みなさんは、ジャガイモをホクホクにしたいとき、どのように調理していますか?
皮つきのまま丸ごと茹でると、時間がかかりますよね。
かといって、わざわざ蒸すのも面倒です。
いちばん簡単なのは、電子レンジで加熱することです。
短時間でおいしい、ホクホクのジャガイモができあがります。
今回はジャガイモを電子レンジで加熱する正しいやり方とその時間、よりおいしくする方法やホクホクジャガイモを使ったレシピをご紹介します。
電子レンジでジャガイモをホクホクにするには?
はじめに、電子レンジを使ってジャガイモをホクホクにする方法についてお話します。
電子レンジでジャガイモをホクホクにするためには、ジャガイモの種類や大きさ、レンジの機能や出力によって異なります。
ここでは、レンジに根菜類加熱機能が付いてないタイプでの、最も基本的なやり方をご紹介しましょう。
ジャガイモは1個150g、レンジの出力は600wとします。
①ジャガイモを水洗いします。
②水が付いたままのジャガイモを丸ごとラップで包んでください。
③1個当たり3分加熱します。
これでホクホクのジャガイモのできあがりです。
コツは水気を拭き取らず、そのままラップで包み込むことです。
水蒸気で程よく蒸され、芯までしっかり加熱できます。
皮を剥いてからラップに包んだ方が、その後の調理の手間が省けるとするかたもいらっしゃいますが、皮つきのまま加熱する方が水分やうまみが保持できます。
茹でれば30分くらいかかるところ、1/10の時間でできるのですから、時短にもなりますね。
時間がないときはぜひ、電子レンジを活用してみてください。
丸のジャガイモをもっとホクホクにする裏ワザは?
電子レンジでジャガイモを加熱する際、もっとホクホクにする裏ワザがあるのでご紹介しましょう。
まず、ジャガイモを皮つきのまま水洗いしたら、湿らせたキッチンペーパーでくるみます。
このとき注意していただきたいのは、キッチンペーパーがレンジ対応のものであることです。
そうでないと発火の可能性があります。
キッチンペーパーで包んだら、さらにラップで包みます。
どちらも包み終わりが重ならないように注意してください。
均一に加熱できなくなる恐れがあるからです。
ジャガイモを電子レンジに入れ2分加熱し、ひっくり返してさらに1分半加熱します。
もしジャガイモ1個が150gよりも重い場合は、加熱時間をもう少し長くしてください。
ジャガイモを複数個チンする場合は、1個ずつくるんで、1個につき2分半時間を増やして加熱します。
竹串をさしてスッと通ればできあがりですが、そのまま3分蒸らすとさらにホクホクになります。
蒸らし時間は、ジャガイモが大きくても小さくても、複数個であっても3分です。
この工程を行うことで加熱ムラがなくなり、全体に均一に火が通ります。
キッチンペーパーとラップと、二重にくるむのが面倒ならラップだけでも大丈夫です。
加熱した後、そのまま3分置いてください。
乾いたふきんかタオルに包めば、なおいいでしょう。
電子レンジでホクホクにする時間はどれくらい?どんなジャガイモがいい?
