味噌漬けというと値段も高いですし、購入するにはちょっと手を出しにくいですよね。
実は、味噌漬けは手作りできるんですよ。
手作り味噌漬けを作るのは意外に簡単ですし、好みの食材でアレンジもできます。
しかも、味噌そのものが発酵食品で健康によい漬物なのです。
こちらでは6つの味噌漬けのレシピをご紹介します。
皆さんで是非参考にしてみてください。
ポリ袋で簡単なキュウリの漬物
ポリ袋を使用して漬け込む、とっても簡単な味噌漬けのレシピです。
ポリ袋を使用すると少量の味噌で作れるというメリットもあります。
こちらではキュウリを使用したレシピですが、キャベツや大根、ニンジンなどでアレンジしても美味しく作れます。
毎日食べているぬか漬けなどの漬物に飽きたら、是非こちらのキュウリの味噌漬けを試してみてください。
【材料】
・キュウリ 3本
・味噌 大さじ3
・酒 大さじ1
・生姜(すりおろし) 小さじ1~2
【作り方】
①キュウリは縞々になるように、縦にピーラーで皮をむきます。
多めの塩(分量外)をふりかけ、キュウリを板ずりにします。
②板ずりした①のキュウリを洗って塩を流します。
キュウリをキッチンペーパーで綺麗にぬぐい、麺棒で叩いてヒビを入れます。
③ポリ袋に味噌、酒、生姜を入れ、良く揉んで混ぜます。
④味噌が入った③のポリ袋にキュウリを入れ、味噌を全体になじませます。
ポリ袋の空気を抜いて袋の口を縛り、冷蔵庫で一晩寝かせます。
⑤キッチンペーパーで味噌を軽くぬぐいます。
さっぱりと食べたいかた、塩分が気になるかたは軽く洗っても大丈夫です。
キュウリを斜め切りにし、器に盛って完成です。
ごぼうで野菜味噌漬けのアレンジ
ごぼうの味噌漬けは美味しいのですが、市販のものは国産品がなかなか見つかりませんよね。
たまに国産品を見つけても保存料や着色料が入っていたりなど、添加物が気になるかたは購入を控えてしまいます。
こちらでは、手作りで美味しいごぼうの味噌漬けをご紹介します。
ごぼうが味噌だれからはみ出ないように漬けて、お好みの漬け時間を見つけると、きっとやみ付きになる漬物になりますよ。
漬かり過ぎてしょっぱくなってしまったら、みじん切りにして熱々のご飯に混ぜてアレンジすると美味しくいただけます。
【材料】
・ごぼう 10cm位
・味噌 大さじ3
・酒 大さじ1
・酢(茹でる用) 小さじ1杯
【作り方】
①ごぼうは洗ってから、包丁の背で皮をこそいでむきます。
②鍋に多めの水と酢を入れて沸騰させます。
ごぼうを入れ3分位ゆで、ざるに上げます。
ごぼうの水気を切り、5mmほどの斜め薄切りに切ります。
③ポリ袋に味噌、酒を入れ、良く揉んで混ぜます。
④味噌が入った③のポリ袋にごぼうを入れ、味噌を全体になじませます。
ポリ袋の空気を抜いて袋の口を縛り、冷蔵庫で4時間以上寝かせます。
⑤食べるときは水で軽くすすぎ、味噌を落とします。
器に盛って完成です。
まるでカラスミ!?卵黄でアレンジした漬物
味噌漬けと言うと野菜・魚・肉の漬物を思い浮かべますが、たまにはちょっと変わった食材でアレンジしてみましょう。
こちらは卵黄を使った味噌漬けで、でき上がるとまるでカラスミのような風味がする美味しい漬物です。
和風の献立の時、軽く火であぶって食べるとお酒がすすみます。
また薄く切ってクラッカーの上に乗せて食べるなど、和風洋風どちらの献立にも合う味噌漬けです。
【材料】
・卵黄 4個
・味噌 640g
・ガーゼ 2枚
【作り方】
①タッパーなどの容器に味噌を約2cmの深さになるよう入れます。
②容器に入れた味噌の上にガーゼを敷きます。
ペットボトルのキャップ等で卵黄が入る凹みを、ガーゼの上から4個つけます。
③ガーゼの上からつけた凹みに卵黄をのせます。
④容器のフタにガーゼをのせ、残りの味噌をのせます。
⑤残りの味噌がのったガーゼをフタから移動させ、ゆっくりとやさしく卵黄の上にのせます。
