油っこいものを食べすぎたとき、この油を流し去りたい!と願ったことはありませんか?
人間だれしも、太りたくはないものです。
できれば、油や脂肪を分解してくれる、もしくは吸収を妨げてくれるような飲み物を見つけたいものです。
今回は、ダイエットや健康づくりに役立つ、油を分解してくれるような飲み物をご紹介します。
ルイボスティーは油を分解してくれる飲み物?
ルイボスティーはノンカフェインで、妊婦さんも飲めるということで、人気の健康茶です。
南アフリカ原産の、針葉樹の葉を使ったお茶で、今では世界中で愛されているお茶です。
油を分解する働きがあるという説もありますが、それよりもはっきりしているのは、食欲を抑える効果です。
カロリーも0kcalなので、ダイエット中の飲み物として、ぴったりですね。
SODという酵素が含まれていて、体に含まれている毒素を排出してくれ、むくみ解消、痩せやすい体質へと体質改善できます。
また、SODによって腸内環境も良くなりますので、便秘解消の効果も期待でき、美容に役立ちますよ。
しかし、痩せやすい体質になるというだけで、飲めば自然と痩せるというわけではありません。
なので、ルイボスティーを生活の中で飲みながら、運動も定期的に行うようにすることがおすすめです。
飲み方としては、毎日欠かさず摂ることがおすすめです。
食前にまず1杯飲むと、食欲を抑える効果があります。
間食代わりに飲むと、おやつを食べたくなるのを抑えてくれます。
そして、夕食の1時間後に飲むと、夜食を食べたくなるのを防ぎます。
1日3杯ほどを毎日飲むと、アンチエイジング・ダイエット・健康に役立つはずです。
コーヒーは油を分解してくれる飲み物か?
眠気覚ましや気分転換のために、コーヒーを飲み人は多いのではないでしょうか。
そんな身近な飲み物のコーヒーには、油を分解する能力はあるのでしょうか?
コーヒーに含まれている成分といえば、カフェインですね。
カフェインは、代謝を上げて消費エネルギーを高め、脂肪も分解してくれる効果もあります。
また、コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノールも含まれていて、肝臓で脂肪を燃やしやすくしてくれる作用があります。
ですから、コーヒーはダイエットに向いていると言えるでしょう。
飲み方のコツは、運動の30分から1時間前に飲むことです。
また、クロロゲン酸は熱に弱いので、効果を期待するなら、浅煎りコーヒーを飲むことなどです。
念のためですが、コーヒーに砂糖を入れたり、ミルクを入れたりすると確かにおいしいですが、ダイエットには向きませんので注意しましょう。
また、インスタントコーヒーにはクロロゲン酸やカフェインがあまり含まれていないので、ドリップコーヒーがおすすめです。
ホットコーヒーの方が、クロロゲン酸やカフェインなどの成分を体が吸収しやすいですし、内臓も温まりますので、アイスよりホットで飲みましょう。
コーヒーには、脂肪分解に役立つ成分が含まれています。
緑茶は油を分解する?カテキンに注目
緑茶に含まれている、ポリフェノールの一種であるカテキン。
カテキンの働きにより、体に脂肪がたまるのを防いでくれるため、緑茶はダイエットに向いている飲み物です。
緑茶に含まれるカテキンのうち、エピガロカテキンガレートは、コレステロールが吸収される形になるのを妨げる働きがあります。
血中のLDLコレステロールや中性脂肪値が上昇するのを妨げ、LDLコレステロールが肝臓で分解されるのを促進する作用があります。
また、緑茶に含まれているカテキンや、カフェインなどの成分には、脂肪蓄積を抑制する働きがあります。
そのため、油っぽいものを食べた後、緑茶を飲むと、脂肪がたまりにくくなるとも言われています。