ジャガイモを電子レンジでホクホクにするためには、1個につき約3分加熱すればいいとお考えください。
その後の蒸らしでまた3分、合計6分でできあがりです。
大きいジャガイモや複数個のジャガイモの場合は、様子を見ながらもう少し時間をかけます。
特に複数個の場合は、レンジで加熱する際、途中でひっくり返すことを忘れないようにしましょう。
そうすることで、ムラなく熱が通ります。
ジャガバターなど、ホクホク感が欠かせない料理にする場合は、メイクイーンより男爵を選ぶといいでしょう。
メイクイーンは、どちらかというとフライドポテトなどホクホク感をあまり重視しない料理向きです。
レンジで加熱しても、やや水っぽくなります。
同じように、春先に出回る新ジャガもみずみずしさが特徴なので、レンジで加熱するよりも、丸ごと素揚げしてから煮込むといった料理に向いています。
電子レンジで加熱してホクホクをそのまま楽しむには、男爵がいいでしょう。
電子レンジでホクホクにするにはジャガイモの皮を剥かずカットしない
電子レンジでジャガイモをホクホクにした後、どういった料理に使うかで決まりますが、皮をつけたままのほうが蒸した感じに仕上がるので、よりホクホクとした食感になります。
皮を剥くと、確かにその後の調理に使いやすくなりますが、「蒸す」より「茹でる」感じに近くなります。
さらに、皮を剥いてカットしてから電子レンジにかけると、ジャガイモを茹でたようになって、水っぽくなります。
炒め物などに使うのであれば、皮を剥いてカットしてから加熱した方がいいでしょう。
このとき注意したいのは、ジャガイモをできるだけ重ならないように並べることです。
平たい耐熱皿にすきまなく並べ、ラップをぴっちりかけて、約100gにつき3分加熱します。
全体に熱が行きわたらなかったら、様子を見て再度加熱しましょう。
その後、串をさして、スッと通ればできあがりです。
そのまま炒め物などに使えて便利ですよ。
時間がないときは、皮を剥いてカットしてから加熱したほうが早くできますが、コロッケなどジャガイモのホクホク感を重視する料理には、丸ごと加熱した方がいいでしょう。
ホクホクジャガイモを使った究極のジャガバターレシピ
電子レンジでチンしたホクホクのジャガイモを使った料理といえば、真っ先に思い浮かぶのがジャガバターですよね。
シンプルなだけにジャガイモのおいしさがたっぷり味わえるため、男爵を選びましょう。
【作り方】
①皮ごと水洗いしたら、1個ずつラップに包み、2分加熱します。
②ひっくり返して、さらに1分半加熱します。
③竹串をさしてスッと通ったら、そのまま3分乾いたタオルに包んでおきます。
④その間、オーブンを250℃に加熱します。
⑤ジャガイモのラップを外してアルミホイルに包み直し、オーブンで10分焼いたらできあがりです。
電子レンジでチンしただけでもジャガバターはできますが、オーブンで蒸し焼きにすることで、さらにホクホク感が増してうまみが凝縮します。
いただくときは十文字に切り込みを入れ、バターとお好みで塩をかけましょう。
アツアツのジャガバターは、格別のおいしさです。
ぜひ一度お試しください。
ホクホクジャガイモを使ったおすすめ料理のレシピ
電子レンジでホクホクにしたジャガイモを使ったレシピをご紹介します。
まずは、ジャーマンポテトです。
【材料 4人前】
・ジャガイモ 4個
・ベーコン 1/2枚
・玉ねぎ 1/6個
・バター 大さじ1杯
・塩 少々
・コショウ 少々
・サラダ油 適量
【作り方】
①ジャガイモは上述のやり方で電子レンジにかけてホクホクにします。
②ベーコンは細かく刻み、玉ねぎはみじん切りにします。
③乾いたふきんでジャガイモの皮を剥き、大きく4つに切りましょう。
④フライパンにサラダ油を入れ、ベーコンを入れて脂が出たら玉ねぎも入れて炒めます。
⑤バター、塩、コショウを入れ、ジャガイモを入れて、全体に味を絡ませて出来あがりです。
次はマッシュポテトです。
【材料 4人前】
・ジャガイモ 2個
・バター 大さじ1杯
・牛乳 大さじ3杯
・塩 少々
・コショウ 少々
【作り方】
①ジャガイモは電子レンジにかけてホクホクにしておきます。
②ジャガイモの皮を剥いたらボールに入れ、へらなどでつぶします。
③ ②にバター、牛乳、塩、コショウを入れ、滑らかになるようよく混ぜます。
④形を整えて、フッ素樹脂加工のフライパンで油をひかずに焼き色を付ければできあがりです。
どちらもジャガイモを生かした簡単料理です。
ぜひお試しください。
電子レンジンの機能を生かしてジャガイモのうまみを引き出す!
ジャガイモ好きにはたまらないおいしさのジャガバター。
おいしさの決め手は、なんといってもジャガイモのホクホク感ですよね。
電子レンジの機能を生かせば、たった数分でできあがることがわかりました。
そのまま味わっても良し、また料理の下ごしらえとしても重宝します。
これを機に、ぜひジャガイモ料理のレパートリーを広げてみてくださいね。