醤油の人気はアメリカだけではない!世界に広がる和食文化

平成25年12月に、和食がユネスコ無形文化遺産に登録されて、もうすぐ5年です。

和食は一食でバランスの良い栄養が摂れることが一番の人気ですが、それを支えているのが他の国にはない独特の調味料です。

みりんに味噌、醤油もその一つです。

私たちが毎日当たり前に使っている醤油ですが、今では世界中の国で手に入れることができます。

中でもアメリカでは、日本の醤油メーカーが現地工場を作るほどの人気です。

こちらでは、醤油のアメリカでの人気についてご紹介します。

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アメリカで醤油が恋しくなったら

「syoiso-su」という名前で販売されている醤油は、和食だけでなくステーキのソースやピザやパスタのソース、フレンチのソースにも利用されています。

アメリカでは、ピザやパスタ、ハンバーガーと同じように、おにぎりや寿司といった和食がよく食べられています。

日本では醤油を和食以外にも使っていますが、アメリカでも醤油を和食以外に使っている人がいます。

30年ほど前は海外に行くと、和食はほとんど見つけることができず、和食のつもりでもどことなくバター風味や中華風で、日本の味が恋しいということがありましたが、今ではスーパーに行けば簡単に味噌や醤油を手に入れることができるようになりました。

しかし、アメリカ留学の際のホームステイ先や学校の寮は、今でもアメリカンスタイルな食生活が当たり前で、バターたっぷりの卵・ソーセージ・ポテトにパン、甘いカップケーキにチョコレートケーキ、アイスクリームにシリアルという食生活が定番です。

寮生活やホームステイの場合は、地元の食文化に慣れるということも大切ですが、どうしても和食が恋しくなったら、近くのスーパーに行ってみましょう。

醤油や味噌、納豆に豆腐と、和食の定番食材が必ず手に入ります。

そして、現地で生活する日本人だけでなく、地元アメリカの人も購入する姿を見かけることもできることでしょう。

醤油を使ったアメリカ風中華料理

アメリカの夕飯というとテイクアウトの料理が多く、中でも一番の人気はピザです。

ピザに次いで中華料理のテイクアウトも人気ですが、こちらはアメリカ風中華料理と呼ばれていて、本土の中国ではほとんど使われていない醤油を、中華料理の炒飯や青椒肉絲などの味付けに使っています。

日本で市販されている麻婆豆腐や青椒肉絲のタレにも醤油味をベースにしたものがありますが、アメリカで食べられている中華も日本で作られている中華総菜に近いようです。

他にも「ビーフ&ブロッコリー」「炒麺」「セサミチキン」という、アメリカで作られた独自の中華料理があり、醤油を味付けに使っているものがたくさんあります。

日本でも中華料理の専門店に行って食べたり、中華総菜を購入したり作って普通に食べますが、作り方に和風の味付けが使われているように、アメリカも同じように独自の食文化に合った中華料理となっているようです。

アメリカでは、ピザやハンバーガーといった洋食だけでなく、気軽に食べられる中華料理は人気が高く、紙のテイクアウト用の容器に入って、箸で食べるものが定番になっています。

アメリカのドラマを見ていると、よく出てくる四角い容器ですね。

日本風の料理が恋しくなったら和食のお店を探すことが一番ですが、中華料理も日本人好みかもしれません。

忙しくて夕飯を作れない時は地元の人を真似て、テイクアウトの中華料理も一度お試し下さい。

醤油を使ったアメリカでも人気の肉じゃが

醤油といえば和食ですが、アメリカの人たちも和食を使った料理が好きという人が増えています。

おふくろの味を子どもたちに聞いたところ、アメリカ生まれのアメリカ育ち、日系人の家系ではないのに肉じゃがや焼きそばを挙げた子どももいるようでちょっと驚きですね。

肉じゃがはアメリカだけでなくドイツやイタリアでも人気で、出汁をとり、みりんや砂糖・酒・醤油の味つけをした肉じゃがは他の国にはない美味しさと、味噌汁とともに欧米の人にも徐々に広まりつつあります。

