今年も暑い夏がやってきました。
夏と言ったら、カキ氷ですよね!
カキ氷を作る機械は簡単に手に入るので、ご家庭でもカキ氷作りを楽しんでいる方も多いですよね。
いちごやメロン、ブルーハワイなど色々な味が楽しめますが、あのカラフルな色と添加物が気になりますよね。
だからこそ、カキ氷のシロップを手作りしてみませんか。
一番人気のいちごシロップの作り方などをご紹介します。
いちごシロップを手作りする前に
暑くなると、カキ氷が恋しくなりますよね。
いちごのシロップの作り方をご紹介する前に、まず「いちご」の歴史についてお話します。
今、私達が食べているようないちごの栽培は200年くらい前に始まりました。
南アメリカと北アメリカから持ち込まれた品種が、自然に交雑したものと言われています。
ここ日本には、江戸時代の終わりに伝わってきましたが、その際には定着しませんでした。
明治32年頃になってから、フランスの品種が導入されたことで、本格的な栽培が開始されました。
今や、子供から大人まで大人気のいちごは、美味しいだけでなく、ビタミンCも沢山含まれています。
<いちごの主な品種>
☆とちおとめ
栃木県生まれで、酸味が少なく甘味が強いのが特徴です。
☆あまおう
福岡県で育成され、糖度が高く、適度な酸味とのバランスにも優れています。
☆紅ほっぺ
静岡生まれで、粒が大きく鮮やかな紅色をしていて、果肉も赤くなるのが特徴です。
糖度が高く、甘味の中に適度な酸味がマッチしています。
次々に新しい品種が誕生しているので、今後もどんないちごに出会えるか楽しみですね。
いちごの栄養効能&美味しいいちごの見分け方
ここでは、いちごの栄養と効能についてご紹介します。
主な栄養成分はビタミンC・葉酸・食物繊維などです。
数ある中で注目すべき栄養成分は、アントシアンです。
アントシアンはポリフェノールの一種で、青紫色の天然色素です。
目の働きを高め、眼精疲労予防、発がん抑制作用にも効果が期待できます。
また、いちごにはビタミンCも沢山含まれているので、風邪予防や健康的なお肌作りにも期待できます。
葉酸は、貧血予防に効果的です。
食物繊維のペクチンは、血糖値の上昇やコレステロールの吸収を抑制してくれます。
☆美味しいいちごの見分け方
シロップの作り方のレシピに必需品ないちごは、美味しいものを使いたいですよね。
ヘタは青くて生き生きとしていて、果皮のツブツブもしっかりしていて、表面に傷がなくツヤのあるものを選びましょう。
果皮の色の濃さは品種によって違いますが、紅色が均等で鮮やかなものが良いです。
いちご狩りでは、いちご全体が紅色に染まって、ヘタがそり返り、へたの下のところに小さな裂け目ができているものを選ぶようにしましょう。
次は、カキ氷に使われるいちごシロップが何でできているのかについてお話します。
カキ氷に使われるいちごシロップは何でできているの?
