出来ません。

きゅうり栽培に適した土は市販されており、500円~800円と比較的安価なのでオススメです。
自分で作る事も出来ますが、色々な物を組み合わせなければならず、一つ一つの分量が多すぎたり少なすぎたりして非効率なので、市販の培養土を使いましょう。

苗を植え付ける2週間前までには、用土が安定する様にプランターの土の準備を済ませておきます。

まずは深さ30cmほど掘り返して土をよくほぐしたら、苦土石灰を100gほど加えてよく混ぜます。

1週間経ったら、1㎡あたり堆肥を5kg、1㎡あたり100gの化成肥料と油粕100g、ヨウリン60gを加えます。

化成肥料は、窒素・リン酸・カリウムが15:15:15のもので十分です。

元肥は入れすぎると病気の原因や葉が枯れるので注意して下さい。

 

枯れる心配のない良いきゅうり苗の選び方や植え付けは?

さて家庭菜園の土が用意出来たら、次は苗を選びましょう。

良い苗のポイントは、茎が太く、葉が濃い緑色で分厚く、葉脈がくっきり浮き出ている物を選びます。
自信がない場合は店員さんに聞いてみましょう。

きゅうりはツルが伸びるので、プランターに支柱を立てる必要があります。
苗を買う時に一緒に支柱も買っておきましょう。

さて栽培が始まったら、あとは肥料と水やりの繰り返しです。
きゅうりは乾燥に弱いので、表面が乾いたら即座に水をあげます。
肥料は2週間に1回化成肥料をあげるか、水やりの時に液体肥料をあげる様にして下さい。

ただ肥料はあげ過ぎると苗が枯れるし、病気の原因になるので注意して下さい。

苗が成長して来たら「摘心」をしなければなりません。
摘心とは株の生育上より多くの養分を実に集中させるために、不用な「脇芽」、「花芽」やツルを取ってしまう事です。

きゅうりの場合は下から葉っぱ5枚目までに出ている芽は、全部取って構いません。
また6枚目より上の子ツルも摘み取ってください。

真ん中の親ツルが2mくらいまで伸びてきたらそこに付いている芽も摘んで、全体的に葉っぱが茂り過ぎない様にします。

実はあまり大きくなると味が落ちるので、花が咲いてから1週間~10日で収穫しましょう。

 

家庭菜園にトラブルはつき物!きゅうりの苗が枯れる原因①

家庭菜園に慣れていないと最初は様々な障害にぶつかり戸惑うと思います。
しかしきゅうりはトラブルに強い野菜ですので、最低限の事さえ守れれば大丈夫だと思います。

きゅうりは根を浅く広く張るので、苗を植えてから根付くまでの間は小まめに水をやる必要があります。
ただ根が常に水につかっている状況では根が腐るので、小まめとはいっても「土が乾いた」くらいのタイミングで水やりして下さい。

またきゅうりの実は夜間に太るので、夕方以降に水をやるようにすると効果的です。

もともと酸化を防ぐ目的で入れる苦土石灰を入れすぎると、アルカリ性に傾きすぎるので苗が枯れるのですね。

あときゅうりは寒さに弱いです。
4月に苗植えをすると稀に冷え込む日などがあるので、防寒対策もしっかり行いましょう。

そして怖いのは害虫です。
ネキリムシ(ガやコガネムシの幼虫)はきゅうりの若い苗を好むので、苗を植えた直後から警戒が必要です。
また夜行性なので、確認は夜にしてもらって見付けたら捕殺して下さい。

 

家庭菜園にトラブルはつき物!きゅうりの苗が枯れる原因②

上記に説明した原因ではなさそうだけど、突然苗がしおれたり、葉が変色して枯れる様なら病気を疑ってみましょう。

同じ場所で同じ植物を毎年育てる事を「連作」と言いますが、きゅうりは連作する事で「つる割れ病」という病気にかかりやすくなります。
家庭菜園などのプランター栽培では土の温度が高温になるので、起こりやすくなります。
片側の下の方の葉から徐々にしおれ始め、黄色く変色して枯れていきます。

対策としては病気に強い種類や品種の苗を台木に、育てたい野菜の苗を繋ぐ「接木苗」を行うと、根がきゅうりじゃないので上手くいく事があります。

もう1つ「つる枯れ病」と言うのもあります。

最初は茎の下の方に黄色の斑点が現れて発症部分が柔らかくなり、乾燥すると灰白色に変化します。

葉に出る症状は葉の縁からV字型に斑点が拡がり、葉全体が黄色に変色します。
いわゆる野菜に発生するカビの事です。

対策としてはカビの防止なので、土を消毒して除菌する事や、苗に泥水が跳ねない様にする事です。

そして病気の対策として最も効果的なのは連作をしない事と、同じ場所に別の物を植える「輪作」をする事です。

別の植物を植える事で、肥料や用土の成分が違うので土壌は改善されていきます。
きゅうりは3~4年に1回作る程度が良いと言われていますので、その間は別の野菜に挑戦してみましょう。

 

収穫後の調理が楽しみですね!

きゅうりは、手軽に調理ができるのでとても重宝しますよね。
サラダなどには欠かせない食材の1つでしょう。

ミニトマトなどと同様、プランターによる栽培で気軽に挑戦してみてはいかがでしょうか。

家庭菜園の魅力は、なんと言っても新鮮・無農薬です。
ご自宅で新鮮な野菜を栽培してみましょう。