体に優しいチョコレートの選び方!植物油脂の体への影響は?

世の中には、多種多様なチョコレートが売られていますね。

チョコレートが好きで、よく食べている方も多いと思います。

では、皆さんは、植物油脂って聞いたことがありますか?

植物油脂は、食べるプラスチックとも言われていて、お菓子類にはかなりの確率で使用されています。

せっかくチョコレートを食べるなら、体に優しいものを食べたいですよね。

今回は、体に優しいチョコレートの選び方と、植物油脂についてお話します。

チョコレートの原料・・・カカオの効果

チョコレートには植物油脂や砂糖などの原料が含まれていますが、とくに多いのはカカオです。

カカオにはカカオポリフェノールと呼ばれる成分が入っており、これにはストレスを和らげてくれる効果があります。
またカカオ豆に含まれるテオブロミンは、血がスムーズに流れるようにしてくれる上に、緊張をほぐしてリラックスさせてくれます。

カカオのパワーはそれだけではありません。
豊富な食物繊維のおかげで便秘の解消へと繋げてくれますし、腸の中にあるいらなくなった成分を身体の外へと捨て、善玉菌を増やしてくれます。

さらに活性酸素という、強い酸化力を持った酸素によって、通常のコレステロールが悪玉コレステロールに変化させられることを防ぎ、動脈硬化を始めとする恐ろしい生活習慣病を引き起こさないようにしてくれます。

カカオはココアやカカオバターにも入っているので、疲れている時や便秘が続いている時、生活習慣病の疑いがある場合には甘いもので一息入れることをオススメします。

 

チョコレートを購入する時は植物油脂などの原材料をチェック!

チョコレートを買う時には原材料を確かめてみましょう。

最も多く使われている材料から表記されており、最後は添加物が多い順に書かれていることが多いです。

ほとんどの場合は最初に「砂糖」という表示があり、次に「カカオマス」「植物油脂」「ココアバター」といった材料が羅列されています。
添加物には大豆を基にした乳化剤や、香りを付ける香料が使われています。
値段が安いチョコレートには少しでも費用を抑えるために、原材料も安いものを使用しています。

なお添加物に関しては、入っていないものを見つける方が難しいかもしれません。
例えオーガニックでも、あまり身体に害を及ぼさない添加物が含まれていることもあります。
コストや手間をなるべく省けて、賞味期限を一日でも長く延ばし、見た目や風味を良くしてくれる添加物はもはや必須となっているのです。

チョコレートに使われるものとしては「植物油脂」や「香料」、「乳化剤」などが定番ですが、この他にも「レシチン」や「トレハロース」など様々なものが存在します。

商品によって入れられている添加物は微妙に異なるので、比較してみるのも良いかと思われます。

 

チョコレートの原材料の一つの植物油脂とは?

チョコレートの原材料の1つに植物油脂というものがあります。

植物の油脂分を食べられるように作り替えたものをまとめてこう呼びます。
ただしこれが使われているものはなるべく避けるべきだと言われています。

キャノーラ油や大豆油、パーム油などはどれも化学的な薬剤を用いて取り出した後、高温で熱することで色と臭いを取り除いています。
この時点ですでに健康には良くありませんが、それに加えてトランス脂肪酸の量や、遺伝子組み換えが行われた材料の使用など、問題点が山積みとなっているため、最も安心出来ない油と言われているのです。

本来調理に使われる植物油は、菜種油や大豆油のように、何の植物から抽出されたものなのかをきちんと表記しなければいけない決まりになっています。
しかし植物油脂はただ「植物油脂」と書いておけば良いため、どの油が入っているのか分からないのです。

もしかすると、複数の油が混ざっている可能性もあります。

とくにキャノーラ油や大豆油には食物水素が使われていることと、高温による処理が原因で大量のトランス脂肪酸が含まれていることがあります。
摂取量を控えめにするか、出来れば使わないように心掛けるなど、慎重に取り扱うことをオススメします。

 

植物油脂に含まれるトランス脂肪酸の体への影響は?

