自宅でオリーブオイルを使っている方も多いと思いますが、どのオリーブオイルを使っていますか?
スーパーや専門店など、様々な場所でオリーブオイルを見ますが、どれを買えばいいか悩むと思います。
そこで、健康に良いオーガニックオリーブオイルのおすすめをご紹介します。
オーガニックオリーブオイルができるまで
料理に油は欠かせませんが、オリーブオイルを使っている家庭も多いと思いますので、始めに、オーガニックオリーブオイルについてご説明します。
オーガニックとは、日本語に略すと有機栽培のことです。
有機栽培は農薬や化学肥料に頼らずに、太陽・水・土地などの自然の恵みを生かした栽培方法です。
オリーブオイルは、オリーブの実を栽培して、実の成熟度によって10月から2月にかけて収穫します。
収穫したオリーブの実は、搾油していきますが、搾油には、大きく分けて2種類の方法があります。
昔ながらの伝統的圧搾法か、遠心分離機の連続法による搾油があります。
ここでは、伝統的圧搾法を、簡単にご説明していきます。
まず、オリーブの実を石臼のようなもので砕き、ペースト状にします。
ペースト状にしたものをプレス機で圧力をかけて、遠心分離機で水分と油分に分けて、油分をろ過することで、オリーブオイルができます。
次は、知っておきたい「本物のオーガニックオリーブオイルを買うときのおすすめポイント」についてご紹介します。
本物のオーガニックオリーブオイルを買うときのおすすめポイント
スーパーでも様々なオーガニックオリーブオイルがありますが、エクストラやピュアなどの名称が、よく書いてあります。
価格も様々あるので、どれがいいか悩んでしまうと思います。
そこで、本物のオーガニックオリーブオイルを買うときのポイントをご説明します。
エクストラやピュアなど、オリーブオイルを買うときに、よく目にするかと思います。
オーガニックオリーブオイルを買うときは、オーガニック認証マークが付いてるものを買いましょう。
国ごとにマークが違いますが、マークがあればオーガニックで間違いないです。
ただ、国によって、オリーブオイルの基準が違い、日本の基準は他の国よりも低いです。
本物のオーガニックオリーブオイルを買うときのポイントは、
1.遮光性のボトルに入ったもの
2.オーガニック認証マークの有無
3.酸度が0.8以下
4.価格(1ミリが3円以下のものはおすすめしない)
5.コールドプレス製法で作られているか
この5つを見ることで、本物のオーガニックオリーブオイルを見分けることができます。
オリーブオイルの効果
料理に使う油は菜種油・サラダ油などありますが、健康に良い油として、よくオリーブオイルがおすすめと聞きます。
では、どのような効果があるのでしょうか。
オリーブオイルの栄養成分で、注目されているのがオレイン酸で、脂肪酸の70~80%を占めています。
オレイン酸の効果は主に、
・血液をサラサラにする
・悪玉コレステロールを減少させる
・動脈硬化、心筋梗塞を予防する
・便秘の解消
などの効果があります。
また、抗酸化作用があるポリフェノールも、オリーブオイルには数種類あります。
・ヒドロキチロソール
美白成分や骨粗しょう症の予防
・オレオカンタール
心臓病、ガン、アルツハイマーの予防
・オレウロペイン
免疫力の効果を高める
以上のように、言われています。
最近の研究で、オリーブオイルの健康や美容機能が、どんどん解析されているところです。
将来的には、もっと効果が増えるかもしれませんね。
以上の様々な効果があり、健康な油と言われていますが、どんなオリーブオイルにも、同じように効果があるわけではありません。
オーガニックオリーブオイルのような、素材や作り方を厳選したものでないと、効果が薄いです。
オリーブオイル・種類別のおすすめの使い方
オリーブオイルは大きく分けると、バージンオリーブオイル・精製オリーブオイル・オリーブオイルの3種類があります。
よく見かけるエクストラバージンオリーブオイルは、バージンオリーブオイルに分類され、ピュアオリーブオイルは、オリーブオイルに分類されます。
