酒粕甘酒の甘さは、砂糖でなくてもグラニュー糖で代用可能?

栄養豊富な飲みものとして人気の甘酒。

酒粕で作った甘酒が好きな人も多いですよね。

アルコールが含まれるので、飲むと体の中からポカポカしてきます。

通常、酒粕甘酒は甘さを出すため、作るときに砂糖を加えますが、砂糖の他に代用できるものはあるのでしょうか?

コーヒーなどに使うグラニュー糖は、酒粕甘酒の甘さを出すことは、できるのでしょうか。

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酒粕で作る甘酒は酵素が含まれる

甘酒が美容や健康に良いとされていて、男女問わず注目になっている「酵素」。
酵素というと、野菜や酵素食品などで摂り入れているかと思います。

この酵素は、酒粕にもたくさん含まれることを、ご存知でしょうか。
なんと、100種類以上の酵素が酒粕には含まれているのです。

ぜひ、酒粕を食事にとり入れたいですよね。

酒粕で酵素を摂りたいなら、甘酒がおすすめです。

そんな酵素を、余すことなく摂り入れるには、温度が大切です。
タンパク質からできている酵素は熱に弱い性質なので、60度を超えないように調理しましょう。

酒粕はアルコールが入っているので、アルコールが苦手な人は沸騰させて、アルコールを飛ばすように作りますよね。

この方法でも、もちろん美味しくいただけますし、体に良い有成分は含まれますが、酵素の働きを十分に摂り入れることはできません。

酵素を十分に活かした、酒粕甘酒の作り方をご紹介します。

甘さを出すときに使う、砂糖やグラニュー糖についても、後ほどお話していきますね。

酵素を摂り入れる酒粕甘酒の作り方

では、さっそく酵素を壊さずに作る、酒粕甘酒の作り方をご紹介します。

酒粕は、柔らかくて溶けやすい、練り粕がおすすめです。
練り粕は熟成しているので、ミネラルやアミノ酸が豊富です。

☆酒粕甘酒

【材料】

・酒粕 100g
・お湯(40度くらい) 400cc
・砂糖 大さじ1~2

【作り方】

①ミキサーに酒粕と、お湯を入れて混ぜます。

②鍋に①と砂糖を入れて、弱火にかけます。

③ヘラなどを使い、やさしく混ぜながら砂糖を溶かし、1分ほど温めれば出来上がりです。

弱火で1分温めるので、60度以上にはならないですが、心配な人は調理用の温度計を使い、確認しながら作ると確実です。

温度に気を付けていれば、簡単に酵素を摂り入れることができます。

注意点としては、沸騰していないので、殺菌されていません。
作り置きせず、飲むときに、飲めるだけの分量で作りましょう。

酒粕には、先ほどもお伝えしたように、アルコールが含まれます。

未成年や妊娠の可能性のある方、授乳中の方、運転をする予定のある方は、飲んではいけません。

このように、酒粕甘酒は、甘さを出すために、砂糖を加えています。

甘さを出すといったことなら、グラニュー糖や黒糖などでも、代用可能なのでしょうか。
次項でみていきましょう。

砂糖の代わりにグラニュー糖?

