かぼちゃの収穫後はどうすればいい?知って得する保存方法。

かぼちゃは収穫後すぐ食べる事はしないのをご存じでしょうか?

かぼちゃは「採れたてが新鮮で美味しい」という葉物野菜とは違い、追熟させて食べるのが美味しい野菜のひとつです。

では、かぼちゃを収穫した後の保存方法はどうするのが正しいのか知っていますか?

気になるかぼちゃの収穫後の保存方法を説明していきます。
また、美味しいかぼちゃの見極め方も説明します。

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美味しいかぼちゃを選ぶポイント

スーパーに並んでいるかぼちゃを見てどれが美味しそうか分かりますか?

かぼちゃの収穫後の保存方法の説明の前に、まず美味しいかぼちゃ選びのポイントから説明していきます。

1.ヘタが太く、切り口が乾燥してコルク状になっていて、周りがく窪んでいるものを選びましょう。

2.皮の表面に艶があるよりも、くすんでいるものを選びましょう。
ただし、下が緑ではなく、黄色の部分があるような色むらがあれば避けましょう。
黄色の部分は日焼けしていない部分で、生産者が天地替えをしていない証拠です。
もし色むらがあってそれがオレンジ色ならば、オレンジ色の濃い物を選んでください。
その部分は日焼けせず、中の果肉の色と同じだからです。

3.同じ大きさのかぼちゃを持ち比べた時にずっしりと重いものを選びましょう。

4.皮が固く、爪を立ててもへこまないようなものを選びましょう。

5.綺麗に左右対称に丸くなっているものを選びましょう。

6.カットしてあるものは、果肉の色が濃く、肉厚なものを選びましょう。

7.カットしてあるものは、種がふっくらと厚く膨らんでいるものを選びましょう。
種がペッタンコのものは未熟なうちに収穫されたもので、甘味が足りませんので避けましょう。

日本かぼちゃの場合も西洋カボチャと選ぶポイントはほとんど同じです。
美味しいかぼちゃを選ぶなら是非チェックしてみましょう。

かぼちゃの収穫後のまるごと1個のままの保存方法

かぼちゃの収穫後はすぐに食べる事はせずに、2~3週間置いて追熟させてから食べるようにします。
こうする事で、甘くてホクホクの美味しいカボチャが食べられるようになります。
かぼちゃの収穫時期は夏ですが、美味しい旬は秋になるのはこのためです。

ではさっそく、かぼちゃの収穫後の保存方法を、まずはまるごと1個の場合で説明します。

かぼちゃは切らなければ、常温でも保存ができます。
なるべく涼しい風通しの良いところに置いておくましょう。
ただし、置きっぱなしにしておくと、お尻から痛む場合があるため、時々チェックしましょう。

収穫してから2~3週間、まるごと1個のままの状態で保存すると、かぼちゃに含まれているデンプンが糖質に変わり、甘みが増して栄養価も上がります。
特に10℃前後での保存が良いとされています。

伯爵かぼちゃは、さらに何か月も長期保存できるという事で、甘くてホクホクなうえ冬の貴重な保存食にもなると人気です。

まるごと1個のかぼちゃは、風通しの良い冷暗所で保存します。
保存期間(賞味期限)の目安は常温保存で1~2か月程度です。

かぼちゃの収穫後に切ってしまった場合の保存方法

次に、収穫後に切ったかぼちゃの保存方法を説明していきます。

切ったかぼちゃは、ワタと種を取り除きます。
ワタと種があった部分にキッチンペーパーを入れて水分を取り、ラップでぴっちりと密着させて包み、冷蔵庫の野菜室で保存します。
切ったかぼちゃは、ワタと種は傷みやすく最初に傷む部分なので深めにしっかりと取り除いてください。
もし包丁で切る場合には、水分は傷みを誘発してしまい厳禁なので、濡らさないよう十分乾いた包丁で切ってください。

切ったかぼちゃの賞味期限は4~5日程度です。
また、取り除いたワタと種は調理次第では美味しく食べられるので、捨てないでください。

調理に使う手順を説明します。

まず最初にワタと種を分けます。
次に、ワタはざくざくと包丁を入れて、スープに具材として利用したり、好みの大きさに切って唐揚げやかき揚げにします。

他の利用法として、卵焼きに小さく切って入れたり、カレーに入れてとろみや甘味を引き出したりとたくさんあります。
種は、天日干しやキッチンペーパーで乾燥させてから、フライパンで炒めてカリカリにし、塩を熱いうちにまぶして味付けしてスナック感覚で味わえます。

