ダイエット後に訪れるリバウンドを防ぐ3ヶ月の重要性

女性なら、大半の人が一度は行ったことがあるであろうダイエット。
そのダイエット後、リバウンドしてしまったという人も、多いのではないでしょうか。

それには、しっかり原因があります。

その原因と、リバウンドを防ぐために、3ヶ月という期間が大切だということを、今回は紹介していきます。

リバウンドせずダイエットを成功させる3ヶ月の重要性

ちょっと油断して食べ過ぎていたら、ふと体重が増えていたりしますよね。

急いで色々な方法でダイエットして痩せることができたけれど、しばらくするとリバウンドしている。
それどころか、むしろ増えている。
といった、恐ろしい悩みを持ったことはありませんか。

こうなってしまっては、せっかく頑張ってダイエットを成功させたのに、今までの努力はなんだったの?と、残念な気持ちになるのは当然です。

実はダイエットには3ヶ月という期間が、とても重要で密接に関わってきます。
3ヶ月は長いようで、正しく過ごせば、あっという間に過ぎ去ります。

どうして元の体重に戻ってしまうのかを正しく理解して、ダイエット後の体重をキープできるようにして成功させましょう。

ダイエット後リバウンドしてしまう理由

ダイエットを行う上で、リバウンドしにくくオススメな考え方は、3ヶ月ほど掛けて、じっくりダイエットを行うことです。

もちろん、短期間のダイエットはすぐに効果を実感することができるのですが、即効性を求めるので、ハードなスケジュールになりがちです。

そして、なにより、長期間でのダイエットよりも、リバウンドしやすいというデメリットがあります。

ところで、リバウンドは、なぜ起こるのでしょうか。

リバウンドの原因のひとつは、ホメオスタシスという機能です。
ホメオスタシスとは、短期間で痩せると基準の体型、つまり元の体型に戻ろうとする力です。

人は喉が渇いたら、飲み物を飲もうと思います。
暑いと思ったら汗を出して、身体の体温を下げようとします。

これらも、ホメオスタシスの力です。

自身の身体の異常を察知して、元に戻そうとする大切な役割を持つのが、ホメオスタシス機能です。

しかし、大切な役割とはいえ、ダイエットをしている人には、とても困った力ですよね。

最初は痩せたのに、途中から、なかなか痩せなくなったという停滞期は必ず存在しますが、これもホメオスタシスが原因です。

また、ホメオスタシスが最も働くのは1ヶ月ほどで、体重が5%落ちたときと言われています。
50kgの人だと2.5kgくらいです。

短期間で行うダイエットなら、成果としては珍しくない量ですよね。

このことから、リバウンドしにくくするには、1ヶ月2.5kg以内のダイエットが、一番効率的であると言えるでしょう。

ダイエット後リバウンドしてしまう理由②

3ヶ月ほど掛けて、ダイエットしたほうが良い理由のもうひとつとして、リプチンというホルモンも原因として挙げられます。

体内には、レプチンというホルモンが存在し、レプチンは体脂肪を吸収すると、満腹感を得ることができるホルモンです。
このレプチンは、食べ過ぎないように働きかけてくれるもので、本来、太りたくない人の味方です。

しかし、ダイエット中はレプチンが体内から少なくなってしまっているので、脂肪を吸収する量が減ってしまい、レプチンも減少してしまっています。

そのレプチンが体内に少ない状態だと、人は満腹感をなかなか得ることができません。
そのため、ダイエット後に、アレコレと食べ過ぎてしまい、リバウンドの原因となってしまうのです。

ダイエット後のレプチンの量が正常と、体が判断するまでには、やはり時間が掛かります。
その間、体重を自身でキープしておくということが、大切になります。

つまり、ホメオスタシスとレプチン、この2つがダイエット後に最も注意したい、リバウンドの原因になっているのです。

ダイエット後も3ヶ月がキーワード

では、どうすればリバウンドしてしまう現象を、抑制することができるのでしょうか。

まず、ダイエット後のレプチンの量が正常であると、体が判断するまでには、時間が掛かると言いました。

そのため、満腹感はなかなか得ることができないものの、その間は食べ過ぎを抑えて、体重をキープしておくということが大切になります。

このレプチンが正常だと、判断されるのに約1ヶ月です。

次に、ホメオスタシスが必死に体を元に戻そうとする力を抑えるためには、ホメオスタシスの基準を痩せる前の体重ではなく、痩せた後の体重にする必要があります。

このホメオスタシスが、痩せた後の体重が基準であると判断されるのに、約3ヶ月です。

つまり、この2つともが、痩せた体に順応するまで3ヶ月ほど掛かるのです。

短期間でダイエットに成功しても、そこから3ヶ月は、体重を自身でキープする努力が必要になります。

目標の体重に達成した後や、停滞期に入ってしまうと、ついつい気が緩みがちになりますが、それがリバウンドしてしまう原因です。

短期間でダイエットをした人は、ここからが勝負なのです。
元に戻らないように、落とした体重をキープしなくてはいけません。

急がないのであれば、先ほども述べた通り、3ヶ月じっくり時間を掛けたダイエットをオススメします。

3ヶ月掛けるダイエットのメリット

3ヶ月という時間を掛けてダイエットを行うには、良い理由があります。

ゆっくりダイエットを行って、急激な体重の減少を抑えると、ホメオスタシスやレプチンの働きを活発にさせずに痩せていき、リバウンドのしにくい体になれるからです。

このことから、期間を設定するなら、3ヶ月ぐらいが良いとされています。

これだと、1日1日を有効に使うことができますし、モチベーションも上がります。
また、短期間で体重をたくさん落とすのは、体に負担が大きく危険です。

逆に、時間をかけ過ぎてしまっても、モチベーションも上がりませんし、ダラダラしてしまう可能性があります。

3ヶ月が短くもなく、長くもない良い期間なのです。
3ヶ月の間なら間食をやめる、夜ご飯控えめにするといった、無理のないルールが続けやすいのもメリットです。

また、3ヶ月続けることによって、ダイエット中の習慣を癖づけることができます。
3ヶ月過ぎた後も間食しないことに慣れて、食べなくても大丈夫という癖がつけば、儲けものですよね。

リバウンドを恐れない体へ

ダイエット後の3ヶ月、3ヶ月掛けて行うダイエット。

どちらも、3ヶ月という期間は、とても大切で重要な期間になります。

ダイエットには、停滞期が必ず訪れます。
停滞期は目に見えた結果が見えないため、やる気も出なくなってしまいます。

しかし、そこで諦めてはいけません。
停滞期は、必ずダイエットをすれば通る道です。

逆に言えば、停滞期が来たらダイエットが成功し、順調に進んでいる証拠でもあるのです。
むしろ喜んで、プラスに捉えましょう。

続けていれば、ホメオスタシスやレプチンも痩せた体を受け入れ、リバウンドせずダイエットを成功させることができますよ。

その3ヶ月を楽しく過ごすために、何か新しい趣味を見つけられるといいですね。
すると、あっという間に3ヶ月なんて過ぎてしまいます。

3ヶ月という期間でリバウンド知らずに

いかがだったでしょうか。

ダイエットに成功すると、誰だって気が抜けます。
しかし、そこからリバウンドへの道へ進むのか、維持の道へ進むのかが分かれるポイントです。

努力を水の泡にしたくないからこそ、維持の道へ必ず進んで欲しいですね。

リバウンドせず、痩せた体をしっかりキープし続けるためにも、維持の3ヶ月にしても3ヶ月かけたダイエットにしても、その期間をしっかり有効に使っていきたいです。