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家庭菜園の落とし穴!ジャガイモの連作障害の症状と予防法!

      2017/06/16

家庭菜園の落とし穴!ジャガイモの連作障害の症状と予防法!

最近は家庭菜園がブームになっています。
健康や食育のために、自宅で体にやさしい野菜を育てる方も多いですよね。

ですが、何年も続けて同じ畑で同じ作物を作ると、連作障害が出ることがあります。

今回は、連作障害とは何か、どうすれば防げるのかを、ジャガイモを例にとって紹介していきます。

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家庭菜園の作物を選ぶポイント!ジャガイモが選ばれる理由は?

作物は次のように分類されます。

・実物:ミニトマト、ピーマン、ナスなど
・ツル物:キュウリ、インゲン、ゴーヤなど
・葉物:ハクサイ、キャベツ、レタス、コマツナ、ホウレンソウ、シソ、バジルなど
・根物:ジャガイモ、ニンジン、カブなど

家庭菜園をするためには、栽培する作物をどのように選んだらよいのでしょう。
特に初心者が家庭菜園をする場合悩むでしょうが、以下のポイントで選ぶとよいです。

・簡単に育てられる
・土地が狭くても栽培ができる
・たくさん収穫できる
・できるだけ身近な作物

根ものの芋類を栽培する場合は、育てやすく、身近でもあるジャガイモを栽培する人が多いようです。

ジャガイモの栽培は、種芋から栽培することが確実に収穫できる方法です。
売っている種芋は、専門の生産者向けがほとんどで、家庭菜園に適量のものは少ないのですが、「なえ屋」では、最もポピュラーな「男爵」を500gから購入出来るので、家庭菜園でも購入できると思います。

ジャガイモの栽培時期は、植付2~3月頃なら収穫5~6月頃、植付8~9月頃なら収穫11~12月頃と年2回可能です。

しかし、ジャガイモの栽培には連作障害があるので、よく注意をして栽培しましょう。

家庭菜園で人気のジャガイモの特徴と連作障害

家庭菜園で栽培する作物の中で人気のあるジャガイモですが、ここではその特徴を説明します。

ジャガイモは、植物上の分類ではナス科ナス属に属します。
ジャガイモとナスが同じ分類に属するということは、姿からは似てもいませんが、ジャガイモの花は、ナスとよく似ています。
ナス科に属するものには、ジャガイモの他に、ナス・トマト・ピーマンなどが属します。
いずれも家庭菜園では人気の野菜なので、育てている方も多いのではないでしょうか。
特に、ジャガイモは丈夫で育てやすいので家庭菜園ではよく栽培される野菜ですが、栽培にあたって注意しなければならないものがあります。

ナス科の野菜を、同じ場所で何度も栽培すると、連作障害が問題になることです。

ナス科の野菜は、連作障害を起こしやすい野菜としてよく知られています。
連作障害とは、同じ野菜を続けて栽培すると起こるのですが、同じ科の野菜を栽培することでも起こりやすくなります。

従って、ジャガイモとトマトは野菜としては別物ですが、同じ科の植物なので、続けて栽培すると連作障害を起こしやすくなります。

連作障害を防ぐには、1度育てた後、その場所では別のナス科以外の野菜をしばらくの間栽培するなど、期間を置いて栽培する必要があるのです。
その期間は野菜により違いますが、ジャガイモの場合は大体1年~2年といわれています。

ジャガイモの連作障害の症状には、どんなものがある?

家庭菜園などで、ジャガイモやナス科の野菜を連続して栽培した場合、どんな連作障害が起こるのでしょうか。

1)病害虫の増殖

最も多い連作障害の症状は、病害虫の増殖被害です。
同じ植物を連続して栽培すると、特定の病原菌や害虫だけが多く存在し増殖することになります。

ジャガイモを好む病原菌や害虫が増殖すれば、被害もますます大きくなり、連作を続ければ続けるほど、病害虫の被害が発生する機会が増えることになります。

ジャガイモの場合、植付から収穫まで、3か月~4か月ほどの期間になります。
同じナス科のトマトやナスなどの収穫は、大きく育った実をその都度収穫できますが、ジャガイモは都度の収穫はできません。
ですから病害虫の被害が発生してしまうと、最悪は何も収穫することができないこともありえます。

2)肥料成分が偏る

もう1つの連作障害の症状は、肥料成分が偏り、バランスが崩れて生育不良になることがあります。

野菜を栽培するには肥料を与えますが、野菜によって適した肥料があります。
そのため、適した肥料が似ている野菜ばかりを栽培していると、土中の肥料成分が偏ってしまいます。
この結果土中の肥料成分が、不必要な成分のみが多くなり、必要成分が少なくなってしまうことから、ジャガイモの生長に異常が発生するようになってしまいます。

家庭菜園でもできる、ジャガイモの連作障害の予防法は?