今回は、2つのおすすめの使い方をご紹介します。
◎エクストラバージンオリーブオイル
オリーブオイルの一番搾りで、風味や香りがよく、ドレッシングや仕上げに少しかけるような、加熱しない使い方がおすすめです。
加熱すると、風味がきつくなると言われていますが、最近は加熱する人も増えています。
その理由としては、
・加熱することで、特有の辛みがなくなり、オリーブオイルの香りが残る
・ピュアオリーブオイルより、加熱しても酸化しにくい
などがあるので、加熱することもおすすめです。
◎ピュアオリーブオイル
精製オリーブオイルに、エクストラバージンオリーブオイルをブレンドしたものです。
ブレンドの割合はメーカーによって違いますが、エクストラバージンオリーブオイルの割合が多いです。
風味や香りは劣りますが、加熱しても香りが保つため、加熱用として使うのがおすすめです。
オリーブオイルでも、品質が悪いと美味しさが半減するので、オーガニックオリーブオイルを使って、料理の味をワンランク上げてみるのも良いですね。
おすすめのオーガニックオリーブオイルをご紹介
オリーブオイルは健康的な油ですが、本物を選ばないと効果が薄いです。
そこで、本物のオーガニックオリーブオイルのおすすめを一部ご紹介します。
◎ロマニコ
スペインのカタルーニャ地方でのみ採れる、アルベキーナ種のオリーブ100%を使っています。
EUの有機農法を仕切るCCPAEという機関が、農場・収穫・製造・梱包までチェックし、すべてクリアしているオリーブオイルです。
オーガニックの中で、最も有名なものです。
◎アルチェネロ
イタリアの有名なオーガニックブランドで、パスタ・トマトソース・ビネガーも製造しています。
クセが少なく、どんな料理とも相性が良いです。
◎ヤマサン醤油株式会社
香川県小豆島で作られ、日本で初めて有機JAS認定されたオリーブオイルです。
日本では、農薬や化学肥料を使わないで作るのは、不可能と言われていました。
しかし、自然環境や土壌を最大限に生かすことで、栽培に成功した幻のオリーブオイルです。
洋食はもちろん、和食との相性も抜群です。
◎フシコス
ギリシャのクレタ島で作られているオリーブオイルです。
コロネイキと言われるオリーブだけで作られていて、最初はフルーティな甘さがあり、後からピリッとしたスパイシーさを感じます。
容器は、光・酸素・熱を通さない缶なので、新鮮なまま保管するには最適です。
オーガニックオリーブオイルのおすすめレシピ
オーガニックオリーブオイルを普通の油のように使ってもいいですが、せっかくならオリーブオイルの香りも楽しみましょう。
オリーブオイルだからこそできる、おすすめレシピをご紹介します。
『さんまのアヒージョ』
【材料】
・さんま 2尾
・しめじ 1/2パック
・オーガニックオリーブオイル 120cc
・ニンニク 2片
・赤唐辛子 少々
【作り方】
①内臓を取り、塩水で洗ったさんまを、ぶつ切りにします。
しめじも食べやすい大きさに切ります。
②すりおろしたニンニク・オーガニックオリーブオイル・赤唐辛子を鍋に入れて、香りがするまで弱火で加熱します。
③さんまとしめじを②に入れて、さんまから気泡が出るまで、中火で加熱します。
弱火にして15分、裏返して15分加熱します。
お皿に、油も一緒に入れて出来上がりです。
『生ハムとルッコラのサンドイッチ』
【材料】
・生ハム 適量
・ルッコラ 適量
・オーガニックオリーブオイル 適量
・ニンニク 適量
・塩 適量
・バケット 適量
【作り方】
①バケットをトーストして、ニンニクをすり付けて、香りを付けます。
②手でちぎったルッコラ・塩・オーガニックオリーブオイルを和えます。
③バケットに、②と生ハムをのせて出来上がりです。
お好みで、チーズや胡椒を加えても美味しいです。
美味しいオリーブオイルを
様々なところでオリーブオイルは売っていますが、本物でないと、味や効果は薄いです。
オーガニックオリーブオイルは高価ですが、少量入れるだけで味のアクセントになり、普段の料理がさらに美味しくなります。
ぜひ本物の味を味わってください。