パスタ料理というと、どんなものが浮かぶでしょうか。
ミートソースやナポリタン、トマトやホワイトソースなど、味つけもいろいろなものがあります。
牛乳を使うこともあるでしょう。
では、味噌はどうでしょうか。
パスタに味噌なんて意外と思われる方もいるかもしれません。
今回は、パスタに味噌と牛乳を使ったレシピと、パスタの種類についてご紹介します。
味噌と牛乳で濃厚クリームパスタ
早速、味噌と牛乳を使ったパスタのレシピを見ていきましょう。
≪濃厚味噌クリームパスタ≫
【材料 2人分】
・パスタ 200g
・ハム 4枚
・玉ネギ 1/4玉
・きぬさや 8個
・味噌 大さじ1~1.5
・牛乳 200cc
・小麦粉 大さじ1.5
・マーガリン 小さじ2
・塩 小さじ1
・サラダ油 大さじ1
・オリーブオイル 大さじ3
【作り方】
①玉ネギは薄切り、きぬさやは斜めに半分に切り、ハムは細切りにして、サラダ油で炒めます。
②弱火にして小麦粉を2回に分けて振り入れ、馴染ませます。
③マーガリンを入れ、からませたら味噌を加えて全体をよく混ぜます。
④中火にして牛乳を2回に分けて馴染むように加えていきます。
ふつふつとしてきたら、とろみが出るまで混ぜて火を止めます。
⑤お湯を沸かして塩を入れ、パスタを茹でます。
茹でたら水を切り、オリーブオイルをからませておきます。
そうすることで、クリームパスタがダマになりにくくなります。
⑥④を再度火にかけて、パスタをからませたら完成。
生クリームを使わなくても濃厚なクリームパスタに仕上がります。
鍋焼きパスタも味噌でコクが出る
もちもちした食感の生パスタを使ったレシピです。
≪牛乳と味噌で鍋焼きパスタ≫
【材料 1人分】
・生パスタ(冷凍) 90g
・カボチャ 50g
・玉ねぎ 40g
・人参 20g
・キャベツ 20g
・鶏ささみ 1枚
・油揚げ 1/2枚
・牛乳 150cc
・水 150cc
・固形コンソメ 1/4個
・酒 大さじ1
・味噌 小さじ1(軽く山盛り)
・バター 5g
【作り方】
①人参は薄切り、カボチャと玉ネギはくし形切り、キャベツは3cm角、ささみはそぎ切りにします。
油揚げは油抜きした後、三角に切ります。
②土鍋に①を入れ、固形コンソメを砕いて入れます。
酒、水を回し入れフタをして蒸し煮にします。
ささみは、固まらないように散らして入れましょう。
③野菜に火が通ったら牛乳を加え、パスタを入れて煮ます。
冷凍パスタはレンジで加熱しておきましょう。
④味噌を溶き入れ、バターを入れたら完成。
あればパセリを散らします。
カボチャ以外の野菜は、好きなものを入れてください。
ささみはウインナーやベーコンに変えても、おいしく仕上がります。
ミルクのほうとうのようになり、寒い冬に身体を温めてくれます。
牛乳を使って絶品ナポリタンを作る
牛乳というとホワイトソースが多くなりますが、ナポリタンもおすすめです。
≪コクうまナポリタン≫
【材料 2~3人分】
・ケチャップ 大さじ3
・味噌 大さじ3
・パスタ 200g
・ウインナー 2本
・玉ネギ 1/2個
・ピーマン 1個
・バター 10g
・牛乳 大さじ2
・パルメザンチーズ(お好み)適宜
【作り方】
①ケチャップと味噌を混ぜ合わせておきます。
②パスタは塩を入れたお湯で茹で、ウインナーは斜め薄切り、玉ネギとピーマンは薄切りにします。
③フライパンにバターを熱してウインナー、玉ネギ、ピーマンの順で強火で炒めたら、①を加え炒め合わせます。
④パスタを加え、手早く炒め合わせたら、牛乳を麺にからめるように炒めます。
⑤皿に盛り付け、パルメザンチーズを振りかけたら完成。
炒めたケチャップの香ばしさに、味噌のコクとまろやかさが加わり、おいしくなります。
グラタンも味噌と牛乳で濃厚クリーミー
パスタの種類のひとつにマカロニがあります。
マカロニを使ったグラタンのレシピをご紹介します。
味噌を加えることでコクが出ます。
≪味噌クリームのポテトグラタン≫
【材料 2~3人分】
・ジャガイモ 2個
・ベーコン 4枚
・バター 50g
・玉ネギ 1/2個
・シメジ 50g
・小麦粉 大さじ3
・牛乳 400ml
・白味噌 大さじ2
・ピザ用チーズ 適量
【作り方】
①オーブンを190℃に予熱しておきます。
②ジャガイモは薄くスライスし、耐熱容器に入れ、ラップをしてレンジ(600w)で2分加熱します。
この時水を大さじ1入れると、ジャガイモがくっつきにくくなります。
③ベーコンを食べやすい大きさに切り、中火で2~3分炒め、バターを加えて溶かします。
