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プランターで野菜栽培!防虫ネットで失敗知らず!?

      2017/07/18

プランターで野菜栽培!防虫ネットで失敗知らず!?

プランターで野菜を育てたことのある方は少なくないでしょう。
しかし、失敗に終わってしまったという方もいらっしゃると思います。

その失敗の原因は「害虫」なんてことも…。

今回は、防虫ネットなどを利用した、害虫対策について紹介します。

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プランター菜園に欠かせない防虫ネット

プランターで野菜を育てるうえで避けて通れないのが、害虫の発生という問題です。

白菜やキャベツ、小松菜、カブ、チンゲンサイなど害虫の被害を受けやすい野菜も多く、収穫できなくなってしまったり、大きく育つ前に食べつくされてしまいます。

しかし、せっかく自分で野菜を育てるのですから、できれば薬剤はあまり使いたくないのではないでしょうか。

そこでオススメなのが防虫ネットです。

防虫ネットを被せて野菜を覆うことで害虫の侵入を防いで野菜を守ってくれます。
防虫ネットを活用するためのコツは、種を蒔いたらすぐに防虫ネットを被せることです。
種を蒔いたばかりだから、芽が出たばかりだから、と油断していると害虫に卵を産み付けられてしまいます。
後から防虫ネットを被せても何の意味もありません。

どんな野菜を育てる場合でも防虫ネットを被せておくと安心ですので、種まきの作業のひとつと考えて、同時に防虫ネットを被せておくようにしましょう。

防虫ネットの目的は野菜を守ること

被覆資材を使用する目的は主に、防虫、防寒、防鳥、遮光などです。
昔から寒冷紗や不織布、ビニールが使われていますが、現在では技術の発達とともに防虫効果に優れた防虫ネットが開発されました。

それぞれの特徴を見てみます。

寒冷紗は、防寒、防鳥、防虫、遮光効果があり、特に黒色のものは白色のものより強い遮光効果があります。

不織布は、主に温度調節を目的として使われています。
防寒、防鳥、防虫、遮光効果もあります。

ビニールは、防寒を目的として使われます。

防虫ネットは、防虫を目的として使われます。

こうして見ると、寒冷紗や不織布を使用すれば万能のように思いますが、実際にはその遮光効果により日照不足になってしまいます。
そのため防虫効果はあるのですが、生育不良になりやすいのです。

そこで開発されたのが防虫ネットです。
一般的な防虫ネットは90%程度の透光性があり通気性も良いため、野菜の生育に影響を与えることなく防虫効果が得られます。
また、防虫ネットを掛けたまま水やりができるため付け外しの手間がかかりません。
プランターで野菜を育てる際には予め防虫ネットを準備しておくとよいでしょう。

野菜を守るネットの効果が反対になることも

プランターで無農薬栽培をする場合でも防虫ネットを使用すれば害虫から野菜を守ってくれますが、害虫を完全にシャットアウトできるものではありません。
実際にはまだまだ問題点があり、改良の余地があります。

現在防虫ネットの標準は1mm目合いですが、これではアブラムシやキスジノミハムシ、アザミウマなどの小さな害虫には効果がありません。
そればかりか逆に保湿効果や保温効果、害虫の天敵であるテントウムシなどの益虫に対する遮蔽効果のため、まれにではありますが無被覆時と比べて被害が増える場合もあるのです。

そこで0.4mm目合いのネットも開発されていますが防虫効果が高い反面、透光性や通気性が悪くなってしまい野菜の生育に悪影響を与えます。

こうした問題を受け、メーカーではネット原料の最適化や繊維の微細化、編み方の工夫などの開発研究が行われています。

0.2mm以下の目合いで高い防虫効果と透光性、通気性を併せ持つネットができれば、今よりも簡単に無農薬野菜を作ることができます。
すると一般市場でも無農薬野菜が当たり前の社会になっていくのかもしれません。

