トラウトサーモンと鮭は違う魚だった?!その違いとは?

食卓でもおなじみの鮭ですが、スーパーに行くと、いろいろな名前の鮭が売られていますね。

鮭・サーモン・トラウトサーモン、これらの違いを説明できる人は少ないと思います。

表示に惑わされないために、違いを学んでおきましょう。

スポンサーリンク

関連のおすすめ記事

家庭菜園でジャガイモを収穫しよう!上手に育てるコツは!?

皆さんは、ジャガイモは好きですか?ジャガイモは、春と秋の2回植えつけが可能な野菜です。...

自然薯はとろろ以外にもレシピが豊富!味噌汁にしても美味!

自然薯は、一般的にはとろろにして食べることが多いですよね。ごはんにかけたり、汁ものにしたりと...

牛乳を味噌汁に使ったレシピや牛乳と味噌の相乗効果をご紹介

味噌汁といえば、味噌以外に何を入れているでしょうか。鰹や昆布からダシを取ったり、顆粒ダシを入...

おすすめ味噌田楽のレシピとは?なす田楽のアレンジレシピも

味噌田楽と聞くと、実家でおばあちゃんが作ってくれる懐かしいイメージがあります。ただ、実際...

ジャガイモの植え付け方法!自然に降る雨だけで十分育つ!?

畑やプランターなどで、自家栽培している方が多くいらっしゃいます。家庭菜園のメリットや、心構え...

味噌汁に合うねぎの切り方は?味や食感も変わるの?

ねぎは味噌汁の材料に欠かせない存在だと思う人も多いのではないでしょうか。炒め物や煮物、汁物、...

冬こそ味噌ラーメン 本格レシピも人気のちょい足しもご紹介

味噌ラーメンと聞いて冬を思い浮かべる方もいるでしょう。寒い冬にコクのある味噌ラーメンは身体を...

玉ねぎは長期保存可!自分で栽培、収穫、保存してみよう!

玉ねぎは様々な料理の具材になる便利な野菜です。血液をサラサラにすることで有名ですよね。...

サツマイモでお菓子を作ろう!レシピ簡単なもの5つ一挙紹介

秋の味覚とも言えるサツマイモは、栄養たっぷりでヘルシーな上、熱を加えると甘みが増すため、お菓子の材...

生卵・半熟卵・ゆで卵の賞味期限の平均ってどのくらいなの?

日々の調理に、よく使用される食材のひとつに「卵」があります。卵は、スーパーなどでパック詰めさ...

美味しくてコクのある味噌鍋!スープのアレンジも豊富!

夕方以降に気温が下がる、寒い時期に食べたくなるのは鍋料理ですよね。今日の夕飯は、冷えた体もぽ...

野菜を冷凍すると、どのくらいの期間保存ができるの?

みなさんは、野菜をどのように保存していますか?常温や冷蔵庫で保存すると、すぐにダメになってし...

味噌ラーメンに使うスープは何で出汁をとるの?作り方は?

みんなが大好きラーメン。なかでも、味噌ラーメンは子供から大人まで人気の味です。ラーメンと...

有機質肥料「油かす」と化学肥料でトマト栽培を成功させる

トマトは、家庭菜園でも人気の野菜です。実を大きく、甘く育てたいですよね。そうなると、重要...

グラハムクラッカーってどんなもの?スーパーで売ってるの?

お菓子作りをする人は、「グラハムクラッカー」という名前を見たことがあるかもしれません。一般的...

スポンサーリンク

鮭やトラウトサーモンは何が違う?ややこしい鮭の種類

スーパーの魚売り場に行くと、全国どこでも鮭が売っていますよね。
塩鮭は食べやすくて、朝ごはんにもお弁当にもぴったりです。

しかし、鮭といっても、塩鮭だけで紅鮭や銀鮭がありますし、お刺身売り場にはサーモン・スモークサーモン・トラウトサーモンがあります。

どのような違いがあるのでしょうか。

まず、鮭について説明します。

鮭は、川で産卵して海に下る、海水魚のことを指します。

もともと、鱒(ます)の1種に過ぎなかったのですが、鱒の中でも大きい種類のものを「鮭」と呼ぶようになりました。

「鱒」は、サクラマス・カラフトマス・ニジマスなどの総称です。

鮭は海に出ていく魚で、鱒は淡水で一生過ごす魚と思われがちですが、カラフトマスは海に出て行って、川に戻ってくるという生態の魚です。

実は、名前は分かれてはいますが、鮭と鱒に生物学的な違いはありません。
つまり、鮭と鱒は同じ種類の魚なのです。

鮭と鱒はどのような違いがある?

鮭も鱒も、分類上違いはありませんが、名前の違いは、何を意味しているのでしょうか。

昔の日本では、川を遡上(そじょう)する魚は、鮭とサクラマスだけでした。

しかし、北海道の開拓が進むと、遡上する魚の種類が増え、北海道など北で採れる鱒を「カラフトマス」と呼ぶようになりました。

遠洋漁業が発達してくると、ベニマスやギンマスという魚の種類も出てきました。

しかし「マス」という名前よりも、「鮭」という名前の方が商品として売り出しやすかったため、「紅鮭」や「銀鮭」という名前に変わりました。

ただの、呼び名の違いというだけなのです。

生物学的には同じと言っても、鮭は育った環境によって種類が異なります。

いくつかご紹介しましょう。

◎白鮭(シロザケ)
日本では、鮭と言うと、この「白鮭」のことを言います。

スーパーで売られている白鮭は、季節によって名前を変えます。
「時鮭」「秋鮭」「鮭児」「秋味」など、見たことがありますよね。

これらは、すべて白鮭です。

◎銀鮭(ギンザケ)

