味噌煮込みうどんは、冬に食べると美味しいですよね。
その味噌煮込みうどんを、自分のお家でも手軽に作りたいと思いませんか?。
冷凍うどんを使えば、味噌煮込みうどんを簡単に作ることができますよ。
ここでは、冷凍うどんで作る味噌煮込みうどんレシピに合わせて、味噌煮込みうどんの起源や、冷凍うどんの特徴などをご紹介していきます。
冷凍うどんがなぜ美味しいのか!?生うどんとの違い
今回の記事では、冷凍うどんを使った味噌煮込みうどんレシピをご紹介していきますが、実は使ううどんによって、味噌煮込みうどんの味わいに違いが出てきます。
そのため、まずは、冷凍うどんと生うどんの違いについてご説明していきます。
冷凍うどんは、生うどんに比べてコシがあり、美味しいと感じる方もいることでしょう。
では、なぜ冷凍うどんは、コシが損なわず、美味しく出来上がるのでしょうか。
うどんの美味しさのポイントはコシにありますが、このコシは茹でた直後がもっとも強くなります。
その茹で上がったコシのあるうどんを、その状態のまま急速冷凍させることによって、美味しさを封じ込めたものが、冷凍うどんとなります。
そして、解凍するだけで、美味しい状態がそのまま再現できるように作られていますので、誰でも簡単に美味しいうどんが作ることができるのです。
対して、生うどんはというと、自分で茹で加減を調整する必要があります。
ちょっと茹ですぎてしまうと、たちまちコシのないうどんになってしまいます。
お湯の量、温度の違いなどが、冷凍うどんよりも大きく左右してしまうのです。
生うどんを使って、コシのないうどんに仕上がってしまうよりも、冷凍うどんを使って手軽に味噌煮込みうどんを作ってみるのもいいですね。
味噌煮込みうどんの起源は?
冷凍うどんと生うどん違いがわかったところで、味噌煮込みうどんの起源にも迫っていきます。
現在は、味噌煮込みうどんは、名古屋めしとして有名ですね。
また、愛知県の郷土料理として愛知県の各地で食べられています。
そして、実は味噌煮込みうどんの起源は、愛知県ではなく、山梨県の郷土料理である「ほうとう」ではないかといわれているのです。
山梨県の武将、武田信玄の家臣がのちに、愛知県の武将、徳川家康の家臣に「ほうとう」を教えたことによって味噌煮込みうどんが生まれたと考えられているのです。
味噌煮込みうどんに使われる「八丁味噌」は、徳川家康に仕えた三河武士が持ち歩いていました。
「八丁味噌」と「ほうとう」が合わさって作られたのが、味噌煮込みうどんなのです。
その味噌煮込みうどんのレシピが知れ渡り、お店で食べられるようになったのは、明治の初め、尾張一宮といわれています。
明治の終わりには、一宮にあるうどん店が、名古屋で味噌煮込みうどんの講習会を開き、ここから名古屋を中心として、この周辺地域で食べられるようになりました。
これで、味噌煮込みうどんの起源がおわかりいただけましたね。
冷凍うどんの正しい解凍方法を知って美味しい味噌煮込みうどんを!
それでは、実際に冷凍うどんを使って味噌煮込みうどんを作っていきたいところですが、実は冷凍うどんの解凍方法次第でも美味しさが違ってきます。
そこで、せっかく作る料理なので、美味しく作るための冷凍うどんの解凍法をご紹介します。
冷凍うどんの解凍方法は2つあります。
1.たっぷりのお湯で解凍!鍋で解凍する方法
①なるべく大きな鍋に沢山の水を沸かします。
②沸騰したら、冷凍うどんを入れます。
③鍋の中で、うどんが解凍できたかを箸で確認します。
④麺が解凍し、自然とほぐれてきたら、出来上がりです。
茹で時間は1分以内で済むはずです。
うどんを入れたときに、お湯の温度が急激に下がらないよう、なるべく大きな鍋で沸かしてください。
茹で時間を短くすることが、コシを残すことになりますので、強火で茹でてくださいね。
2.鍋いらず!手軽に電子レンジで解凍
①冷凍うどんに水をかけます。
②うどんの水を切らずに、うどんをお皿に乗せて、ラップをします。
③うどんを電子レンジに入れ、500Wなら3分程度温めたら、出来上がりです。
鍋のお湯での解凍も電子レンジによる解凍も、最後に冷水や氷水でうどんをしめると、さらにコシのある美味しいうどんになりますので、お試しください。
それでは、次から冷凍うどんを使った味噌煮込みうどんのレシピをご紹介していきます。
冷凍うどんで作る基本の味噌煮込みうどんレシピ
まずは、基本のレシピからご紹介します。
ご家庭でも、味噌煮込みうどんを冷凍うどんで簡単に作ることができます。
