皆さん、味噌漬けの健康への効果をご存知ですか?。
味噌漬けに使われる味噌が、あなたの健康の維持や病気の予防に大きく役立つのです。
それでは、これから味噌による健康への効果、味噌の種類は何があるのかをご紹介していきます。
味噌漬けに使われる味噌の健康への効果とは?
味噌漬けに使われる味噌、それは何から作られているのでしょうか?
味噌は大豆から作られており、大豆を発酵することによって作られています。
味噌は発酵することによって、大豆にはないアミノ酸やビタミンが沢山含まれています。
そして、消化を助ける働きがあるため、胃腸を整え、便秘にも効果があるのです。
味噌には様々な健康への効果があることが分りますね。
それでは、具体的に味噌のどの成分が健康への効果があるのかご紹介します。
味噌にはリノール酸、植物性ステロールが含まれます。
これらは、コレステロールを抑えることができます。
他の成分では、ビタミンEやサポニンがあります。
これらは老化防止に役立ち、レシチンは細胞膜を活性化させる効果があるのです。
また、食物繊維も含まれています。
これは胃腸の働きを整えます。
それだけでなく、女性ホルモンを助けるイソフラボンや、生理に効果があるペプチドも含まれています。
このように味噌は、健康の維持だけでなく、病気の予防にも役立っていることが分りますね。
次項では、味噌の種類による違いをご紹介していきます。
味噌漬けを作る前に知ろう!味噌の種類による違い
皆さんがいつも作っている味噌漬けに使う味噌ですが、味噌の種類は何を使っていますか?
味噌が何から作られ、どのような種類に分けられるのか、これからご説明していきます。
味噌は、3つの分類に分けられます。
それは、原料、味、色の3つです。
まず原料からみた味噌は、米、麦、豆からの3種類に分けることができます。
地域によって使う原料が違い、本州と北海道では米の使用がほとんどです。
麦は九州、東海地方では、一部で豆味噌が使用されています。
味噌の中でも米味噌が全体の80パーセントを占めています。
次に味です。
味は、甘味噌、甘口味噌、辛口味噌の3種類に分けられます。
味の違いは、塩分と麹の比率の違いから生まれます。
塩分が一緒であれば、麹の割合が高いほうが甘口になります。
味噌を色で分けると赤味噌、淡色味噌、白みそに分けることができます。
赤味噌は、塩分が多く、熟成させている期間が長く、そのために熟成が進み赤く変色しています。
淡色味噌は、赤味噌と白味噌のちょうど間くらいの色です。
白味噌は、赤味噌と逆に、塩分が低く熟成させている期間が短いです。
そのため、色の変化が少なく白っぽい色をしています。
このように、味噌の種類は、地域によっても原料が違ったり、色の違いに関しては、塩分の量や熟成の期間によっても変わってくることが分っていただけましたね。
味噌漬けに使う味噌が、食材を美味しく変化させる!
味噌漬け料理で味噌を使うことにより、健康への効果が得られることをご紹介してきましたが、味噌には更に素晴らしい効果があります。
それは、食材を美味しく変化させることです。
では、味噌が食材にどのような変化をもたらすのか、2種類の例を挙げてご紹介していきます。
・肉の旨味を引き出す味噌の酵素とは?