溶けきったら薄切りにした玉ネギを加えて炒め、しんなりしたらシメジを加え軽く炒めます。
④弱火にして小麦粉を入れたら、全体に馴染むよう混ぜながら、2~3分火を通します。
牛乳を入れたら混ぜ続け、とろみがついたら白味噌を入れて溶かします。
⑤耐熱皿にジャガイモを少しずつ重ねながら並べて④を流し入れ、チーズを散らして190℃のオーブンで20分焼きます。
チーズが溶けて全体に焼き色がついたら完成。
ジャガイモを薄切りにしてレンジで加熱することで、時短にもなり、洗いものも少なくて済みます。
肌寒い日などに熱々のグラタンを作ってみてはいかがですか。
手作りニョッキでミルクスープ
マカロニの他に、ジャガイモで作るニョッキというのも、パスタの種類のひとつです。
もちもちのニョッキを手作りしてみてはいかがでしょう。
≪ニョッキと野菜のミルクスープ≫
【材料4人分】
・白菜またはキャベツ 大3~4枚
・人参 1/2本
・ブロッコリー 1株
・玉ネギ 1/2個
・鶏肉(ムネ・モモどちらでも) 1枚
・水 300cc
・固形コンソメ 1個
・バター 適量
・小麦粉(スープ用) 大さじ2
・牛乳 300cc
・塩、コショウ 少々
・味噌 大さじ1と1/2
【ニョッキの材料】
ジャガイモ 中2個
☆小麦粉 70g
☆卵黄 1個分
☆粉チーズ 大さじ1
☆塩 ひとつまみ
【作り方】
①まずはニョッキを作ります。
皮をむいたジャガイモをひと口大に切り、ラップに包み竹串がすっと通るまでレンジで5~6分程加熱します。
熱いうちに取り出して、マッシャーかフォークで潰し、☆を入れ、全体がまとまるようにこねます。
2cmほどの団子状に丸め、指で真ん中をくぼませます。
手に小麦粉をつけると、くっつかずにできます。
②次に、スープを作ります。
葉物野菜は3cmほどに切り、鶏肉はひと口大、玉ネギは薄切り、人参は2mmほどのいちょう切り、ブロッコリーは小房に分けます。
③鍋にバターを溶かして、玉ネギと鶏肉を弱火で炒めます。
玉ネギがしんなりしたら、小麦粉を入れ、焦がさないよう炒めます。
小麦粉が馴染んだら、水とコンソメを入れ、煮立たせます。
④火の通りにくい野菜から入れ、最後に白菜(またはキャベツ)を入れてフタをして10分程弱火で煮込みます。
⑤野菜から水分が出てきたら、野菜を端に寄せ、ニョッキを入れます。
入れる隙間がないときは、少し水を足してください。
⑥ニョッキを入れ、ひと煮立ちさせたら牛乳と味噌を加え、弱火で加熱します。
塩コショウで味を調え、沸騰する前に火を止めて完成。
ブロッコリーは、色が変わるのが気になる方は別茹でしてから後で加えてください。
キノコや好きな野菜を入れてもおすすめです。
主食にもなるスープで寒い日の献立に合いますね。
パスタの種類はたくさんある!特徴をご紹介
牛乳や味噌を使ったパスタをいくつかご紹介しましたが、ひと口にパスタと言っても、その種類は約650以上もあるのです。
そして、それぞれに特徴があるため、調理方法や好みなども変わってきます。
形状、使用(調理)方法、状態、質感と、分類の方法もたくさんあります。
今回は形状について簡単にご紹介しますので、パスタを選ぶ際の参考にしてみてください。
【ロングパスタ】
・スパゲッティ
麺の断面が円形、太さが2mm前後のもの
・スパゲッティーニ
麺の断面が円形、太さが1.6mm~1.7mm
・フェットチーネ
麺の幅が5mm~10mm
・リングイネ
麺の断面が楕円形、太さが3mm前後で濃いソースと合い、ジェノベーゼに適している
・ラザニア
板状のロングパスタ
【ショートパスタ】
・マカロニ
麺の直径が3mm~5mm前後の円筒状のもの
・ペンネ
両端を斜めにカットした円筒状でソースとからみやすい
・ニョッキ
団子状のショートパスタでジャガイモ以外にサツマイモやカボチャなどを使うことも
・フジッリ/スピラーレ
螺旋状のショートパスタでサラダやスープに使われることが多い
いろいろなパスタを食べてみよう
私たちが普段食べているのは、パスタの中のほんの数種類だけのようですね。
パスタの種類もそうですが、「パスタに味噌なんて」と、一見意外そうな調味料もとても合うことが分かりました。
「食べたことがないから」と敬遠せず、いろいろなタイプのパスタや味付けにチャレンジしてみると、新たな発見があって楽しいかもしれません。
最近では、スーパーにもいろいろなパスタが置いてあります。
ぜひ、じっくりパスタのコーナーを探してみてはいかがでしょうか。