ジャガイモの連作障害を起こさないようにするには、毎回違う場所を選んで栽培することがよいです。

しかし、家庭菜園のように栽培する場所が限られている場合、そういうわけにもいきません。
2年同じ場所でしなければ連作障害を防げると知っていても、栽培する土地の狭さからできない場合も多いでしょう。

こういう場合、できるだけ病原菌の増殖を抑えて減らし、害虫が発生しないように遠ざける工夫をしましょう。

連作障害は完全に防止できることができませんが、軽減することができます。

1)種芋を入手する

育てたジャガイモを保存して、次の種芋として使用することはできます。
しかし、その種芋が既に病気に感染していることが多くあります。
ウイルス病などに感染している種芋を使用すると、その土壌でウイルスが増殖してしまうこともあるので、できれば種芋は栽培の都度購入するのがよいでしょう。

2)病気に強い品種で栽培

同じナス科のトマトなどは、接ぎ木苗を使用すると連作障害を予防することができます。一方、ジャガイモは連作障害を防止できる品種がなく、接ぎ木もできません。

しかしジャガイモには、ある特定の病気に強い品種があるので、それらを選ぶとよいでしょう。
青枯れ病に強い品種なら農林1号、疫病ならホッカイコガネ、ジャガイモシストセンチュウならキタアカリなどがよく知られています。

連作障害の予防には消毒やコンパニオンプランツも有効!

家庭菜園のジャガイモの栽培における連作障害対策には、さらに以下のようなものがあります。

3)土壌の消毒

病害虫を減少させる方法には、土壌の消毒があります。
薬剤による消毒をするのですが、家庭でするのは難しいのではないでしょうか。

安全であると分かっていても、薬の悪い影響が心配になりますし、取り扱いも難しいところから、使用するには躊躇があるのではないでしょうか。

そんな場合には、太陽光による日光消毒や、寒さを利用した寒おこしがよいでしょう。
熱や冷たさは、病原菌や害虫を減少させる効果があります。
栽培した土やプランターの使用済の土などを再利用したい場合、このような消毒をして再び使用するとよいです。

4)コンパニオンプランツの活用

コンパニオンプランツとは、農学・園芸学等学問上の考えで、共栄作物または共存作物ともいわれています。
栽培する作物の傍に一緒に植えると、互いの成長と害虫防止などよい影響をおよぼす植物のことです。

ジャガイモの傍にコンパニオンプランツを植えることにより、病原菌や害虫を近づけない様にすることができます。

キンセンカやマリーゴールドは、線虫への防止効果があります。
野菜類等とハーブ類等を一緒に植えると、病害虫の防止、成長の促進、収穫量の増加、風味や芳香の向上などの効果があります。

これらは経験的なもので、科学的に証明されているわけではありません。

家庭菜園にオススメ!コンパニオンプランツの効果的な組み合わせ例

家庭菜園での連作障害対策にコンパニオンプランツが効果があることを説明しました。

ではコンパニオンプランツは、どのように野菜に何を組み合わせればよいのでしょうか。
コンパニオンプランツには、お互いに良い効果のある組み合わせと、ある植物が付近の他の植物に良い効果を一方的に与える組み合わせの2つがあります。
互いに生育が悪くなる植物の組み合わせもあるので注意してください。

例えば、トマトにマリーゴールドやバジルを一緒に植えると、コナジラミなどの害虫を防止して、トマトの生育が促進し味が良くなります。
トマトとバジルは料理の相性も良く、一緒に育てると便利です。

良い組み合わせの事例には、以下のものがあります。

・マリーゴールド + トマト/ジャガイモ/マメ科/キュウリ
・スイカ/キュウリ/メロン + ネギ類/ニンニク
・カモミール + キャベツ/タマネギ
・ラディッシュ + トマト/ほうれん草/レタス/ニンジン
・レタス + キャベツ/タマネギ/ニンジン/ワケギ/ラディッシュ
・ローズマリー + マメ科/ニンジン
・ナス + ソルゴー(コウリャン、ソルガムの一種)
・バジル + トマト

これらは、必ずしも科学的に証明されているわけではなく、期待する効果が出ないこともあります。

連作障害を予防して家庭菜園を楽しもう!

今回は、ジャガイモの連作障害について、その症状や予防法をお伝えしました。

連作障害はどんな作物でも起こることですので、家庭菜園をされる方にはぜひ、その予防法を知っておいていただきたいと思います。

同じ場所で同じ作物を続けて作る場合は、コンパニオンプランツなども活用して対策してくださいね。
連作障害に負けず、美味しい野菜を作ってください。

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