運動前後に飲むことで、脂肪が燃えやすくなるということもあるようですので、食後と運動前後には緑茶を飲んでみましょう。
油の分解はしないけど白湯はおすすめ
白湯(さゆ)とは、沸騰させたお湯を50℃くらいに冷ましたものや、お湯そのものを言います。
油を分解する飲み物ではないですが、健康にもダイエットにも良いと注目されています。
お水をあまり飲まないと、血がドロドロになり、代謝も悪くなります。
白湯を摂ることで血流が良くなり、代謝も上がるというわけです。
飲むときは50℃くらいで飲むので、体が温まり、冷え症改善や代謝アップ、内臓の働き改善にも役立ちます。
体温が1℃上がると、代謝は12%ほど上がるので、体温を上げ代謝をアップさせることで、痩せやすい体質になっていけるでしょう。
ゆえに、白湯を飲むことは、ダイエットにもつながるということになります。
何よりうれしいことに、カロリーゼロですからね。
白湯を飲むと、デトックス効果も期待できます。
体内の毒素や老廃物を排出してくれるのです。
つまり、美容効果、美肌効果もあるわけなんです。
むくみも取れますので、スッキリと見えるようになります。
白湯は朝・昼・夜・寝る前と、4回に分けて飲み、白湯の量は1日合計で800mlを飲むようにしましょう。
一気に飲むのではなく、200mlくらいの量をゆっくり10分ほどかけて、すするように飲むのがコツです。
黒烏龍茶は油を分解する飲み物?
コマーシャルでよく流れる黒烏龍茶には、普通の烏龍茶より重合ポリフェノールというものが、多く含まれています。
重合ポリフェノールは、脂肪の分解酵素を活性化するので、黒烏龍茶はダイエット効果がある飲み物だと言えます。
こってりとした食事の油を、体外に排出してくれる働きもあるので、おすすめです。
食前食後に飲むことで、油や脂肪の吸収を妨げてくれるでしょう。
また、運動前に飲むのも効果的です。
黒烏龍茶に含まれているカフェインには、代謝アップ効果があり、脂肪燃焼を促進してくれます。
かといって、すでに体に溜まっている脂肪分を溶かすことは、なかなか難しいので、これを飲むだけで痩せていくという効果を期待することはできません。
運動前に飲み、運動を定期的にすることで、健康的に痩せることができるはずです。
やっぱりプーアル茶は油を分解する?
プーアル茶は、ほとんどを発酵させているため、酵素が最も多い黒茶に分類されます。
酵素が多いため、油を体外へ流す効果がある飲み物です。
脂肪は分解されて体に吸収されますが、もし分解されないなら、脂肪は吸収されません。
脂肪が分解されるには、まず胆汁により乳化されないといけませんが、プーアル茶の没食子酸(ぼっしょくしさん)と重合カテキンが胆汁と結びついて、脂肪の乳化を妨げます。
そのおかげで、そのまま脂肪が体外へ排出されるのです。
プーアル茶には、脂肪燃焼効果もあります。
リパーゼという酵素は中性脂肪を溶かしますが、プーアル茶はそのリパーゼの分泌を高めます。
また、リパーゼは、体の中性脂肪が燃焼されやすい形に変えてくれるのです。
このように、プーアル茶は脂肪が分解するのを防ぎ、脂肪を燃焼させるというダブルの効果があり、ダイエットにとてもふさわしいことがわかりますね。
ダイエットのほかにも血糖値を抑え、コレステロール値を改善する効果があるそうです。
もちろん、カフェインは含まれていますので、飲みすぎに注意しましょう。
ダイエットの補助として飲みましょう
いかがでしたか?
飲むだけで痩せるというダイエット法と捉えず、あくまで補助的に生活に取り入れていくようにしましょう。
体質改善したり、痩せやすい体質に変えてくれる効果はありますので、それに食事の制限やトレーニングを加えると健康的に、そして効果的に痩せていくことができますよ。
皆さんは、どの飲み物に惹かれましたか?
ぜひ、その飲み物を生活に取り入れて、試してみてください。