家族みんなが大好きなピザを、家庭でもカンタンに作りたいですよね。
今回は本格的なピザを、家庭の電子レンジで生地からカンタンに作れるレシピをご紹介いたします。
併せて、おいしく作るコツや、市販の冷凍ピザやチルドピザの温め方などもご紹介いたしましょう。
実は相性が悪い?電子レンジとピザ
市販のピザが冷めてしまったとき、みなさんはどうやって温めていますか。
ピザの温めに最も適しているのは、実はフライパンです。
テフロン加工のフライパンか、クッキングシートを敷いたフライパンにピザをのせて加熱するだけ。
こうすれば適度に水分が保て、焦げ付かず、ふっくら温まったピザになるのです。
温めることに最も便利な調理器具である電子レンジは、ピザには適していません。
ピザの水分が奪われ、具材がパサつき、生地のふっくらした感じがなくなって全体にベチャッとします。
冷凍やチルドのピザを焼くときも、電子レンジのオーブン機能か、オーブントースターを使うのが一般的ですよね。
しかし、オーブントースターでは大きなピザは焼けませんし、電子レンジのオーブン機能は時間がかかるうえ、なんだか面倒くさい感じがします。
電子レンジを使って、もっと簡単に、しかもおいしくピザが焼けるレシピはないものでしょうか。
これなら簡単!電子レンジでできるアレンジミニピザのレシピ
電子レンジを使い、ラップをかけずに加熱することでカンタンにできる、かわいらしいミニピザのレシピです。
ピザ生地はなんと餃子の皮という、アイデアが斬新です。
餃子作りで余った皮が使えるリメイクレシピとして、また、ちょっとしたパーティーメニューとしてもおすすめのレシピです。
【材料2人前】
・ツナ缶 1/2缶
・ピザ用チーズ 大さじ3杯
・ピーマン 1/2個
・ホールコーン缶 大さじ4杯
・餃子の皮 6枚
・市販の焼き肉のたれ 大さじ1杯
・ケチャップ 大さじ1杯
・粗びき黒コショウ 適量
【作り方】
①ピーマンを1cm四方に切ります。
②耐熱皿にオーブンシートを敷き、餃子の皮を並べラップをかけずに2分加熱します。
③焼肉のたれとケチャップを混ぜ合わせ、ピザソースとします。
④ ②に③を塗り、ピザ用チーズ、缶汁をきったツナ、ホールコーン、ピーマンをのせ、電子レンジで1分半、ラップをかけずに加熱します。
⑤ ④に粗びき黒コショウをかけて出来上がりです。
電子レンジで作る!カンタン本格ピザの生地レシピ
次はいよいよ電子レンジで本格的なピザ生地を作るレシピのご紹介です。
思っているよりカンタンで、おいしく仕上がりますよ。
【材料2枚分】
・牛乳 150ml
・砂糖 30g
・強力粉 300g
・ドライイースト 7g
・バター 40g
・塩 小さじ1杯
・市販のピザソース 適宜
【作り方】
①人肌に温めた牛乳と砂糖をボウルで混ぜておきます。
②強力粉とドライイースとバター、塩を①に加え、なめらになるまで手でよくこねます。
③ ②を耐熱皿に入れてラップをかけ、40秒加熱します。
④そのまま10分程度放置して、ピザ生地を寝かせ発酵させます。
⑤ ④を2つに分け、1つずつ打ち粉をふったまな板の上で、めん棒を使ってピザの形の伸ばしていきます。
⑥ ⑤にピザソースを塗り、チーズやトマトなどのお好みの具材をのせて、余熱した210℃のオーブンで10分焼いて出来あがり。
ポイントはしっかり発酵させることと、ピザ生地を均一の厚さにし、ムラなく加熱するようにすることです。
電子レンジに発酵機能が付いているなら、④の時に発酵ボタンを押します。
冬なら熱湯1カップと、ラップをとった生地をレンジ内に放置するといいでしょう。
季節により、温度や時間を少し変えてみてください。
また、ピザ生地は厚いところと薄いところが混在しないように、めん棒で丁寧に伸ばしましょう。
電子レンジの手作りピザ機能で作る本格ピザのレシピ
お手持ちの電子レンジに手作りピザの機能が付いているなら、ぜひ作ってみたい本格ピザのレシピです。
【材料26センチのピザ1枚分】
・強力粉 100g
・薄力粉 50g
・砂糖 大さじ1杯
・塩 小さじ1杯
