玄米、醗酵食などで美と健康を目指す、正しい食の情報メディア

健康人口倍増計画

江戸時代の経済をまわした藩や石高について詳しく知ってみる

      2017/12/27

江戸時代の経済をまわした藩や石高について詳しく知ってみる

江戸時代、経済をまわしていたのは、お金ではなくお米でした。

藩や石高という言葉を、小学校の頃に学んだけれど、意味をきちんと覚えていないという人も、多いのではないでしょうか。

今回は、毎日食べているお米が、江戸時代ではどのように経済をまわしていたのかなどを、詳しくご紹介します。

スポンサーリンク

  こんな記事もよく読まれています

砂抜きが大事な味噌汁レシピ!あさりを美味しく食べるコツ

日本人の食卓に欠かせない食材である、あさり。 酒蒸しや...

家庭食の定番!豚肉のソテーはソースでカロリーコントロール

豚肉と言えば安くて、美味しくて家庭料理には欠かせない食材...

体調改善を行うなら食事について毎日考える習慣をつけよう!

「最近なにかと体調がすぐれない」 そのような悩みがある...

食事改善とは、時間を見直して自己改善をするということ

食事改善というと、食事内容に気が向きがちです。 食べる時...

パニック障害を食事改善でストレスなく克服する方法

パニック障害を克服する方法として、すぐできる最も効果的な...

食事改善をしてダイエットに成功する女性になろう!

いくつになっても綺麗でいたい。 ダイエットに成功したい...

うつ病には食事改善が有効?感情をコントロールする食べ方!

近年、その患者数が増え続けているうつ病は、感情をコントロ...

食事改善で便秘を解消するために食物繊維を積極的にとろう!

食事改善で便秘を解消するなら、食物繊維を積極的にとってい...

女性の体調改善に豆乳!イソフラボンで女性パワーをアップ!

女性の体は一生を通じてはもちろん、大変短いサイクルで変わり...

食生活改善でダイエット達成には、バランスのよい栄養が大切

ダイエットで真っ先に考えるのは、食事のことではないでしょう...

食生活改善で痩せる!体重に左右されないきれいな身体作り

食生活改善で痩せる、とテレビや雑誌の記事を見て実行をして...

食生活改善をしてダイエットするなら運動も取り入れよう!

ダイエットには色々なやり方があり、その中から自分の目的に...

冬が旬のりんごとデコポン!カロリーは?適量はどれぐらい?

今は年中色々な食材が出回っていますが、美味しくいただくに...

玄米を炊く前の水につけ置きする時間はどれくらいがいいの?

体に良い玄米ですが、ご家庭で炊くのはちょっと面倒といいます...

圧力鍋で玄米を美味しく炊くために必要な時間を調べよう

健康のために玄米を食べようかなと考えてみるけど、以下のよ...

玄米をふっくらもちもちに!おすすめの炊き方は無水鍋!

今、テレビでも取り上げられている程有名になった玄米。 ...

玄米甘酒は体に良くおいしい!作り方は?鍋でも作れる?

甘酒には2種類あります。 酒粕から作った甘酒と米こうじ...

浸水しなくてもOK?玄米を圧力鍋を使って四合炊いてみよう!

健康に良い玄米はご家庭でも炊けます。 普通の炊飯器で炊け...

玄米は80gでも食べるべき食材?また糖質の体への影響は?

コンビニのおにぎり1個でも100gを超える重さになるので...

珍しい形!ウチワエビで作る美味しい味噌汁の作り方

年中食べられている、子どもから大人まで人気のエビ。 お...