天然物は、ほとんど水揚げされません。
売られている銀鮭は、チリ産の養殖物がほとんどです。

季節を問わず1年中売られていて、塩鮭などでお馴染みの鮭ですね。

◎紅鮭(ベニザケ)

ロシア・アラスカ・カナダからの輸入物がほとんどです。

スモークサーモンの材料として、よく使われています。
塩鮭でも、よく見かけますね。

ところで、スーパーではサーモンやトラウトサーモンという魚も売られていますよね。
こちらも鮭と、何が違うのでしょう。

トラウトサーモンとは何なのか

サーモンとトラウトサーモンの違いは、簡単に言うと「鮭」と「鱒」です。

先ほど、鮭と鱒は同じ魚だとお話したのに、混乱してしまいますよね。

英語では、これらの種類は明確に分けられています。

サーモン(鮭)は、川で生まれ、海に出て回遊し、産卵の時に遡上する種類を意味しています。

一方、トラウト(鱒)は淡水で一生過ごす種類です。

トラウトサーモンは、この鱒の一種であるニジマスを海上養殖したものを言います。

ですので、実は「サーモン」ではありません。
しかし、淡水魚のはずなのに、海上で養殖されています。

なぜかと言いますと、ニジマスの中に、海に生息するニジマスがいるので、その種類を海上養殖しているのです。

サーモン=海で育つ
トラウト=淡水で育つ

を併せ持ったトラウトなので、トラウトサーモンという名前が生み出されたと考えられます。

トラウトサーモンは、直訳すると「鱒鮭」という、よくわからない魚の名前です。
定着してしまうと違和感がありませんが、意味が分かると驚いてしまいますね。

サーモンは海で育つ種類の鮭

サーモンとトラウトサーモンの違いが、お分かりになったでしょうか。

サーモンの種類をまとめておきましょう。
サーモン(海で育つ)は全部で6種類います。

◎ピンク・サーモン(カラフトマス)
◎チャム・サーモン(シロザケ)
◎サッカイ・サーモン(ベニザケ)
◎シルバー・サーモン(ギンザケ)
◎キング・サーモン(マスノスケ)
◎アトランティック・サーモン(タイセイヨウサケ)

この6種類だけが、川で生まれて海で育つ鮭です。

シロザケ・ベニザケ・ギンザケについては、すでにお話しましたので、それ以外の種類のサーモンについてお話します。

◎カラフトマス

一部の地域ではアオマス、セッパリマスとも呼ばれます。
缶詰などに加工されることが多いです。
スジコやマスコとして売られているイクラは、このカラフトマスの卵です。

◎キング・サーモン

鮭の種類の中で、いちばん大きい種類です。
大きいものは、2mに達します。
カナダからの輸入物が多く、養殖がほとんどです。

◎アトランティック・サーモン

キング・サーモンと同じくらい大きい鮭です。
大西洋に生息しているので、和名でもタイセイヨウサケと付けられていますね。
近年、輸入が増加しているようです。

トラウトサーモンと鮭の違いを知っておく

スーパーで売られている鮭は、いろいろな名前がついていて、紛らわしくてよく分からないですよね。

分かりやすくまとめます。

・「時鮭」「秋鮭」「鮭児」「秋味」は、すべて白鮭(シロザケ)
・それぞれのサーモン、鮭は種類の名前
・トラウトサーモンは養殖のニジマス
・塩鮭、スモークサーモンは加工された調理法。(材料に使われている鮭の種類が記載されている)

という違いになります。

加工品にサーモンという名前が付いたり、商品名にサーモンが入っていたりすると、すべてが鮭なのかと思ってしまいますよね。

鮭弁当にも、トラウトサーモンが使われていることがあります。
お寿司のサーモンにも使われています。

実は、サーモンではありませんが、そのように表記されています。

違いは分かりにくいのですが、実は違うものだと理解して買うと、迷うことなく、すっきり買い物できますね。

種類に違いはあるけれど同じ特徴

鮭やトラウトサーモンなどに共通している特徴というと、色の名前にもなっている、サーモンピンク色の身ですよね。

この鮭のピンク色は、アスタキサンチンという色素によるものです。

アスタキサンチンは、エビやカニなどの甲殻類の殻に含まれています。
鯛、・目鯛・金魚が赤いのも、この色素によるものです。

鮭が甲殻類のプランクトンを食べることによって、アスタキサンチンが蓄積され、身がピンク色になります。
イクラの赤い色も、このアスタキサンチン由来です。

実は、鮭は白身魚なのですが、鮭は産卵のため川を遡上すると、エサを食べなくなります。

栄養素が卵(イクラ)に移行し、その身はだんだんと白くなっていきます。

ちなみに、赤身魚は鮭とは違い、その色はアスタキサンチンによるものではありません。

マグロなどの赤身魚は、ミオグロビンという、肉の色素タンパク質によって、赤い色をしています。

このタンパク質は、運動するときに必要な酸素を、筋肉にたくさん蓄えるという役割を持っています。

ですので、泳ぎ続けるマグロやカツオなどの回遊魚は、このミオグロビンをたくさん含んでいます。
マグロですと、1kgあたりに5~6g含まれていますが、白身魚である鯛は0.06gです。

違いは一目瞭然ですね。

鮭の違いを認識する

ひと口に鮭と言っても、鮭の種類やブランド鮭、加工食品の名前などが混在していて、わかりにくいものになっているとは、全く知りませんでした。

鮭と言っても鱒の場合があるし、サーモンと言っても鱒の場合もあるのですね。

これらのことを認識して買い物をすると、迷うことが少なくなると思います。