具材はお店で食べる味噌煮込みと一緒、ただうどんを冷凍うどんに変えるだけです。
本物の味噌煮込みうどんの硬さに近い、コシのある冷凍うどんを使って作る基本の味噌煮込みうどんレシピをこれからご紹介します。
【材料】(2人分)
・冷凍うどん 2玉
・鶏もも肉 1/4枚
・油揚げ 1/2枚
・かまぼこ 4枚
・椎茸 4コ
・長ネギ15センチ
・卵 2コ
・水 600cc
・八丁味噌 大さじ3
・ほんだし 適量
【作り方】
①鶏モモ肉を一口大に切り、油揚げと長ネギを細く切ります。
油揚げは、お湯で油抜きをしてください。
椎茸は、軸を取り除いておき、大きい場合は、1/2か1/4に切りましょう。
②鍋に、水、八丁味噌、ほんだしを入れて火にかけます。
③鍋に卵以外の全て具材を入れて、蓋をして煮込みます。
④具材全てに火が通ったら、卵を真ん中に割入れ、蓋をします。
⑤卵がお好みの硬さになったら出来上がりです。
鍋に材料を入れて煮るだけの簡単レシピになっています。
具材も冷蔵庫にある野菜などに変えても、美味しく召し上がっていただけるはずです。
冷凍うどんで作る風邪に効く味噌煮込みうどんレシピ
寒い冬、ちょっと鼻がグズグズしたり、喉が痛かったり、少し熱っぽかったりして、体調を崩しやすいものですよね。
そんな時には、こちらの冷凍うどんを使った味噌煮込みうどんレシピがお勧めです。
【材料】(2人分)
・冷凍うどん 2コ
・白菜 6枚
・長ネギ 10cm
・油揚げ 1枚
・ショウガ 適量
・水 600cc
・味噌 大さじ2
・本だし 適量
【作り方】
①長ネギを、みじん切りと斜め切りに切り、ショウガをすりおろします。
②白菜と油揚げを短冊切りにします。
油揚げはお湯をかけて、油抜きをしてください。
③鍋に水と本だし、長ネギの斜め切りと白菜、油揚げを入れ、火にかけます。
④野菜に火が通ったら、うどんと味噌を入れて煮込みます。
⑤鍋がアツアツになったら最後に長ネギのみじん切りと擦りおろしショウガをのせて、出来上がりです。
使う味噌は、赤味噌以外でも大丈夫です。
ご家庭でいつも使っている味噌をお使いください。
このレシピには、胃腸に優しい味噌、身体を温めたり殺菌作用のあるショウガ、疲れた身体を回復させる長ネギが入っているので、身体に優しい栄養素が沢山入っています。
そのため、この味噌煮込みうどんは、風邪の引き初めに効果パツグンです。
ちょっと風邪を引きそうな時は、この味噌煮込みうどんレシピをぜひお試しください。
味噌煮込みうどんを生うどんで!本格的レシピ
ここまでご紹介してきた味噌煮込みうどんレシピは、冷凍うどんを使った簡単レシピでした。
そこで最後に、冷凍うどんではなく、生うどんで作る本場の味に近い味噌煮込みうどんレシピをご紹介します。
【材料】(2人分)
・生うどん 300g
・鶏もも肉 150g
・油揚げ 1枚
・かまぼこ 6枚
・椎茸 4枚
・長ネギ 1本
・ゴボウ 1/3本
・人参 1/2本
・卵 2コ
・八丁味噌 大さじ5
・みりん 大さじ2
・砂糖 小さじ1
・水 1300cc
・本だし 適量
【作り方】
①長ネギ、ごぼうを斜め切りにし、人参、油揚げを短冊切りにします。
かまぼこは、食べやすい大きさに切ってください。
椎茸は軸をとり、鶏肉は一口大に切ります。
味噌、みりん、砂糖をよく混ぜ合わせておきます。
②鍋に水、本だし、長ネギ、ゴボウ、人参を入れて火にかけます。
③蓋をして沸騰してきたら、鶏肉を入れます。
次に、椎茸と油揚げを入れ、再び沸騰させます。
④沸騰したらうどんを入れ、箸でほぐしながら、4分くらい煮込みます。
⑤ここに、混ぜ合わせておいた味噌などの調味料を入れ、煮込みます。
⑥最後に鍋に卵を割り入れ、蓋をして煮込みます。
⑦卵が半熟状態になったら、出来上がりです。
味噌煮込みうどんの特徴であるとろみ、あれは生うどんでなければ出せません。
ぜひ、生うどんを使って、本格的な名古屋の味である、味噌煮込みうどんをお楽しみください。
冷凍うどんで味噌煮込みうどんを作って風邪知らずの毎日を!
味噌煮込みうどんは、お店などで売られている本格的なものは、生うどんを使って作られています。
しかし、ご紹介したレシピで、冷凍うどんでも簡単に美味しい味噌煮込みうどんが作ることができるとお分かりいただけましたね。
美味しく茹で上がったうどんを急速冷凍させることにより、コシがある冷凍うどんで味噌煮込みうどんを作って、寒い冬を乗り切りましょう!