甘酒が体に良いことは知られていますね。
しかも、米麹甘酒はダイエット効果もスゴイということをご存知でしょうか。
すでに健康志向の女性たちの間では人気が上がってきている甘酒。
そのダイエット効果や、美容効果、さらには効果的な飲み方について、解説します。
米麹甘酒は人気急上昇中
お酒はお酒でも、体に良いお酒があります。
甘酒です。
最近では、女優やモデルが食事に取り入れていることが話題になり、人気を集めています。
ほとんどの人が、甘酒を飲んだことがあると思います。
甘酒の中でも、健康効果が高いとして注目されているのが、米麹を使った甘酒です。
実は、甘酒には2種類あります。
米麹で作ったものと、酒粕で作ったものです。
酒粕で作ったものは、アルコールがごく少量含まれており、加糖されたものがほとんどです。
しかし、米麹で作ったものは、お米と米麹を発酵させて作りますので、アルコールが一切含まれていません。
さらに、発酵によってデンプンが糖化されるため、加糖しなくても自然の甘さがあります。
どちらの甘酒も、それぞれの良さがありますが、今回は、米麹甘酒にスポットを当てて、ご紹介していきます。
体に良いだけじゃない!ダイエットもできる米麹甘酒
米麹甘酒は、女優やモデルが食事に取り入れているくらい美容と健康に良い飲みものです。
特徴のひとつとして、ダイエット効果が挙げられます。
米麹甘酒は甘い飲みものです。
カロリーも高いと思われがちですが、実際はそうではありません。
甘酒のカロリーは、100gで81kcalとなっています。
甘みの成分は、ブドウ糖です。
ブドウ糖は、満腹感を感じやすいので、食前に飲むと食べ過ぎを防いでくれます。
また、甘いものが食べたいときや、おやつ代わりに飲むのも良いですよ。
甘酒のブドウ糖は、エネルギーとして消費されやすいので、太りにくい糖分なのです。
さらに、甘酒に含まれている成分も重要です。
米麹甘酒には、ビタミンB群が豊富に含まれています。
このビタミンB群は、代謝に関わるビタミンなのです。
ビタミンB群がなければ、体内の糖質が代謝されずに蓄積されてしまいます。
糖質を代謝するためには、ビタミンB群が必須なのです。
それから、代謝に欠かせない成分というと、酵素があります。
米麹甘酒には、代謝に関わる酵素が100種類以上も含まれています。
酵素を取り入れることで、体内のエネルギー消費や吸収・代謝が促進され、ダイエット効果だけでなく、健康を増進してくれるのです。
米麹甘酒がなぜ人気を集めているのか、お分かりいただけますね。
米麹甘酒を飲むと美肌効果抜群!
せっかくダイエットに成功したとしても、お肌がボロボロになってしまったら残念なことです。
また、無理な食事制限でダイエットをすると、体に悪影響を及ぼす可能性があります。
その点、甘酒であれば心配いりません。
米麹甘酒には、美肌に効く成分も含まれています。
米麹甘酒を発酵させる麹には、「コウジ酸」という成分が含まれています。
このコウジ酸は、メラニンの生成を抑制してくれる効果があります。
シミ防止や美白には、抜群の効果が期待できるのです。
飲むだけでなくパックに使う方法も、美容ブログなどでよく見かける人気の美肌ケアです。
また、米麹甘酒には、保湿効果もあります。
前の項で出てきましたビタミンBは、保湿効果にも優れているのです。
洗顔時に、甘酒を肌に塗ってパックします。
口に入れても大丈夫なものですので、肌にも優しく、毎日使うこともできます。
ツルツルなお肌が手に入りますよ。
総合的に考えても、甘酒はアンチエイジング効果が高い飲みものなのです。
甘酒を飲むタイミング
米麹甘酒はダイエットにも美容にもおすすめの飲みものです。
せっかく体に良い甘酒を飲むのですから、より効果を高めるために、ベストなタイミングで飲む方法をお伝えします。
このベストなタイミングは、甘酒で得たい効果によって変わってきます。
もし、甘酒でダイエットをしたいのであれば、朝に甘酒を飲みましょう。
甘酒の置き換えダイエットが女性に人気です。
朝食の代わりに、1杯(200cc)の甘酒を飲みます。
