ダイエットを行うとき、「糖質」や「脂質」を気にする方は多いかと思います。
実はダイエットを成功させるためには、調味料も大きく関係しています。
調味料といったら、「醤油・砂糖・塩・味噌」が代表的な調味料ですね。
なぜ、ダイエットに調味料が関係しているのか、詳しく解説していきましょう。
醤油はダイエットにも優れている調味料
ダイエットをするときは、調味料にも気をつけなければなりません。
ダイエットの定番食といったら、サラダですが、いくらサラダが低カロリーだからといって、脂質や糖質たっぷりのドレッシングをかけてはダイエット効果は半減してしまうでしょう。
醤油は、日本の伝統的な調味料の1つでもあります。
その醤油ですが、ダイエットにおすすめの調味料、ということをご存知でしょうか?
そもそも、人が舌で感じる味覚は5つあります。
それは、「甘み・うま味・塩味・酸味・苦味」になります。
上記の味覚を全て備えている調味料が、「醤油」なのです。
また、醤油のカロリーは、大さじ1杯たったの13kcalと低カロリーです。
高カロリーな調味料といったら、マヨネーズがありますが、マヨネーズは大さじ1杯84kcalもあります。
他にも、オイルたっぷりのドレッシングなど高カロリーな調味料はたくさんありますが、それに比べたら醤油は非常に低カロリーであることが分かります。
それに加え、一滴で味が整えることができ、どんな料理にも合うので、飽きることなく長く続けることができるのです。
ダイエット中は調味料の糖質に注意!
ダイエットには、脂質の他に、糖質をカットするというイメージが強いですよね。
糖質制限ダイエットを実践している方は、白米やうどんなどの主食や、甘いものを我慢しているかもしれません。
ただ、主食や甘いものの摂取をしないように意識しても、調味料の中身には気が回らない方も多いです。
糖質が多い調味料の代表といったら、「砂糖」です。
また、みりんやはちみつ、ケチャップなどにも多く含まれています。
他にも、味噌の中でも「白みそ」は多くの糖質が含まれていますので、ダイエット中は控えることをおすすめします。
さらに、ソースや焼肉のたれなどは、味に深みを持たせるために果物やカラメルなどが含まれており、当然糖質量も多くなっています。
その点醤油は、糖質も少なめですので、安心して摂り入れることができます。
そこで、糖質が多いとされる調味料から醤油まで、糖質量を見比べてみましょう。
以下、すべて大さじ1杯に含まれる糖質量を表しています。
・醤油(濃口):1.8g
・ケチャップ :3.8g
・焼肉のたれ :4.3g
・すし酢 :5.0g
・中濃ソース :5.4g
・白みそ :5.8g
・白砂糖 :8.8g
・みりん :9.9g
・はちみつ :16.8g
上記を見ても、醤油の糖質は圧倒的に少ないことが分かります。
そのため、ダイエットにおすすめの調味料なのです。
醤油はダイエットに最適な調味料!ただし塩分には注意しよう
自分の身体をコントロールするためには、なんといっても自炊が欠かせません。
楽しく料理して、脂質や糖質をオフできれば理想的ですよね。
ダイエットで多くの方が実践されているのが、「炭水化物抜き」ダイエットですね。
これは炭水化物の代わりに、野菜やタンパク質などが多く含まれているおかずを代わりに食べるといったダイエット方法です。
ここまで、ダイエットの調味料として「醤油」をおすすめとしてきましたが、1つ注意点があります。
それは、「塩分」です。
おかずを多く食べるということは、それだけ塩分量を多く摂取してしまうことになります。
醤油の塩分は、大さじ1杯2.6gも含まれています。
さらに薄口醤油ともなると、2.9gも含まれているのです。
そもそも、厚生労働省が定めている一日に塩分摂取量は、男性で9g未満、女性で7.5g未満とされています。
塩分の過剰摂取は、むくみや高血圧など、健康に害を及ぼす可能性もあるので、しっかりと基準に沿った塩分量を守っていくことが大切です。
糖質制限も重要ですが、塩分の摂取量にも注目してみましょう。
塩分はダイエットに深く関係していた!?