酒粕で作る甘酒は、甘さを出すために、砂糖を使います。

甘さを出すのであれば、家によくあるコーヒーや紅茶で使うグラニュー糖は、酒粕甘酒に合うのでしょうか。

まず、砂糖とグラニュー糖の違いをみてみましょう。

【粒の大きさ】

砂糖とは、製造過程の最終段階で、ショ糖に転化糖を加えて作ります。

出来上がったものは、上白糖と呼ばれ、粒が細かくてサラリとしています。

一方、グラニュー糖は、濃縮したショ糖を粒結晶にしたものを指します。
粒が大きく、ザラっとしていますよね。

【味】

気になるのは、味の違いです。

砂糖は甘みが強くて、コクがあります。
グラニュー糖は、砂糖の甘さと比べると、あっさりとした甘さです。

【用途】

砂糖は溶けやすく、焼き色を付けたい照り焼きや煮物など、日本の料理と相性ピッタリです。

グラニュー糖は、そのあっさりとした甘さから、コーヒーなどの飲みものに合います。
また、焦げ付きにくいため、焼き菓子やケーキなどの、お菓子作りと相性が良いです。

このように、どちらも甘さがあるので、使い方としては同じです。

砂糖がなくてもグラニュー糖で代用できますし、反対でも同じことが言えます。

こっくりと甘さを強くしたいときは砂糖を使い、あっさりとした甘さで飲みたいときは、グラニュー糖を使うなど、気分によって変えるのも良いかもしれません。

砂糖やグラニュー糖よりも栄養価が高い黒糖

酒粕甘酒の甘さを出すために使えるものは、砂糖やグラニュー糖の他にもあります。

黒糖です。
黒糖の製造方法は、サトウキビの煮汁を加熱しながら濃縮し、固めたものです。

沖縄や鹿児島の特産物で、精製されていないものを黒糖と呼び、密や粗糖の成分を加えたものは、加工黒糖と呼びます。

なぜ黒糖をご紹介しているかと言いますと、黒糖は砂糖やグラニュー糖と比べると、ミネラルやビタミンが豊富に含まれていて、栄養価が高いからなのです。

黒糖の魅力を見てみましょう。

●ミネラル豊富

ミネラルは、骨や歯を強くする働きがあります。
上白糖100g、黒糖100gを比べてみると、その量はなんと、240倍のカルシウムがあります。

●善玉菌を増やしてくれる

黒糖に含まれるラフィノースは善玉菌を増やし、悪玉菌を抑制し、便秘解消効果や改善効果が期待できます。
さらにラフィノースは、肝機能を高めてくれる効果があります。

●代謝を良くする

白砂糖の糖分は吸収されますが、体温の変化は起りません。
しかし、黒糖はミネラルとビタミン、ビタミンB群が含まれるので、体温が上昇します。

体温が1度上がれば、5倍免疫力が高まると言われていますから、代謝が良くなるのは嬉しいことですね。

●鉄分量

砂糖の中でも、圧倒的に鉄分が多く含まれています。

白砂糖は100g中0.1mgほどの鉄分に対し、黒糖100g中4.7mgほどの鉄分があるのです。
疲労感が抜けない、貧血気味の方におすすめですよ。

この他にも、ブドウ糖が脳の働きを高めてくれる効果や、ストレスを緩和効果が期待できるパントテン酸など、黒糖に魅力はたくさんあります。

黒糖はコクもあるので、酒粕甘酒に入れてみてはいかがでしょうか。

砂糖・グラニュー糖・黒糖を入れなくても甘くできる?

黒糖の魅力をお伝えしましたが、そもそも砂糖やグラニュー糖などの甘さではなく、自然な甘さが欲しいという方もいらっしゃいますよね。

そんなときは、米麹の甘酒をブレンドしてみませんか?

甘酒は、ここまでご紹介してきた酒粕で作る甘酒の他に、米麹で作ることもできます。

米麹甘酒は米と麹で作られているので、砂糖を加えなくても、発酵するときに甘さが出ます。
また、米麹甘酒はアルコールが含まれないので、どなたでも飲める甘酒です。

話を戻しますが、この米麹甘酒を使って、砂糖不使用の酒粕甘酒を作ってみましょう。

☆酒粕甘酒~砂糖不使用~

【材料】

・水 1ℓ
・酒粕 150g
・砂糖不使用の米麹甘酒(希釈タイプ) 250g

【作り方】

①鍋に水と酒粕を加えて、火にかけ、混ぜながら酒粕の固まりを溶かしていきます。

② ①に米麹の甘酒を加えて、混ぜましょう。

③味を見て、水の量を調整すれば、酒粕と米麹のブレンド甘酒の出来上がりです。

酒粕の良さと米麹の良さが相まって、砂糖を使わなくても甘く、濃厚な味わいになります。

どちらかが余っているときでも、活用できます。

甘酒だけじゃない!酒粕の使い方

砂糖やグラニュー糖入りの甘い酒粕甘酒から、工夫をすれば、砂糖不使用でも甘い酒粕甘酒が作れます。

酒粕甘酒を作るときに欠かせない酒粕ですが、いろいろな料理にも使えますよ。

塩麹を使った料理が話題になりましたが、塩麹を作るとなると、出来上がるまでに1週間近くかかってしまい、使いたいときにすぐ使えないのが難点です。

そんなときは酒粕を使って、塩麹と同じように使える「塩酒粕」を作ってみませんか?

作ってすぐに使うことができるので、便利ですよ。

☆塩酒粕

【材料】

・酒粕 100g
・塩 30g
・水 100cc

【作り方】

①大きめのボウルに小さくちぎった酒粕と、水を入れて1時間ほどふやかします。
しっかりと、酒粕をふやかすことかポイントです。

②酒粕がふやけたら塩を加えて、泡だて器を使い、ドロッとしたペースト状になるまで、よく混ぜれば出来上がりです。

酒粕のように長い期間保存はできないので、早めに使い切りましょう。

毎度作るのが面倒な方は、作り方①の工程で、酒粕と水を入れて、弱火で加熱しましょう。

酒粕が溶けたら塩を加えて、混ぜれば出来上がりです。

加熱しているので、冷蔵庫で1週間ほど保存が可能です。

魚や肉に浸けて焼くのはもちろん、卵焼きを作るときに入れたり、スープに入れたりして、塩酒粕料理を味わってくださいね。

酒粕は発酵食品

甘い酒粕甘酒を作りたいときは、砂糖だけでなく、グラニュー糖や黒糖を使って作ってみてください。

甘さがそれぞれ違うので、味も少し変わります。

いつもの甘酒に飽きたときなどに良いですね。

甘酒以外でも、塩酒粕を使って料理し、発酵食品で内側から健康になりましょう。