味噌にはたんぱく質分解酵素が含まれていますが、この酵素は、肉が本来持っているたんぱく質分解酵素の働きを助けることができます。
そうすることによって、肉の繊維を分解し、旨味を持つ成分であるアミノ酸を引き出す助けになるのです。
・味噌が持つ、魚の旨味を引き出す効果
魚をより美味しく召し上がるために、味噌を使うことをお勧めします。
まず、魚の表面に味噌を塗ります。
そのままの状態で漬けておくと、味噌の塩分が魚の表面に膜を作ります。
膜を作ることによって水分をキープでき、焼き上げたときにパサパサせず、ふっくらとした食感にすることができるのです。
また、味噌は臭みを吸収する力もありますので、魚を焼く前に味噌を拭うか、表面を軽く洗っていただければ、魚の臭みがなくなり、召し上がることができます。
味噌漬けに使う味噌は、肉だけでなく、魚もより美味しくする効果がある万能調味料であることが分りましたね。
お勧め味噌漬けレシピ!食材の種類:豚ロース肉
味噌漬け料理で使う味噌、その味噌の効果が、健康だけでなく食材にも素晴らしい効果があることが分っていだたけたかと思います。
上項で、味噌が肉と魚に効果があることをご紹介しましたので、ここからは、実際に肉と魚の味噌漬けで作るお勧めレシピを順にご紹介していきます。
【材料】(2人分)
・豚ロース肉 2枚
・味噌 大さじ2
・みりん大さじ1
・酒 大さじ1
・醤油 小さじ1
・はちみつ、または砂糖 大さじ1
・ニンニク、ショウガ 適量
【作り方】
①調味料を合わせておきます。
②豚ロース肉は筋切りをし、叩きます。
③ビニール袋に、調味料と豚ロース肉を入れ、1時間~半日冷蔵庫の中で寝かせます。
④フライパンで、焦がさないよう注意しながら焼きます。
⑤火が通ったら、出来上がりです。
こちらのレシピの注意点は、「豚ロース肉に付いた調味料を焦がさないように焼くこと」です。
そのために、豚ロース肉の調味料をしっかり落として焼きましょう。
ビニール袋に残った調味料は、最後にフライパンに入れて肉にからめると、味がしっかり付いて美味しく仕上がります。
味噌の種類は特に問いませんので、お家にある味噌をご使用ください。
お勧め味噌漬けレシピ!食材の種類:魚
魚の味噌漬けというと難しいと感じたり、面倒くさく思ってしまいがちです。
しかし、今からご紹介するレシピは、誰でも簡単にお作りいただくことができます。
味噌の効果によって魚の美味しさがギュッと閉じ込められたレシピ、そちらをこれからご紹介していきます。
【材料】(2人分)
・魚の切り身 2枚
・塩 小さじ1/2
・味噌 大さじ2
・砂糖 大さじ2
・みりん 大さじ1
【作り方】
①魚の切り身に塩を振ります。
しばらくそのまま放置していると、魚の表面に水分が出てきます。
その出てきた水分をキッチンペーパーで拭き取ってください。
②味噌、砂糖、みりんを合わせてよく混ぜ合わせます。
ムラにならないようしっかり混ぜてください。
③魚の切り身に先ほど混ぜ合わせた調味料を塗り、ラップでしっかりと包みます。
そのまま冷蔵庫で30~1時間寝かせます。
④寝かせたら、グリルで焼いて出来上がりです。
魚の種類は、何でもOKですので、思い立ったらすぐに作ることができますね。
いつもの焼き魚を味噌漬けにするだけで、魚の旨味を十分味わえる一品が出来上がります。
お勧め味噌漬けレシピ!食材の種類:野菜
普段、食事で野菜をあまり取れない方、野菜嫌いな方にもお勧めのレシピがあります。
それは、野菜を味噌漬けにしてしまう方法です。
これなら、普段の野菜不足を解消し、健康の維持にも効果を発揮することができます。
今回は、血圧を下げる効果もある玉ねぎの味噌漬けのレシピをご紹介します。
【材料】
・玉ねぎ 1コ
・味噌 100g
・砂糖 大さじ1/2
・酢 小さじ1
【作り方】
①玉ねぎをくし形に切ります。
大きさは8~12等分に分けると良いです。
②味噌、砂糖、酢をよく混ぜ合わせます。
③ビニール袋に混ぜ合わせた調味料、玉ねぎを入れて、よく混ぜ合わせます。
そのまま冷蔵庫に入れて寝かせます。
④2日ほど冷蔵庫に寝かせたら、出来上がりです。
玉ねぎは、玉ねぎに含まれる抗酸化物質により、血液をサラサラにします。
また、疲労回復効果や免疫力を高める効果もあるのです。
玉ねぎと味噌の効果を合わせることによって、より健康になることができますね。
玉ねぎだけでなく、野菜の種類を問わずに味噌漬けにしたい場合は、「味噌100g、砂糖大さじ1、みりん50cc、酒25cc」で作ってください。
味噌漬けだけでなく、味噌炒めや田楽でもお楽しみいただけますよ。
味噌の効果を利用して健康な毎日を!
今まで、味噌漬けで使う味噌の効果をご紹介してきましたが、いかがでしたか?。
味噌を使うことによって、健康に良いことだけでなく、食材を美味しく変化させることがよくお分かりいただけたかと思います。
ご紹介したレシピを使って、健康な毎日を続けていきましょう。