カキ氷のシロップには、いちご・メロン・レモンなど沢山の味の種類がありますよね。
とってもカラフルなカラーで、見た目にも華やかですが、一体どんなもので作られているのか気になりませんか。
実は、あの色は添加物の着色料によってつけられたものなのです。
いちご味なら赤色1号、メロン味にはカラメル色素や黄色4号、青色5号などが使われています。
さらに、市販のカキ氷シロップには「保存料、甘味料、香料」が添加物として含まれています。
残念なことに、いちご味とうたっていても、いちごの果汁は全く入っておらず、どの味のシロップも作られている成分は全て同じなのです。
唯一違うとしたら、それは色だけです。
色が違うだけなのに、味が違うように感じてしまうのは不思議ですよね。
食品添加物のオンパレードの事実を知ってしまったら、お子さんに食べさせるのは少し不安ですよね。
そこで、手作りのカキ氷のシロップを作ってみましょう。
次は、手作りのいちごシロップの作り方をご紹介します。
手作りいちごシロップの作り方
着色料などの添加物を使わない手作りいちごシロップの作り方をご紹介します。
とってもシンプルないちごのシロップなので、カキ氷はもちろんヨーグルトやソーダ割りにもどうぞ。
☆材料(作りやすい量)
・いちご 300g
・グラニュー糖 120g
1)いちごのヘタを取り、よく洗って水分をとったら、鍋に入れてグラニュー糖をかけます。
2)1を約1時間くらい置いておくと、水分が出てきます。
それを中火にかけて沸騰したら、5分くらい煮て火を止めます。
焦げ付かないように、絶えず混ぜていてくださいね。
3)出来上がったシロップを長期保存したい場合は、保存する瓶を煮沸消毒し、2を熱いまま、めいっぱい入れて、すぐに蓋をしましょう。
4)すぐに食べきれそうな場合は、保存容器に入れて4~5日くらいならば冷蔵庫で保管可能です。
<時短の作り方もご紹介します>
冷凍いちご1人分3~4個に対して、水大さじ1と砂糖または練乳をお好みで入れ、ミキサーにかけたら完成です。
フルーツを冷凍することで、簡単にシロップ作りができますよ。
手作りしたいちごシロップを使ったクッキーの作り方
いかがでしたか。
簡単にいちごのシロップって作ることができるのですね。
では、先ほど手作りした、いちごのシロップを活用してクッキーを作ってみましょう。
<いちごクッキーの作り方>
☆材料(4人分)
・小麦粉 80g
・片栗粉 30g
・いちごシロップ 25g
・卵 1/2
・砂糖 30g
・サラダ油 小1
1)ポリ袋に小麦粉・片栗粉・砂糖を入れたら、よく振って混ぜ合わせます。
2)手作りしたいちごシロップと卵、サラダ油を入れて、よく揉んで混ぜましょう。
生地がまとめにくいときは、小さじ1の牛乳を入れてください。
3)3から4cmの筒状に形を作ったら、冷蔵庫に入れて冷やし固めましょう。
4)生地がよく固まったら、包丁で5mm幅に切りましょう。
5)170度に予熱したおいたオーブンで、15分焼いたら完成です。
焼き時間は、お使いのオーブンによって多少違うこともありますので、調整してくださいね。
いちごの香りがする、淡いピンク色の可愛いクッキーに、お子さんも喜ぶこと間違いなしですよ。
ぜひ、作ってみてくださいね。
いちごシロップの他にもカキ氷に合うシロップの作り方
最後に、いちごシロップの他にもカキ氷に合う手作りシロップの作り方についてもご紹介しておきますね。
☆ミルクシロップ
<材料4人分>
・希釈用の乳酸菌飲料 大さじ8
・水 320ml
・液体タイプの砂糖 小さじ4
・牛乳 大さじ4
・キウイ 1個
1)ボウルに乳酸菌飲料と水を入れて混ぜ、冷凍庫で凍らせます。
2)ミルクシロップを作るために、別のボウルに液体タイプの砂糖と牛乳を入れて混ぜ合わせます。
キウイは5mm幅のイチョウ切りにします。
3)カキ氷器の下に器を置き、凍った1を削りましょう。
カットしたキウイをのせ、ミルクシロップをかけたら出来上がりです。
☆抹茶シロップ
<材料>
・抹茶粉末 大さじ2
・砂糖 120g
・お水 1カップ
1)抹茶パウダーを茶こしでこしておきましょう。
2)砂糖と水を鍋に入れ加熱します。
3)砂糖が溶けたら、抹茶粉末を入れて泡だて器で素早く混ぜましょう。
4)抹茶粉末がとけたら完成です。
5)煮沸消毒したガラス瓶などに入れて、それを冷たい水に入れて冷ますことで、抹茶の色がキレイに仕上がりますよ。
カキ氷には手作りシロップをかけよう
古くから多くの人に愛されるカキ氷は、見ても食べても涼を感じることができる夏の風物詩ですよね。
市販されているカラフルなシロップは手軽で魅力的ですが、手作りのシロップを作って、オリジナルのカキ氷を作るのも楽しいですよ。
今年の夏は手作りシロップで、体にも優しく美味しいカキ氷を食べましょう。