冷凍あさりの味噌汁の旨味の秘密と美味なあさり料理の作り方

毎年春先から潮干狩りシーズンに入りますね。

あさりを採ったり、スーパーでも新鮮なあさりが普段よりも増量して店頭に並べられます。

あさりの酒蒸しからお味噌汁など、あさりは独特の旨味がありとても味わい深い食材です。

大量のあさりを一度に食べるのは大変ですが、冷凍することで1年中楽しむことができます。

冷凍あさりを使った料理の作り方から冷凍あさりの栄養や美味しさの秘密、おすすめのレシピまでご紹介していきたいと思います。

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冷凍あさりの味噌汁ほうがおいしいと言われる理由

殻付きの場合、新鮮なうちに塩抜きしなければならないので、ちょっと手間のかかる食べ物、でも味はピカイチのあさり。

定番のお味噌汁、あさりのパスタなど、作り方は様々で春先から夏まで旬なあさりの旨味を楽しむことができます。

冷凍あさりの方が実は旨味がギュっと詰まっていることをご存知ですか?

なぜ冷凍あさりの方が旨味を強く感じるかというと、タンパク質の大きさに違いがあるのです。

通常のあさりでも、加熱調理をすることで旨味を十分感じることはできます。

なぜ冷凍あさりの方が旨味を強く感じるかというと、タンパク質の大きさに違いがあるからです。

タンパク質は冷凍、加熱することで壊れます。

通常のあさりでも、加熱調理を処理をすることで旨味を十分に感じることはできますが、冷凍あさりの場合、冷凍→加熱をするという2種類の調理方法となります。

そのため、まず一度冷凍することでタンパク質が分解され、さらに加熱をすることで、より多くタンパク質が壊れるのです。

タンパク質の細胞が小さくなると旨味成分であるアミノ酸も多く流れ出す為、おいしく感じるということです。

冷凍あさりと通常のあさりの栄養の比較

冷凍あさり、通常のあさりには以下の栄養が含まれています。

・カルシウム
・カリウム
・亜鉛
・鉄
・ビタミンB12
・アミノ酸

中でもアミノ酸は疲労回復や、記憶力アップに効果があります。

アミノ酸はたくさんの種類があります。

その中であさりに含まれるアミノ酸は(コハク酸・遊離グルタミン酸・遊離アラニン・遊離タウリン)です。

通常のあさりのアミノ酸の含有量は以下の通りとなります。

・コハク酸 60mg
・遊離アラニン 100mg
・遊離グルタミン酸 74mg
・遊離タウリン 520mg

では冷凍したあさりの場合、どのように変化するのでしょうか。

・コハク酸 20mg
・遊離アラニン 66mg
・遊離グルタミン酸 50mg
・遊離タウリン 430mg

結果を比較してみたころ、

・コハク酸 -40mg
・遊離アラニン -34mg
・遊離グルタミン酸 -24mg
・遊離タウリン -90mg

という結果になりました。

冷凍あさりの栄養の方が、圧倒的にアミノ酸の含有量が少なくなっています。

【コハク酸、遊離アラニン、遊離グルタミン酸】はすべて旨味成分です。

前項で説明しましたが、通常のあさりに比べ、冷凍あさりを使った作り方のほうがタンパク質が多く壊されます。

そのため、味噌汁などの料理で冷凍あさりを使うと、旨味成味のアミノ酸があふれ出すのでおいしいと感じますが、栄養は通常のあさりの方が上回っています。

旨味たっぷり冷凍あさりの味噌汁の作り方

冷凍あさりの旨味を存分に感じることができるレシピなら冷凍あさりのお味噌汁が1番おすすめです。

冷凍あさりの味噌汁

【材料】
・お好きな味噌 適量
・冷凍あさり(凍ったまま) 200g程度
・水 適量
・醤油 小さじ2~3
・酒 大さじ4

作り方
①鍋に酒を入れ沸騰させ、アルコールを飛ばします。

②アルコールを飛ばした鍋に冷凍あさり・水を入れひと煮立ちさせます。

③冷凍あさりの殻がきちんと全部開くまで加熱します。(水かさが減ってしまったら水を追加しましょう。)

