夏になると、茄子が旬を迎えます。
チーズは低GI食品で、糖質の吸収を穏やかにするため、ダイエット効果も期待できます。
味噌となす、味噌とチーズは相性も抜群です。
旬の茄子と美味しい味噌チーズで、健康的でダイエット料理にもなるレシピをご紹介します。
茄子と味噌チーズは和洋中に合う
夏野菜の茄子ですが、今や一年中手に入る野菜です。
でも一番美味しいのは、やっぱり夏です。
茄子を薄くスライスして、味噌とチーズを合わせて上に乗せて焼くだけで、ちょっとしたご馳走が出来上がりです。
他の野菜も調味料もいりません。
以上です、と言って終わってもいいくらい、美味しいですね。
でも、それだけでは物足りないですね。
調味料には、みりんや砂糖を入れた甘味噌タイプの味噌チーズ焼きと、トマトやガーリックを入れたイタリア料理風があります。
調味料にマヨネーズを合わせたもの、具にかぼちゃや豚肉を合わせたものと様々です。
いずれも、こってりした味になりますね。
もう少しさっぱりした方が良い人は、豆乳や豆腐、長ネギを合わせるものもあります。
合わせる調味料や具によって、茄子はどんな味にも変わります。
和風、洋風、中華風と美味しい茄子と味噌チーズを合わせた料理。
次項から、おすすめのレシピをいくつかご紹介していきます。
茄子と味噌チーズの和風レシピ
チーズを入れても和風味の料理は、最近増えてきましたね。
チーズは日本のものではない、というイメージがありますが、日本でも古くからチーズが作られてきた歴史があります。
味噌とチーズを乗せて焼いた茄子の田楽風は、和風レシピとして、ご飯にもぴったり合いますね。
田楽風の茄子は、小さく作ってシソで巻いて、おにぎりの具にもなります。
それでは、茄子の味噌チーズ田楽レシピです。
【材料】
・茄子 中2本
・味噌 大さじ1
・砂糖 大さじ1.5
・みりん 大さじ1
・酒 大さじ1
・醤油 大さじ1
・とろけるチーズ 大さじ2
【作り方】
①茄子を2センチ位の厚さに切り、水にさらしておきます。
②茄子を幅広の竹串に刺して、熱したグリルで、両面に焼き色が付くまで弱火で焼きます。
③茄子を焼いている間に調味料を耐熱容器にいれ、混ぜてラップをし、たれにとろみができるまで、レンジで30秒から1分程温めます。
④耐熱容器に焼いた茄子を並べて、上からタレをかけて、チーズを乗せてトースター、又は魚焼きグリルで焼きます。
簡単お手軽レシピです。
茄子と味噌チーズのグラタン風レシピ
長茄子をグラタンの容器として作る、味噌チーズ味のミート風グラタンのレシピです。
【材料】
・豚ひき肉 120グラム
・長茄子 2本
・ミニトマト 2個
・味噌 大さじ1
・砂糖 大さじ1
・酒 大さじ1
・牛乳 大さじ2
・にんにく 1片
・サラダ油 小さじ1/2
・とろけるチーズ 50グラム
・パセリフレーク 適量
・粉チーズお好みで 大さじ1
【作り方】
①茄子を縦半分に切り、周りを5ミリほど残してぐるっと切り込みを入れ、中にも数本切り込みを入れます。
②耐熱皿にのせ、ラップをして600Wの電子レンジで3分加熱します。
スプーンで中身をくり抜きます。
くり抜いた中身は大きめに刻んでおきます。
③ミニトマトは4等分に切っておきます。
にんにくは皮をむいてみじん切りにします。
④フライパンにサラダ油とにんにくを入れて火にかけ、にんにくの香りが出たら豚のひき肉を加え、色が変わるまで炒めます。
⑤きざんだ茄子の中身と、ミニトマト、みそ、砂糖、酒、牛乳を加えて混ぜます。
⑥少しとろっとしたら、くり抜いた茄子を加えます。
⑦とろけるチーズを乗せ、オーブントースターで焼き色がつくまで焼きます。
⑧お好みでパセリと粉チーズをかけます。
茄子をグラタン皿にするので、大き目の茄子を選びましょう。
おにぎりやパニーニの具になる茄子の味噌チーズレシピ
田楽風茄子炒めを作って、おにぎりの具や食パンに挟んで、和風パニーニを作りましょう。
【材料】
・茄子 2本
