お弁当を彩る色とは?野菜が綺麗な簡単レシピも必見!

「お子様のため」「健康のため」「節約のため」などの理由から、手作りのお弁当を作る人が増えていますよね。

手作りだと、野菜もたくさん摂れて、好きなおかずを入れてと、自分好みに出来ることも魅力です。

見た目を綺麗に見せる簡単なポイントや、安全にお弁当を保てる方法をご紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

お弁当が美味しく見える色とは?

せっかくお弁当を作ったのに、なぜか美味しそうに見えない。

食べると美味しいのに、見た目がよくないと、もったいないですよね。
そんな問題を解決することが出来る、お弁当が美味しく見える法則があります。

それは、赤・黄・緑・茶・黒の5色を揃えるだけです。

簡単にお弁当の見た目がグレードアップするだけでなく、栄養バランスの良いお弁当が出来ますよ。

ではまず、赤と黄色の野菜を使ったお弁当にピッタリなおかずのレシピをご紹介します。
今回使う野菜は、彩りにピッタリなパプリカです。

赤パプリカは、疲労回復に効果的です。
また、黄パプリカは、ビタミンCが豊富なので、美容にも期待できます。

オレンジは赤と黄、両方の成分を含んでいて、彩りだけでなく栄養もたっぷりです。

☆パプリカのマリネ

【材料】2人分

・黄パプリカ 1個
・赤パプリカ 1個

【調味料】

・オリーブ油 大さじ1
・酢 大さじ1
・塩、コショウ 少々

【作り方】

1)パプリカを半分に切って、種ヘタを取っておきましょう。
トースターや魚焼きグリルでパプリカの皮が黒くなるまで、8~10分焼いていきます。

2)ボウルに、1)を入れて粗熱をとります。
粗熱がとれたら皮を剥いて、食べやすい大きさに切りましょう。

3)ボウルに調味料を全て入れて混ぜます。
そこにパプリカを加えて、軽く混ぜたらラップをかけて、冷蔵庫で1時間以上漬ければ完成です。

黄色い野菜!カボチャの簡単レシピ

次に、お弁当を華やかにしてくれる黄色です。

ミネラル・ビタミン・βカロチンが豊富な野菜、カボチャを使ったおかずをご紹介します。
まずは、基本のカボチャの煮物から見ていきましょう。

☆簡単カボチャの煮物

【材料】

・カボチャ 1/4カット(500g)
・水 100ml
・砂糖、醤油、酒、みりん 各大さじ1

【作り方】

1)ひと口大に切ったカボチャ、ほかの材料を全て鍋に入れて、落し蓋をしてから火にかけていきます。

2)煮立ったら弱火にして、カボチャが柔らかくなれば完成です。

味噌を使った、香ばしいカボチャのおかずレシピもご紹介します。

☆カボチャの味噌照り焼き

【材料】

・カボチャ 1/2個
・塩 少々
・バター 大さじ1

【調味料】

・砂糖、みりん 各大さじ1
・醤油 大さじ1~1.5
・味噌 小さじ2
・酒 小さじ1

1)カボチャは、ひと口大に切ります。

2)耐熱のボウルにカボチャと塩を入れて、軽く混ぜてからラップをして、カボチャが柔らかくなるまで電子レンジで加熱しましょう。

3)フライパンにバターを入れて中火にかけます。

4)そこにカボチャを加えてバターと絡めたら弱火にして、合わせた調味料を回し入れて、全体に絡めたら完成です。

緑色の野菜を使った簡単おかず

次に、鉄分・βカロテン・ビタミンCが豊富な野菜であるほうれん草を使った、緑色と黄色のおかずレシピをご紹介します。

☆ほうれん草入り卵焼き

【材料】2人分

・ほうれん草 2株
・卵 3個
・醤油 少々
・酒 小さじ2
・砂糖 小さじ2
・塩 小さじ1
・サラダ油少々

【作り方】

1)熱湯でほうれん草をサッと茹でて冷水にとり、粗熱がとれたら水気をしっかりと絞り、醤油を少量かけておきましょう。

卵は割って、酒と砂糖を加えて混ぜておきます。
砂糖は、卵の水分を保ってくれるので少量入れましょう。

2)卵焼き器、または、フライパンにサラダ油をしいて中火にかけ、卵を流し入れます。
その上に、先ほどのほうれん草を横一線に置いて、クルクルとほうれん草を芯にして巻いていきます。