スポンサーリンク


江戸時代のお金はお米

藩や石高という言葉は学校の授業で習いますが、詳しくはあまり知らない、覚えていないという人が多いと思います。

この言葉は、江戸時代の経済において、とても大切なキーワードになります。

今では、お金を商品と交換する貨幣経済が、当たり前の世の中です。

欲しいもの・必要なものを手に入れるために、私たちは働き、お金を得ています。

しかし、貨幣経済が浸透したのは、それほど昔ではありません。

江戸時代初期、都市には取り入れられつつあった貨幣ですが、農村には貨幣という概念がありませんでした。

農村に貨幣がやってきたのは、江戸時代も中期に入ってからのことだったのです。

とはいっても、江戸時代の後期になっても、農村では貨幣経済は浸透していたわけではありません。

貨幣経済が浸透していない農民たちにとって貨幣は、ほとんど価値のないものです。

江戸時代は8割と、ほとんどの人々が農民だったと言われています。

当時の人々にとって価値のあるもの、それはお米にありました。

私達にとって、お金がすべての基準となっているように、江戸時代の人々達にとっては、お米がすべての基準となっていたのです。

江戸時代、お米でどのように経済が回っていたのか、詳しくご紹介していきます。

江戸時代の藩主と農民

江戸時代、大名のことを藩主、藩主が支配している領のことを藩、と言われていました。

藩主や武士は、自身が支配している土地を、農民に貸しているという立場にありました。

農民たちは米をつくることで生活し、藩主や武士は土地を貸している代わりに、農民たちからお米を年貢として徴収するのです。

年貢とは毎年、農民が藩主や武士に土地を借りている代わりに、お米を差し出すことです。

現代で言えば、税金のようなものです。

これを、藩主や武士は、さらに上の幕府に差し出すのです。

しかし、幕府は全ての土地から、同じ量の年貢を徴収できるわけではありません。

土地の大きさ・環境・状況によって、収穫できる量が異なってきます。

そこで、どの土地から、どれくらいのお米が収穫されているのかを知るために、行われたのが大閤検知です。

大閤検知と言えば、豊臣秀吉がした政策で有名なもののひとつですよね。

この大閤検知が行われることにより、石高という、とても有名な言葉が生まれます。

石高は土地の価値

大閤検知は、全国において行われました。

全国において同じ升を使い、土地の面積を測ります。

面積を測るのは、お米ができる水田だけではなく、屋敷などの建物も含まれました。

計算方法としては、「お米の収穫量×面積」で、その土地には、どれくらいの価値があるのか計算したのです。

そして、その土地の価値を表す単位を石高と言います。

石と言うのは、お米の量を表す単位です。

この村は何石、あの村は何石というように、村や地域に価値をつけていったのです。

土地が小さかったとしても、年貢さえ多く納められていれば、価値は高いということになります。

逆に、土地が大きくても、年貢が納められていないのなら、価値は低いのです。

大閤検知が行われるまで、農民は藩主に直接年貢を納めるのではなく、地域の組織に納めていました。

しかし、組織と藩主でも揉め事が起こるなどの問題もありましたし、藩によって納める基準も異なっていました。

江戸時代に大閤検地が行われたことによって、土地の所有者が1人になり、複雑になっていた土地問題が解決したとも言われているのです。

石高が江戸時代の藩主の力

大閤検知によって、収穫量を想定すれば、次は年貢高というものを決めます。

年貢高とは、石高のうちで、その年の年貢として、納められる数値のことです。

想定されているお米の収穫の半分を、年貢として納められていれば、五公五民。

四割を年貢として納められていれば、四公六民というように言われていました。

生産されたうち、ほぼ半分が年貢になっていたわけです。

また、江戸時代のすべての藩主が、大名と呼ばれているわけではありません。

一万石未満の土地しか所有していない藩主は、大名とは言いません。

それは、旗本と言い、自身の領地に城を建てることは許されていないのです。

江戸に住み、将軍のもとで働かなければなりません。

一万石以上の価値のある土地を所有している藩主になって、やっと大名なのです。

大名は、自身の領地に、お城を建てることが許されます。

その代わりに、江戸に一定の間、居住しなければならない、参勤交代が行われていました。

つまり、石高は藩主の領地の大きさを表すだけではないのです。

藩主の力が、どれほど大きいかということにもなります。

藩主の石高の多さは兵力の多さ

そんな石高ですが、もちろん多ければ多いほど良いです。

一万石あると言えば、一万人の人々が食べていけるお米を、生産することができるだけの土地があるということです。

凄い大きさだと分かりますよね。

それ以上の大きい数字なら、さらに大きい領地を所有していることになります。

お米をたくさん生産することのできる藩主は、兵士のための食糧を準備することができます。

一万石で雇える兵力は約250人。

100万石を持つ大名ならば、動かすことのできる兵力は、2万5000人以上だと言われています。

100万石も持っているとなると、私たちが聞いたことのある有名な名前が多数出てきます。

伊達政宗や今川義元、武田信玄などです。

江戸時代にも、兵士はとても必要な力です。

100万石も所有している大名は、天下を狙えるほどの力を持っているわけです。

石高には『実高』『表高』がある

そんな石高ですが、じつは、なかなか複雑で奥が深いのです。

石高には、『実高』『表高』というものがあります。

実高は、実際の計測後に決まった石高のことを言います。

表高は、漢字のとおり、表向きな石高という意味です。

石高が大きければ大きいほど、藩主の力は大きく見られます。

一見、良いことばかりにみえるかもしれませんが、良いことばかりではありません。

大きな力をもっていると、面倒なことも増えるのです。

江戸時代としても、有名な参勤交代の際や様々なことにおいて、色々な負担を要求されるようになってしまいます。

発展途上の土地は、大閤検知を行なってから時間が経てば、だんだんと発展していきます。

発展すれば、お米の生産量は、もちろん増えます。

しかし、石高は大閤検知が行われたときのままなので、当時と変わらず、同じように石高を報告するのです。

こうすることで、大名は幕府に、実際よりも少ない石高を報告していたのです。

面白いですよね。

興味がある人は、ぜひ藩ごとに、実高と表高の差を調べてみると面白いですよ。

昔も今も変わらない

お米とお金は違うものの、江戸時代の経済のまわし方は、現在と大して変わりませんね。

石高を多く持っていれば、もちろん大きな力をもっています。

石高を多くもっていた藩主を調べてみると、私達がよく知る名前が、たくさん出てきて面白いですよ。

もし気になった方がいらっしゃったら、ぜひ調べてみてくださいね。

 - 食文化・食生活