・ごま油 大さじ1/2
・味噌 大さじ1
・砂糖 小さじ2
・水 小さじ2
・酒 小さじ1
・みりん 小さじ1
・ピザ用チーズ 大さじ2
・刻み葱 1/4本分
【作り方】
①茄子を5ミリ幅で輪切りして、水に浸しておきます。
②葱をみじん切りにします。
③フライパンにごま油を熱して、茄子を並べて中火で蓋をし、両面焼き色がつくように焼きます。
④そこに、混ぜ合わせた味噌・砂糖・水・酒・みりんを入れて絡めるように炒めます。
⑤最後に、刻んだ葱を混ぜます。
⑥おにぎりの具にする時は、ご飯の上にシソを乗せて、その上に具を入れて握ります。
⑦パニーニは、食パンに具を乗せたらチーズを乗せて、もう1枚の食パンで挟み、ホットサンドメーカーで3分焼きます。
これで、パニーニは味噌チーズ味になります。
作り置きのできるレシピで、おにぎりの具やパニーニの他、ご飯のお供にもなります。
回鍋肉のタレを使って簡単に茄子と味噌チーズ炒め作り
市販の回鍋肉のたれを使って、簡単茄子と味噌チーズの炒め物ができます。
タレの味は中華風のものですが、作り方はイタリア風です。
茄子の乱切り3本、ベーコン2枚、マイタケ1パックを適量用意して、油で炒めます。
炒めた具をグラタン皿に乗せて、回鍋肉のたれとチーズをのせて焼き、万能ねぎを散らします。
回鍋肉のタレがない場合は、味噌とみりんで作れば、味噌チーズ味になります。
そのままでも、充分に美味しい味噌タレ風の茄子焼きですが、好みで豚小間肉や豚ひき肉、長葱、アスパラと一緒に炒めると、また違う食感や旨みを、楽しむことができます。
市販の回鍋肉のタレは、赤味噌風のタレですが、普通の回鍋肉を作るだけでなく、色々なレシピに利用できます。
味噌とみりんを足して、上手く味の加減ができない人には、ぴったりの調味料です。
工夫一つで、市販のタレは色々なレシピに生まれ変わります。
タレに記載されてある作り方だけではなく、自分だけのオリジナルレシピを作ってみてはいかがでしょうか。
茄子の味噌チーズ焼きは太る?
味噌に砂糖やみりんを混ぜ、チーズたっぷりの茄子の味噌チーズ焼きやグラタンは、味も濃厚でカロリーも高そうですね。
でも、ちょっと待って下さい。
今、糖質制限ダイエットの危険性が問題になっていますね。
糖質を制限しなくても、食べる前に低GI食品を食べると、糖質の吸収を緩やかにし、太りすぎを防げることが解ってきました。
太るイメージの強いチーズですが、チーズを含む乳製品は、この低GI食品の一つになります。
つまり、チーズを使ったレシピは、太るどころかダイエットに向いているということです。
しかも、茄子の味噌チーズ焼きグラタンは、1人分のエネルギー量が200キロカロリーから400キロカロリーです。
肉やチーズを多めにしても400キロカロリー弱で、普通のマカロニグラタンやポテトグラタンよりも、カロリーが控えめになります。
レシピによっては、200キロカロリー台で、ご飯茶碗1人分と同じです。
茄子は2個でも、わずか34キロカロリーで糖質も脂質もわずかです。
そして、茄子も低GI食品になります。
低GI食品は、最近CMでも耳にするようになり、注目をしている人も多いですよね。
今まで、カロリーにばかり目がいっていた人は、食品のGI値のことを気にしていましたか?
驚くことに、胡椒やワサビよりも味噌の方がGI値が低いです。
つまり茄子の味噌チーズ焼きは、低GIの代表的な食材を使った料理ということになります。
茄子の味噌チーズ焼きレシピは、今までダイエット食と言われていた、リゾットやドライマンゴーよりも、ダイエット食になるのです。
茄子と味噌チーズでダイエット
意外にもダイエット効果が期待できる組み合わせの、茄子と味噌チーズ。
ここまで読んで頂いて、少し見方が変わった人もいるのではないでしょうか。
茄子と味噌チーズは太るから、と避けていた人は、今回ご紹介したような美味しいレシピを作って、新しいダイエットメニューにして下さい。