⑥容器のフタをし、冷蔵庫で3日間寝かせます。
⑦味噌の乗ったガーゼを持ちあげます。
⑧卵黄をスプーンですくい、器に盛って完成です。
豆腐を使った味噌漬けアレンジ
豆腐を使ってアレンジした、こちらもちょっと変わった味噌漬けのレシピになります。
漬け込む期間が長く、でき上がるのが待ち遠しいですが、食べた時は濃厚なチーズのような風味でまた食べたくなる漬物です。
一晩でも漬かりますが、3日以上寝かせるとチーズの風味に、より近くなります。
【材料】
・木綿豆腐 1/2丁
・味噌 大さじ2
・みりん 大さじ1
【作り方】
①まず豆腐の水切りをします。
豆腐をキッチンペーパーで包み、500ワットの電子レンジで3分ほど加熱します。
②その間に、味噌とみりんを混ぜ合わせておきます。
ペースト状になるように、様子をみながらみりんを加えてください。
③水切りをした①の豆腐のキッチンペーパーを取り、②の味噌を塗ります。
豆腐の裏面も同様に塗ってください。
④味噌を塗った豆腐をキッチンペーパーで包み、さらにラップで包みます。
⑤冷蔵庫で一晩~1週間寝かせます。
⑥好みの漬け具合になったら、味噌をぬぐいます。
食べやすい大きさに切り、器に盛って完成です。
さわらでアレンジした魚の漬物
さわらの西京漬けというと、市販のものを購入して食卓に出す家庭が多いのではないでしょうか。
こちらでは白ご飯がすすむ、さわらの味噌漬けのレシピをご紹介します。
こちらの味噌だれは他の魚にも合うレシピです。
手頃な価格で手に入るメバチマグロや、脂ののった鮭でアレンジしても美味しい漬物ができます。
ただ焼くだけではなく、たまには味噌漬けにして柔らかな食感で魚を頂くのもいいですね。
【材料】
・さわら 3切れ
◎白味噌 大さじ3
◎酒 大さじ3
◎みりん 大さじ3
◎砂糖 大さじ2
【作り方】
①ポリ袋に◎の調味料を入れ、良く揉んで混ぜます。
②味噌だれが入った①のポリ袋にさわらを入れ、味噌だれを全体になじませます。
ポリ袋の空気を抜いて袋の口を縛り、冷蔵庫で30分~2時間くらい寝かせます。
③漬け込んださわらの味噌だれをキッチンペーパーで軽くぬぐいます。
④焦げないように注意しながらグリルで焼いて、器に盛り付けて完成です。
グリルで焼いている途中、焦げそうになったらアルミホイルをふわっとかぶせて焼きましょう。
鶏むね肉でアレンジした味噌漬け
お肉の味噌漬けと言うと豚肉が思い浮かびますが、こちらでは鶏むね肉を使ったレシピのご紹介です。
味噌だれの効果でパサパサしがちな鶏むね肉が、しっとりとしたハムのような食感の漬物に変わります。
冷めても美味しいのでお弁当に入れてもいいですね。
そのほかにも、とんかつ用豚ロース肉はもちろん、牛タンでアレンジして味噌漬けを作っても美味しいですよ。
【材料】
・鶏むね肉 1枚
◎味噌 大さじ2
◎砂糖 大さじ1
◎酒 大さじ1
◎みりん 大さじ2
【作り方】
①鶏むね肉は厚さ1cmくらいの食べやすい大きさに切ります。
②ポリ袋に◎の調味料を入れて、良く揉んで混ぜます。
③味噌だれが入った②のポリ袋に鶏むね肉を入れ、味噌だれを全体になじませます。
ポリ袋の空気を抜いて袋の口を縛り、冷蔵庫で1~3時間くらい寝かせます。
④フライパンを火にかけてごま油をひきます。
⑤漬け込んだ③の鷄むね肉を強めの中火で両面焼きます。
焼き色がついたら火を弱め、フタをして5分くらい蒸し焼きにします。
⑥火が通ったら、器に盛り完成です。
健康によくて美味しい漬物
こちらでは6つの味噌漬けのレシピをご紹介しましたが、いかがでしたか?
手作り味噌漬けは、高い思いをして市販のものを買わなくて済むので経済的です。
またいつもの魚や肉がしっとり柔らかく美味しくなるので、ちょっとひと手間かけて漬物にするのもおすすめです。
味噌の発酵食品の効果も得られるので、皆さんで是非作ってみてください。