3)キッチンペーパーや、巻きすなどを使って形を整え、冷めたらお使いのお弁当箱の高さに合わせて切れば完成です。

いつもの卵焼きにプラスするだけで、簡単に彩り豊かになります。
ほうれん草の他にも、タラコやカニカマ、ソーセージを巻くのもオススメですよ。

冷めても美味しいお弁当!簡単おかず

彩り豊かな野菜を使って、赤・黄色・緑を揃えることが出来ました。

残るは、茶・黒です。

茶色のおかずはたくさんあるので、お弁当箱の中が全部茶色になってしまう方も多いのではないでしょうか。

今回は茶色のおかずの中でも、冷めても美味しく、簡単で作り置きも出来るお弁当のレシピをお伝えします。

☆ネギ入り鶏つくね

【材料】10個分

・鶏挽き肉 250g
・薬味ネギ 適量
・砂糖、醤油、酒 各大さじ1/2
・生姜(チューブ) 2cm
・片栗粉 大さじ1
・塩・こしょう 適量
・サラダ油 適量

【調味料】

・醤油、みりん 各大さじ1
・砂糖 大さじ1/2

【作り方】

調味料は合わせておきましょう。

1)ボウルに鶏挽き肉を入れて、粘り気が出るまで混ぜたら、調味料以外の材料を全部入れて、しっかりこねます。

10等分にしたら、手に油を少量付けて、丸めていきましょう。

2)熱したフライパンにサラダ油をしいて、1)を並べて焼いていきます。
焼き色がついたら、ひっくり返して蓋をし、弱火で3分程蒸し焼きにします。

3)蓋を開けたら、合わせておいた調味料を回しかけて、とろみが出るまで絡めれば完成です。
つなぎに卵を使用していないので、冷蔵庫で7日ほど保存ができます。

小分けにしてラップに包み冷凍すれば、1ヶ月ほど日持ちします。
しっかりと味がついているので、お弁当にはもちろん、お酒のおつまみ、普段の食卓でも活用することが出来ますよ。

お弁当箱の見た目を引き締める黒

さあ、いよいよ最後の色、黒です。

黒が入ることによって、グッとお弁当が引き締まります。

では、黒いおかずのレシピをご覧ください。

☆黒豆

圧力鍋がないと柔らかく出来なそうな黒豆ですが、普段お使いの鍋で作ることが出来ます。
用意するものは魔法瓶です。

【材料】

・黒豆 250g
・水 4カップ
・砂糖 200g
・醤油 小さじ1

【作り方】

1)水洗いした黒豆を魔法瓶に入れて、熱湯を注いだら5~6時間置きます。
時間が経過したら、ザルにあけておきましょう。

2)鍋に1)・水・砂糖を入れて、落し蓋をして煮ていきます。

3)黒豆が柔らかくなったら味見をして、砂糖の量を調節したら醤油を加えましょう。

4)火を止めたら、煮汁につけたまま、完全に冷ませば完成です。

魔法瓶に入れることで、圧力鍋がなくても柔らかく仕上がりますよ。

もう一品、お弁当の隙間を埋めるのにちょうど良い、黒と黄色のおかずをご紹介します。

☆海苔チーズ巻

とっても簡単なのに美味しいく、お好きなピックを使えば、見た目も楽しめます。

【材料】2~3本

・海苔 1枚
・スライスチーズ 1枚
・お好きなピックや爪楊枝 2~3本

【作り方】

1)海苔をスライスチーズと同じくらいの大きさに切ります。

2)海苔の上にスライスチーズを乗せて、端からクルクルと巻いていきましょう。
お好きな大きさに切ったら、ピックなどに2~3個ずつ刺せば完成です。

以上の5色を意識するだけで、彩り豊かなお弁当が作れます。
ぜひ試してみてください。

では、これらの野菜のおかずを上手にお弁当箱に詰めていきましょう。

おかずや野菜から出る水分はカットして!

綺麗に美味しく見えるように詰めることも大切ですが、常温で持ち歩くことが多いお弁当には、安全に食べられるように少し手を加えていく必要があります。

大切なことは、水気をよく切ることです。

おかずや野菜の汁気を少なくすることで食中毒の対策となり、お弁当の見た目も良くなります。

茹で野菜などは、キッチンペーパーに挟んで、しっかりと水分を取っておきましょう。
また、茹でたパスタを下に敷いてから、おかずを乗せると水分を吸収してくれます。

そして、大切なことは、まだあります。
それは、完全に冷ましてから詰めていくことです。

温かいままのご飯やおかずを入れて蓋をしてしまうと、お弁当箱の中に水蒸気が発生してしまい細菌の宝庫となってしまいます。

ですので、詰めるものが完全に冷めてから蓋を閉めましょう。

では、詰めていく順番です。

1.ご飯

最初にご飯を詰めます。
仕切りがない場合は、キッチンペーパーで水気を取った葉野菜を使用するのもひとつの方法です。

2.形が崩れにくいおかず

次に、メインのおかずや、カップに入っているおかずなど、場所を多く取る大きいものを詰めていきます。

3.形が崩れやすいおかず

その他のおかずを詰めていきます。

4.隙間を埋める

ブロッコリーやプチトマト、ハムやパセリなどを使って、隙間を埋めていきましょう。
彩りも豊かになり、食材も動かなくなるので、綺麗な状態が保てるようになります。

5.トッピング

仕上げに、ご飯にふりかけをかけたり、梅干しやゴマなどを添えれば、簡単に彩りもプラスされます。

立体的になるように、おかずを少し立てるように詰めると食欲をそそるお弁当になります。

美味しく安全に

お弁当を作る時は、食材の色を気にするだけで、美味しそうに見えるだけでなく、栄養バランスもよくなります。

蓋を開けるのが、楽しくなるお弁当を作りたいですよね。

食中毒の予防のため、食材の水分をカットして、冷ましてからお弁当箱に詰めることを必ず守りましょう。