プランターでの防虫ネットの弱点を利用

高知県農業技術センターでは、防虫ネットを活用した興味深い試みが行われており成果を上げています。

防虫ネットと害虫の天敵を組み合わせるというもので、防虫ネットで大きな害虫を遮断し小さな害虫は天敵である益虫に駆除してもらうのです。

この方法を応用すると、プランター栽培で問題となるアブラムシには、テントウムシを捕まえてきて防虫ネットの中に放しておくだけで高い効果が得られるかもしれません。
実際にはテントウムシを捕まえることが一番の難題だと思いますが。

アブラムシを駆除しないと数がどんどん増えていき、アブラムシから出る甘露で野菜がベトベトになります。
この甘露にアリが集まってくるため、テントウムシなどの益虫が寄り付かなくなり、アブラムシが駆除できないのでさらに増えていくという悪循環です。

また、甘露はすす病の発生原因となります。
アブラムシが野菜に与える被害の一番の問題は、他の野菜がかかったウイルス病を媒介することなのです。

プランターに野菜と一緒に植えると害虫予防になるものがある!

プランターで野菜を育てる際にはハーブ類と組み合わせて植えると、野菜の成長を促進したり病害虫を防いでくれる効果があります。

これはコンパニオンプランツ(共栄作物)と言い、野菜とハーブの中で相性の良いものを近くで育てることによって、お互いに良い影響を与え共栄し合うことができるのです。

ですが、コンパニオンプランツに関しては経験則で伝わっているものが多く、科学的に証明されているものは少ないのが事実です。
とはいえ、ハーブ自体にはさまざまな効果を持つものがありますし、経験則と言っても効果がないわけではありません。

もちろん野菜とハーブを共栄させるだけで害虫が全く寄り付かなくなるわけではありませんし、病気が完全に防げるわけでもありません。
農薬のような即効性もありませんので、野菜とハーブの両方を育てることを楽しむというスタンスがいいと思います。

コンパニオンプランツは古くからの経験と観察の積み重ねで伝えられてきたものですから、防虫ネットなどを併用しながら、少しでも使用する農薬を減らすという方向で試してみるのがよいのではないでしょうか。

野菜のために!植物で害虫対策!

コンパニオンプランツは野菜とハーブを一緒に共栄させるという考え方でした。
しかし、害虫や天敵のおとりになることで野菜を守るトラップ植物というものもあります。

トラップとは罠ということですから、罠になった植物には害虫がたくさん寄り付きますが、それを駆除する益虫も集まってきますのでむやみに農薬を散布したり防虫ネットを被せてはいけません。

例えば、イチゴがナメクジの被害にあっている場合、離れたところにナスタチウムを植えておきます。
イチゴの周りには藁を敷いてナメクジが寄り付きにくくしておくのがポイントです。

ナスタチウムを好む害虫はナメクジやハダニで、特にナメクジはナスタチウムが大好きなのです。
これを利用して瓜科の野菜と一緒に植えることでナメクジの被害から守ってくれます。

また、カモミールという西ヨーロッパやアジア北部が原産のキク科の植物があります。
草丈は30~60cmほどで、白い花びらと黄色い花托が特徴の花は青りんごのような甘い香りがします。

カモミールは最古の薬草と言われていて約4000年前から使われており、収穫した花を乾燥したハーブティーや薬草、害虫予防として利用されています。
カモミールにはさまざまな種類があるため開花時期はまちまちですので、野菜の生育時期に合ったものを一緒にプランターで育てることで、コンパニオンプランツとしての効果が期待できます。

害虫から野菜を守ろう!

今回は、プランター菜園に役立つ害虫対策を紹介しました。

せっかく自分で作る野菜ですから、無農薬で作りたいものです。

防虫ネットやコンパニオンプランツなどを活用し、害虫から野菜を守り、美味しく育ててみてはいかかでしょうか?

 - 食文化・食生活