初めて見る人は「ビーフシチューになぜ砂糖を入れる!」と驚かれるようですが、食べてみるとびっくりの美味しさに、汁まで飲んでしまう人もいるようです。

落とし蓋という調理法も日本独特のもので、欧米の人はこの手法に驚かれます。

同じように欧米の人に人気があるのがすき焼きですが、こちらも醤油と砂糖、出汁を使った割り下を利用していますね。

すき焼きや寿司といった特別な料理ではなく、私たちが当たり前のように食べている普段使いの料理の肉じゃがが、アメリカの人には特別の料理となっているのが面白いです。

アメリカではたっぷりつけてしまう醤油

やはりアメリカで人気の和食というと、天ぷらと寿司です。

この寿司ですが、日本で普通に食べられるマグロやブリといった握りの寿司以外に、アメリカ独自で生まれた寿司も人気です。

最近はカリフォルニアロールのような日本の回転寿司や、普通の寿司店でも作られるようになったメニューもありますね。

そして寿司を食べる時に、なくてはならない調味料が醤油です。

日本人は味覚が敏感ということをご存知の方もいらっしゃると思いますが、日本人が寿司を食べる時はほんのちょっと醤油をつける、中にはつけずに食べる人もいます。

ところがアメリカの人は醤油をつける、というよりも浸すというくらい漬けます。

日本人が見たらびっくりというくらい漬ける人も。

アメリカでは健康ブームになっており、脂や塩分などの規制が厳しくなり始めていますが、もともとの濃い味好きが、こういった規制の取り組みになるのですね。

天ぷらも同じで、アメリカ人には人気の料理です。

こちらはみりんと醤油をベースに作った天つゆで食べるのが人気ですが、最近は高級天ぷら店も多く、日本人よりも通の食べ方を知っているアメリカ人もいます。

日本で欧米の人も招いてお食事を提供する時は、ぜひ美味しい天ぷらを作ってみましょう。

アメリカにあるキッコーマン醤油

日本でも醤油メーカーの大手「キッコーマン」は、アメリカ進出50週年を迎えました。

1970年、キッコーマン醤油は良質の水と鉄道や道路・空路などの物流、地元の人の仕事に対する生真面目さを考慮しウィスコンシン州に初めての自社工場を建設します。

こちらの工場では千葉県野田市のキッコーマン醤油と同じ製品作りのために、日本と同じ経営管理を徹底し、ハーバード大学の「ハーバード・ビジネス・スクール」の教材に取り上げられるほどの高い評価と、各方面からの注目を得ています。

その後アメリカではカリフォルニア州にも工場を建設し、この2か所でアメリカで販売されている醤油の生産を行っています。

アメリカ大陸ではそのほかに、カナダ・メキシコでもカリフォルニアで作られた醤油の販売拠点を持ち、中国・シンガポール・オランダなど世界中に自社工場を、イギリスやノルウェー・ニュージーランド・タイと世界中に販売拠点を持っています。

世界での醤油の販売は年々増加し、今では世界の醤油の売り上げが国内の売り上げを上回って、営業利益は国内の2倍を超えています。

アメリカのスーパーでは、キッコーマンの醤油の他に、ポン酢や照り焼きソースもあります。

日本からわざわざ持ち込むことなく、現地で十分に調達することができます。

ハワイで人気の醤油

アメリカで人気の醤油はキッコーマンだけではありません。

特に日系人が多いハワイは、50年以上前から醤油が作られて販売されています。

しかも「soiso-su」ではなく「syouyu」という商品名でスーパーなどに並んでいます。

ハワイで有名な醤油は「アロハ醤油」ですが、こちらは1946年に日系人が創業した醤油メーカーです。

ハワイの人には当たり前の調味料となっており、アメリカ本土よりも醤油を使って料理をするということが日常で見られます。

そのため、ハワイのスーパーにはアロハ醤油だけでなく、キッコーマンやヤマサといった日本でもおなじみの醤油が数多く取り扱われています。

アロハ醤油は現地の人はもちろん、アメリカ本土でも人気で、通販で購入している人もいるようです。

ハワイはアメリカ本土と同じく、外食・中食が夕飯のほとんどを占めるため、どうしても肥満や心筋梗塞が問題になっています。

その中で和食は健康に良いということで、こちらでも和食の人気が上がっています。

しかし、同時にラーメンもブームのようで、同じ日本の料理だからと醤油ラーメンを食べるのは、健康ブームを意識しているとは言えないのでは、と思ってしまうのは私だけでしょうか。

アメリカをはじめ世界で愛される醤油

アメリカをはじめ、世界の人々が和食を愛して日本に訪れます。

新婚旅行や留学、仕事を求めて日本にやってくるアメリカやロシア・EU諸国・中国の人が増えています。

日本人以上に和食の知識があり、醤油や味噌・漬物などの知識も豊富な人がいます。

外国の人から見れば、日本人なのだから和食を知っていて当たり前と思う人もいます。

私たち日本人も、アメリカをはじめとする海外の人と触れ合う前に、日本の食文化をしっかりと学んでいかなければいけないと痛感しています。