チョコレートなどには植物油脂が使われていることが多いのですが、これにはトランス脂肪酸が含まれていると先ほど触れました。

トランス脂肪酸とは植物油の脂肪分子に水素原子を加えることで、色や匂いが変わってしまうことを防ぐ効果があります。
加工がしやすく、輸送をしても大きな影響は出ないため、あらゆる食品に使用されます。
ほとんどは菓子類ですが、天ぷらやフライなどにもトランス脂肪酸は入っています。

スーパーの総菜売り場に並んでいる揚げ物は、一度に数十個ほど作るため、油を長時間高温で熱しています。
するとトランス脂肪酸も増えていくのです。

トランス脂肪酸を大量に摂取すると、動脈硬化などの生活習慣病を引き起こしやすくなります。
また善玉コレステロールを減らし、悪玉コレステロールを増加させるため、免疫力も弱くなるのでアレルギーやアトピーにもかかりやすくなります。
婦人科系のトラブルも発生しやすくなるので、女性はとくに気を付けて下さい。

さらにトランス脂肪酸が多い食品は身体に良い栄養素があまり含まれていないことが多く、そもそもトランス脂肪酸そのものがビタミンなどを削っていくものなので、体内にある栄養がどんどん失われていくのです。

このようにデメリットしかないので、なるべく摂り込まないようにするか、量を減らすことを意識しましょう。

 

植物油脂などの食品添加物の危険性とは?少しでも回避する為には?

チョコレートなどに含まれる植物油脂などの食品添加物は、一般的には身体に良くないのがここまでの話でもお分かりいただけたでしょうか。

基本的に化学調味料は味覚だけではなく脳の神経にも悪影響を及ぼし、タール系の色素は発ガン性などの理由があるため、使ってはいけないと決められているものも多いようです。
とくに海外から輸入される柑橘類には気を付けなければなりません。

またたんぱく質のひとつであるカゼインは、牛乳に含まれているたんぱく質の8割を占めているものの、体内に摂り込みにくいため、そのまま腐ってアレルギーや喘息、酷いものになるとガンや白血病などを引き起こす可能性があります。

非常に厄介なのは亜硝酸ナトリウムです。
肉などの黒ずみを抑え、常に明るいピンク色を維持するために使われます。

しかしこれは添加物の中でも毒性が強く、肉や魚の成分であるアミンと合わさると、ガンの原因となるニトロソアミンに変わるのです。
なんとその強さは青酸カリと同等と言われています。

添加物をなるべく避けるには、商品の値段に注目しましょう。
極端に安いものは、コストを抑えている理由が必ず存在します。
成分表をチェックして、一目で危険だと分かる成分が並んでいたら、その商品は買わないようにしましょう。

外食をするならチェーン店よりも、きちんとした知識と技術を持ったオーナーが運営している店へ行き、肉や野菜は専門店で食べるようにして下さい。

 

体への負担が少ないといわれているチョコレートの選び方

チョコレートは甘味なので食べ過ぎるのは禁物ですが、量を守っていれば健康体を維持するために役立ちます。

今回は身体に良いチョコレートの選び方を教えしたいと思います。

まずはカカオが「70%以上」と表記されているものがオススメです。
カカオには抗酸化力のあるポリフェノールが豊富であり、これにはアンチエイジングの効果があるので肌のつやなどが良くなります。

チョコレートを購入する際は、パッケージの裏側などにあるラベルを確認して下さい。
70%以上のカカオを含んでいる場合は「何%」と記載されていることが多いようです。

なおチョコレートには「チョコレート菓子」と「準チョコレート菓子」の2種類があり、後者はカカオが20%程度しか入っていないので、間違えないように気を付けて下さい。

また砂糖は少ない方が良いに決まっています。

一般的に砂糖として使用される白砂糖は、摂り過ぎるとイラついたり、身体がだるくなったり、アレルギー反応を引き起こしたりという中毒症状のような状態に陥りやすくなります。
出来ればデーツなど、自然の甘みが用いられているものを探したいところです。

大抵の菓子類に使われている食品添加物も避けるべきでしょう。
とはいえ植物油脂や香料などは入っていないものを見つける方が大変なので、量の少ないものを選ぶか、オーガニック素材で作られているものにして下さい。

 

原材料を必ずチェックしよう

いかがでしたか。

知らず知らず口にしている添加物って本当に怖いですね。

ほんの少しの気づきや、少しの知識と意識はとても大切です。

カカオの効果や効能を台無しにする添加物の摂取を減らす為にも、そして自分の体を守る為にも、原材料をチェックして体に優しいチョコレートを選ぶようにしましょう。