ワタと種は傷みやすいので、早く使い切ってください。

かぼちゃの収穫後の茹でた場合の保存方法

次は、収穫後に茹でたかぼちゃの保存方法を説明していきます。

茹でたかぼちゃは、タッパーかジップロック付き袋に入れて冷蔵保存します。
長期保存したい場合は、冷凍保存すると良いでしょう。
冷蔵保存の賞味期限は、2~3日程度です。

この茹でたかぼちゃの冷凍保存方法です。

かぼちゃの種とワタを取ります。
煮物用なら面取りまで、味噌汁等の汁物用なら好みの大きさに切ります。
固めに茹でてキッチンペーパーなどで水気をしっかりと拭きます。

次に、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。
マッシュ状にするのであれば、かぼちゃを柔らかくしておきましょう。

冷凍解凍についての説明です。
茹でて冷凍保存すると、少々水っぽくなる事があります。
調理する際は、解凍せずに凍ったまま調理するのがポイントです。
解凍してしまうと水分が流れ出してしまい、煮崩れもしやすくなります。

煮物の場合は、水からではなく、沸騰してから投入します。
これは、冷凍する事でかぼちゃの組織が既に崩れてしまっているので、煮崩れを防いで、かぼちゃから水分が出てべチャッとした仕上がりにならないようにするためです。

冷凍保存の賞味期限は1か月程度です。

かぼちゃの追熟中の注意点

かぼちゃは追熟する事で美味しくなりますが、ただ保存しておけば良いわけではありません。

かぼちゃの収穫後の保存方法として追熟の注意点を説明します。

1.保管場所
風通しのいい涼しい場所で保存しましょう。

2.ヘタが腐敗した場合
保存場所の湿気具合により、ヘタの一部に白いカビのような物がつき腐る事があります。
これは採れたての鮮度の良いかぼちゃによくある現象です。
ヘタに残っている水分がその現象を誘発します。
そんな時は白いカビのような物がある部分は削り取った後、削り取った部分の水分を拭いて、十分に乾燥させながら保存を続けていきましょう。

3.かぼちゃ本体が腐った場合
ヘタと接する部分やかぼちゃ本体が腐った場合は、どんどん腐っていきますので、追熟は諦めて食べてください。

ワタと種を取り除き、十分に乾燥させてラップをした後に冷蔵庫で保存した場合、保存期間は1週間程度になります。
風通しの良い涼しい保存場所の確保と、ヘタの水分と腐りの進行具合のこまめな確認が、かぼちゃを上手く追熟させるための重要なポイントになります。

よく日持ちするかぼちゃの品種と食べ頃

かぼちゃの収穫後の保存方法はお分かりいただけたかと思います。

では、よく日持ちするかぼちゃの品種とその食べ頃を最後に説明します。
これを知っておけば、保存方法と共にもっとかぼちゃの保存期間が増えていくでしょう。
収穫が同日で、熟度が同じならば、伯爵かぼちゃや雪化粧かぼちゃが日持ちします。
4~5か月程度保存ができます。
その他のかぼちゃであれば、通常1~2か月程度保存が可能です。

食べ頃は、かぼちゃの皮の色によってだいたいの目安が決まっています。
すべて完熟で収穫したものと仮定して
・緑のかぼちゃ:収穫後4週間程度
・赤いかぼちゃ:収穫後5週間程度
・白いかぼちゃ:収穫後6週間程度
です。

若干未熟の南瓜の場合、食べ頃は
・緑のかぼちゃ:収穫後40日程度
・赤いかぼちゃ:収穫後50日程度
・白いかぼちゃ:収穫後60日程度
です。

完熟の1週間も前に収穫したものになると更に遅くなります。
完熟のかぼちゃはデンプン量も多く、デンプンが分解してできる糖分も多くなって美味しくなります。

かぼちゃの追熟はとても大切

かぼちゃは採れたての新鮮な状態が美味しい訳でなく、収穫後追熟させて美味しくなります。
また、しっかりと保存する事により、かぼちゃが熟成され、デンプンが分解されて糖分に変わり、ホクホクとした食感と甘みを感じられるようになる、という美味しいかぼちゃのメカニズムもあります。

スーパーで並んでいるかぼちゃを見極め、今回学んだ保存方法でさらに美味しいかぼちゃにしましょう。