朝に飲むことにより、代謝が上がり、日中の活動でカロリーが消費しやすくなります。
これを実践するだけで、かなりのダイエット効果が期待できます。
甘酒による美容効果や健康効果が得たいのであれば、夜に飲みます。
寝る前に飲むことで、寝ている間に甘酒の効果が出るのです。
甘酒の、1日のトータル摂取量は200cc以内です。
飲み切りサイズの商品や、紙パックのものはほとんどがこの量に設定されています。
しかし、自分で作った甘酒や瓶入りの甘酒ですと、量を量って飲まなければなりません。
なぜかといいますと、甘酒は飲みすぎると腹痛などを引き起こしてしまう可能性があるからなのです。
人気のホット甘酒は温めすぎないのがポイント
米麹甘酒を飲むうえで、大切なポイントがもうひとつあります。
それは、「生のまま」の甘酒を飲むことです。
生の甘酒には、酵素がたっぷり含まれています。
この酵素が、体に健康効果をもたらしてくれるのです。
せっかくの酵素を壊してしまっては、もったいないです。
甘酒は、温めて飲む方が美味しくて、子どもにも人気がありますので、温めて飲まれている人が多いですよね。
しかし、甘酒は60℃以上になってしまうと、酵素が損なわれてしまいます。
加熱するときは、60℃以上にならないように小鍋に入れて温度を計りながら、弱火で温めましょう。
電子レンジはおすすめしません。
なぜなら、高温になりやすいからです。
少し面倒に感じるかもしれませんが、酵素は大切です。
取り入れるためにも、温度には注意してください。
米麹甘酒は、独特の風味がありますので苦手な人もいると思います。
そのままの甘酒が飲みにくいのであれば、料理に活用するのがおすすめです。
特におすすめなのは、ほかの調味料を合わせて使ってみるということです。
調味料と合わせて使うのでしたら、温めすぎる心配もそれほどありません。
味噌やポン酢、焼き肉のたれなど、甘酒を合わせることによって旨味が増します。
いろいろな料理に活用して、甘酒を取り入れてみてください。
米麹甘酒を手作りで!手軽な炊飯器を使ったレシピが人気
米麹甘酒は、市販されているものも美味しいものがたくさんあります。
しかし、ご自宅でも手作りできますよ。
簡単にできるステンレスボトルを使ったレシピや、炊飯器を使ったレシピが人気です。
今回は、炊飯器の保温機能を使った作り方をご紹介します。
【材料】
・米麹 500g
・お米 1合
・水 450cc
・塩 少々
【作り方】
①お米1合でおかゆを作ります。
炊飯器に、お米を研いで入れ、おかゆ用の目盛りまで水(分量外)を入れます。
おかゆモードでおかゆを炊きます。
②米麹を、もみほぐしておきます。
③おかゆが炊き上がったら、一旦炊飯器から外します。
水450ccを加えて少し冷まします。
温度を計りながら行います。
60℃まで温度を下げます。
④おかゆに米麹を混ぜます。
ヘラで均一になるように混ぜましょう。
このとき、ひたひたの状態にします。
水が足りないようであれば、ぬるま湯を少し足しましょう。
⑤再度炊飯器にセットします。
⑥炊飯器のふたは閉めず、布巾を載せて保温スイッチを入れます。
⑦5時間程度、保温したまま発酵させます。
ときどき(2時間おきくらい)かき混ぜましょう。
味見をして、甘くなっていれば完成です。
冷まして、容器に移し替えます。
暑い季節は発酵が進みすぎないように、冷水に浸すなどしてすぐに冷やしましょう。
できあがった甘酒は、そのままですと濃厚過ぎて飲めません。
飲むときは、小鍋に取り分けて、お好みの濃さに薄めて飲みましょう。
この甘酒であれば、添加物なし、酵素がそのまま摂れますよ。
甘酒のパワーをしっかり取り入れよう
ダイエットのカギを握っているのは、米麹甘酒に含まれているビタミンB群と酵素です。
甘酒のパワーを余すところなく取り入れるため、加熱するときには十分注意してくださいね。
もちろん甘酒の効能はダイエットだけではありません。
風邪を引いたとき、疲れているとき、子どものおやつにも甘酒を、ぜひ活用してくださいね。