・ドライイースト 小さじ2/3杯
・30度のぬるま湯 100ml
・オリーブ油 大さじ1杯
・市販のピザソース 適量
・薄切りにした玉ねぎ 1/4個
・短冊切りしたベーコン 50g
・薄切りサラミソーセージ 8枚
・輪切りピーマン 2個
・缶詰めの薄切りマッシュルーム 1/2缶
・塩、コショウ 少々
・ピザ用チーズ 100g
・薄切りオリーブ 4個
【作り方】
①電子レンジ給水タンクに水を入れます。
②ビニール袋に強力粉、薄力粉、砂糖、塩、ドライイーストを入れて混ぜ合わせます。
③ ②にぬるま湯とオリーブ油を入れて、少し空気を入れてから口を閉じ、両手で5分間こねます。
④発酵ボタンを使って③を10分間発酵させます。
⑤まな板に打ち粉をし、④の生地を取り出して、手で押して軽くガスを抜いてから丸めます。
⑥ ⑤を直径26センチのピザ生地になるように、めん棒で伸ばし、オーブンシートにのせます。
⑦ ⑥の生地にフォークで穴を数か所あけ、ピザソースを塗って、玉ねぎ、ベーコン、ソーセージ、ピーマン、マッシュルームをのせて塩、コショウをふり、ピザ用チーズとオリーブも載せます。
⑧天板を電子レンジに入れ、手作りピザ機能のボタンを押して余熱します。
⑨合図が鳴ったら⑧の天板に⑦を入れ、焼いて出来あがりです。
牛乳の代わりにぬるま湯、バターの代わりにオリーブ油を使うことで、より本格的な、おいしいピザ生地となっています。
電子レンジで作るピザをもっとおいしくさせるコツ
電子レンジで作るピザのレシピからみる、もっとおいしくするコツをご紹介いたします。
①発酵は10分
長い時間発酵させるとパンのようになってしまいます。
パンほど発酵させないのが、ピザのおいしさのコツ。
時間は10分程度にとどめましょう。
②イタリアン生地か、パン生地か
バターをオリーブ油に、牛乳を水(ぬるま湯)にして、さらに生地を薄く伸ばすとよりイタリアンな感じになります。
一方、バター、牛乳を使い、生地も厚めにすると、パンに近くなります。
お好みで使い分けてください。
③生地だけ先に焼けばパリパリに
最初に生地だけ空焼きし、後から具材をのせて焼くと、余計な水分を吸い込まないので、生地がパリパリになっておいしくなります。
④冷凍保存を上手に活用して
1次発酵まで終えれば冷凍保存可能なので、まとめて生地を作って保存しておけば、必要な時に焼くだけでおいしいアツアツピザが出来あがり、重宝しますよ。
冷凍ピザを電子レンジで温めるには?
手作りピザのレシピを見ても、いざ作るとなるとちょっと面倒ですよね。
そんな時に便利なのが冷凍ピザです。
ちょっと小腹が減った時のために、ストックしているかたも多いと思います。
しかし、残念なことにそのほとんどは電子レンジで温められません。
オーブントースターか、オーブン対応です。
ところが最近は、オーブン機能がない電子レンジでもピザが焼ける、スグレモノのプレートが登場しています。
直径21cmとやや小ぶりですが、市販の冷凍ピザやチルドピザをのせてレンジで加熱すると、アツアツのおいしいピザになるのです。
プレートの下に発熱シリコンゴムが付いているため、オーブン並みの高温加熱が可能です。
出力600wで約3分加熱すると、200℃を超えるため、冷凍ピザでもふっくらしっかり温まるのです。
ただしこのプレート、ターンテーブルの付いていないタイプの電子レンジでしか使えません。
ターンテーブル付きですと、しっかりとした焦げ目がつかないからだそうですが、プレートを5分間予熱すれば問題なしとのこと。
気になるかたは通販でカンタンに購入できるので、ぜひお試しください。
コツをつかめばカンタン!電子レンジで作る本格ピザで我が家流の味を!
いかがでしょうか。
ピザをご家庭で作るとなると気合も手間もかかりそうですが、コツを飲みこめば案外カンタンに出来あがります。
アツアツに焼き上がったピザを電子レンジから取り出すときはまさに感動もの。
多少形がいびつなのも、手作りならではの味わいです。
家族みんなが大喜びするピザを、ぜひあなたのご家庭でもお試しください。