④お好きな味噌を十分に溶かし入れ、醤油を入れ完成です。

今回は冷凍あさりの旨味を十分に味わう為、他の具材を入れないレシピをご紹介しています。

通常、味噌汁を作る時は出汁を入れますが、冷凍あさりの出汁で十分に旨味を感じることができるので使用していません。

冷凍あさりの味噌汁は意外な「あの食材」も合う

では、冷凍あさりの味噌汁に合う食材をご紹介したいと思います。

あさり自体が持つ強い出汁の香りと合う食材はたくさんあります。

・万能ねぎ、長ねぎ、玉ねぎ

味噌汁の定番の食材としても親しまれている「ねぎ」がダントツと言えます。

作り方もサッと入れるだけで済んでしまうので、一番手軽にあさりの味噌汁に合わせることができます。

あさりの良い出汁とねぎの香りがマッチしベストといえる組み合わせでしょう。

・大根

大根はおでんにも使われ、味染み大根として親しまれています。

味噌汁の中に大根を入れることで、あさりの旨味を取り込み、香りや食感まで楽しめます。

・お豆腐+キムチ

味の濃いキムチがあさりのお味噌汁と合うとは意外ですね。

お豆腐、アクセントでキムチを入れることによって、本格韓国スンドゥブチゲスープに大変身します。

・溶き卵+水溶き片栗粉

とろけるような旨味スープにふわふわの溶き卵が口の中に広がります。

冷凍あさりの作り方とポイント

通常のあさりの賞味期限は、1日~2日に対して冷凍あさりは1ヶ月です。

冷凍あさりの方が日持ちが大幅にアップし、おいしく頂くことができます。

しかも、必要な分だけ取り出して味わえるのも冷凍あさりの良いところなので、味噌汁など冷凍庫から出してすぐに作れます。

冷凍あさりを作る際に一番重要なポイントは「きちんと砂抜き」をすることです。

きちんと行わないとジャリジャリする残念な冷凍あさりになります。

冷凍あさりの作り方

・平たい大きめの容器に重ならないようにあさりを並べる。

・そこに温度調整(25度)をした塩水(水1ℓに対して塩35g)をあさりが埋もれるくらい注ぐ。

・新聞紙や、アルミホイルを上からかぶせておく。(あさりは夜行性の為、暗くないと砂を吐きません)

・潮干狩りで採ってきたあさりだと3時間、スーパーで購入したものであれば1時間程度で砂抜き完了。

・ジップロック等の容器にあさりを入れ、あさりが半分隠れる程度の水を入れ冷凍庫へ。(あさりの乾燥を防ぐ為)

解凍する際のポイント

解凍する際は、あさりにじわじわと熱を加えないことです。

凍ったあさりと一緒に入れた水も一緒に加熱すると水に溶けだしたあさりの旨味も味わえるので全て使いましょう。

じわじわ加熱することで、あさりの貝柱近辺にあるちょうづかいのタンパク質を破壊し開かなくなります。

冷凍あさりを使ったメニューと作り方を紹介

冷凍あさりの楽しみ方は味噌汁だけではなく、さまざまな料理で楽しむことができます。

冷凍あさりを使った料理の作り方を3つご紹介していきます。

冷凍あさりの中華風スープパスタ

【材料】
・パスタ 1人分
・冷凍あさり(凍ったまま) お好み
・中華スープの素 小さじ2~3
・水 250㏄
・唐辛子 お好み

①パスタをアルデンテに茹でます。

②鍋に水と中華スープの素を加えて沸騰させ、冷凍あさりを入れ、貝が開くまで加熱します。

③器に盛りつけて、唐辛子を添え、完成です。

なんちゃってクラムチャウダー

【材料】
・冷凍あさり(凍ったまま) 200g程度
・玉ねぎ 1つ
・人参 1本
・お好きなキノコ 適量
・コンソメ 1個
・塩 適量
・バター 1かけ
・水 具材が浸る程度
・牛乳 水の半量

①冷凍あさり以外の具材を食べやすい大きさに切ります。

②バターで具材を炒め全体的に火が通ってきたらお水を加えて沸騰させます。

③沸騰している鍋に冷凍あさりとコンソメを加え、あさりの口が全部開くまで加熱します。

④最後に牛乳を加え、塩で味を調えたら、完成です。

あさりの酒蒸し大葉添え

【材料】
・冷凍あさり(凍ったまま)
・大葉 適量
・ニンニク 1かけ
・酒 1/2カップ

①ニンニクをみじん切りにします。

②鍋に冷凍あさり、ニンニクを入れ、酒を入れ強火であさりの口が開くまで加熱します。

③器に盛り、細かく切った大葉を添え、完成です。

以上、レシピのご紹介でした。

冷凍あさりを料理するポイントはあさりの口が開いたらそれ以上は加熱しないことです。

身がギュッと締まりすぎてしまい、ゴムの様な食感になってしまいます。

上手に調理して最後までおいしいあさりを頂きましょう。

冷凍あさりを使い一年中おいしく味わう

たくさんのあさりを一度で食べきれない時は、冷凍あさりにすることによって少しずつ味わえます。

しかも、冷凍することによって旨味が更に増すという嬉しさ!

作り方は共通で、あさりの口が開くまで強く加熱すること。

これなら、味噌汁だけでなく様々な料理にチャレンジできそうですね。

冷凍あさりの旨味をあなた流に味わってみてはいかがでしょうか?