実は塩分が、ダイエットに大きく関係していることをご存知でしょうか。
ここでは、塩分を過剰に摂取することで、引き起こす病気や、なぜ塩分がダイエットに関係しているのかを、お伝えしていきます。
まず、塩分を摂りすぎると、むくみや高血圧に大きな影響を与えることになります。
特に、寒い時期になるとむくみの症状は出やすくなります。
このむくみを放っておくと、セルライトの原因にもなってしまうのです。
また、高血圧になると血管が傷み、心不全や心肥大などの心臓病のリスクを高めたり、脳卒中や脳梗塞なども起こりやすくなります。
更に、腎臓の機能を低下させ、腎不全を引き起こす可能性もあります。
腎臓は、塩分を排泄させるためにもとても大切な器官です
塩分を過剰摂取すると、腎臓に負担がかかり、尿路結石や胃ガンなどの原因にもなりかねません。
また、有害な活性酸素である、酸化ストレスを増やし、血糖値を下げるインスリンの効き目を落としてしまうことにもなります。
その結果、インスリン抵抗性を高める異常が起こり、メタボリックシンドロームなどの様々な生活習慣病のもとになってしまうのです。
醤油が万能調味料だからといって、なんでもかんでも味付けすると、塩分を過剰摂取してしまうことになりかねません。
ダイエットに塩分は関係ないと思われる人もいるかもしれませんが、このようなリスクを上げる可能性があることが分かると、軽視できない問題でしょう。
ダイエット中の塩分を減らすための工夫とは
塩分を気をつけなければならないとなると、味付けに工夫が必要になってきます。
ここでは、どのようにして減塩していくのか、その方法をご説明していきます。
・料理にダシを取る
和食にしても、洋食にしてもダシは非常に重要であることはいうまでもありません。
食材は、すべてのものからダシが出ます。
ダシは、料理に風味とコクを与えるので、少量の塩分でも満足させることができます。
結果、醤油などの調味料の塩分量を抑えることができるのです。
・食べる寸前にかける
人間の舌は、塩分の濃度さに敏感です。
そのため、食べる寸前に塩や醤油などの調味料をかけると、少量でも満足できる味付けになるのです。
減塩を行うことは、むくみを解消する効果もある他、ダイエットにも深く関係しています。
自炊をするときは、ダシを取るなどして、うまく塩分摂取量を調節していきましょう。
ただし、ダシといっても、スーパーなどで売られている顆粒ダシには注意してください。
これらの顆粒ダシには、糖分や塩分が多く含まれているものも多いです。
やはり、自然のものから取るダシが一番いいということです。
ダイエット中の醤油はどれがおすすめ?
基本的にダイエットしているときは、塩分の摂取量に注意しましょう。
特に、糖質制限ダイエットを行っている方は、ご飯の代わりにおかずを食べることから、塩分の摂取量が増えてしまいがちです。
ダイエットは糖質に目を向けることも大切ですが、塩分にも注目する必要があります。
ダイエットを行う際の調味料は、塩もしくは、醤油がおすすめです。
醤油といっても様々な醤油がありますが、薄口醤油は他の醤油と比べると塩分が高くなっていますので、ダイエット中は避けた方がいいでしょう。
他にも、ダシ醤油がありますが、これはかつおなどのダシが加わり、風味と味共によいものですが、糖質量が普通の醤油より高くなっています。
おすすめなのは「濃口醤油」です。
この濃口醤油はスーパーなどでも売られている、どの家庭にもある一般的な醤油のことです。
濃口醤油は塩分は少ないとはいえないものの、味と風味のバランスが非常によく、どんな料理にも合わせることができます。
ダイエットを成功させるためには、自然のものから取るダシを上手く活用し、少量の塩分でも満足できる食事を心がけていきましょう。
ダイエットは塩分量も重要
いかかでしたか?
醤油はダイエット中の調味料としてはおすすめです。
ただし、塩分の過剰摂取には注意しましょう。
また、ダイエットに自炊は欠かせませんね。
料理にダシを活用するなどすれば、減塩することができます。
ぜひ、試してみてくださいね。