大人なら知っておきたい!ご飯と味噌汁の正しい配置場所は?

毎日の食卓に登場する「ご飯」と「味噌汁」。

あなたの食卓に置かれた、ご飯と味噌汁の配置場所は正しいでしょうか?

立派な大人であり、日本で産まれ育ったのですから、基本の作法は知っておきたいですよね。

今回は、ご飯と味噌汁の正しい配置場所など、改めて知っておきたい正しい和食の並べ方について紹介します。

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ご飯・・・お米の栄養とお米の美味しさを決める要素

日本人の国民食であるお米には、パワーの元となるでんぷんの他、たんぱく質、脂質、ビタミンなど栄養素がたくさん含まれています。
栄養があるだけでなく、普通に美味しいですよね。

ところでこのお米の美味しさを判定する試験を知っていますか?
毎年、11月~翌年5月に行われるもので、味、粘り、かたさなどにより評価されるようです。

お米の美味しさは、水、でんぷん、たんぱく質などのバランスにより決まってきます。
その中でも、「アミロース」「アミロペクチン」とよばれる2種類のでんぷんの含有バランスが、お米の美味しさを大きく左右するとされています。

「アミロペクチン」が多いお米には、粘りと歯ごたえがあり、「アミロース」が多いお米には、硬さとパサパサ感があります。
このどちらも、ひと粒のお米を形成するのに欠かせないものとされていて、特に、日本でとれるお米は、このバランスが理想的であると言われています。

そんなお米を毎日食べられるなんて幸せなことですよね。
私はご飯と味噌汁の組み合わせが大好きで、これがない場所に行くと心が落ち着きません。

美味しく炊くポイントを押さえておこう!ご飯の炊き方の基本

ここで、お米の炊き方について説明していきます。

[洗米]お米は熱心に研ぐというよりも、さっと洗うようにします。
昔は、米と米を擦り合わせるように研ぐのが主流でしたが、今は、精米技術が向上しているので、そこまでする必要はありません。
水を4~5回ほど変えて洗います。
1回目の洗米については、米がぬか臭くならないようにするためのものなので、少し洗う程度にしてください。

[水加減]基本的には、炊飯器にある目盛り通りでよいのですが、「固め」「柔らかめ」など、お好みがある場合は加減してください。
また、新米は古米に比べて含んでいる水分量が多いので、若干水を少なめにします。

[吸水]最低でも、夏は30分程度、冬は2時間程度、吸水させるようにしてください。
季節とは別に、その場所の温度も考慮してください。
この吸水時間だけでも、炊き上がりに差が出てきます。

[炊飯]炊飯器で炊く場合は、ただスイッチを押すだけでなので、特に注意する点はありません。
ただ、タイマーで炊く場合は、吸水時間が長くならないように注意してください。
炊飯が終わったらすぐに、蓋を開けずに10~15分程度蒸らしてください。
その後、しゃもじを使って、釜の底から返すように混ぜてください。

これで美味しいご飯の出来上がりです。
味噌汁と一緒に食べたいですね。

味噌汁の主原料の味噌の栄養効果とは?

日本の国民食と言えば味噌汁もそうですね。
どんな場所に行っても大抵は味噌汁があります。

ここでは、味噌汁の栄養について説明していきます。

味噌は大豆を発酵させたものなので、味噌汁に含まれる栄養成分のほとんどが大豆によるものです。
麹で発酵させることにより、微生物が豊富な栄養素を作り出してくれるので、味噌汁には沢山の栄養が含まれています。
味噌汁が好きでよく食べている人には健康的な人が多いですよね。

たんぱく質:
大豆に豊富に含まれるたんぱく質は、味噌になる過程で発酵することにより、アミノ酸に変わります。
このアミノ酸は、コレステロールを下げる効果や血管の弾力を維持する効果があります。
ビタミンB12:
ビタミンB12は、神経の修復作用や造血作用もあります。

ビタミンE:
ビタミンEは血行改善やアンチエイジング効果があります。

イソフラボン:
イソフラボンには、抗酸化作用があり、肩こりや更年期障害によいとされています。

コリン:
コリンには、老化防止や肝脂肪防止の効果があります。

レシチン:
レシチンはコレステロール値をさげる効果やボケ防止の効果があります。

こんな栄養価の高い味噌汁で美味しいご飯をいただきたいですね。

ご飯や味噌汁などの和食の正しい配置場所とは?

和食では、お椀の置く場所や箸の置き方などに決まりがあります。

ご飯は左側、汁物は右側に置き、箸は手前から見て箸先が左側に向いていること、これが基本です。
知らない人は、ご飯と汁物を逆に置いたり、箸の向きを逆にしてしまっている人もいます。
お客様に料理を提供するときに、このようなことをしてしまうと相手に対して失礼になりますので気を付けるようにしましょう。

次に、一汁三菜の配置の仕方について見ていきます。

まず、むかって左側が主食のご飯を、右側に一汁であるお味噌汁を並べます。
そして三菜の配置ですが、例えば、焼き魚定食の場合、主菜である焼き魚は一汁の上に、副菜のあさりは主食の上に、そして副副菜の小鉢などは主食と一汁の間に置くようにします。
これが基本の配置になります。

参考までに、一汁三菜の献立例を下記に示します。

主食:白飯や具を混ぜたご飯など
一汁:味噌汁やお吸い物など
主菜:お刺身、焼き物、揚げ物、煮物など
副菜:煮物、蒸し物、和え物、焼き物など
副々菜:和え物、煮物など

ご飯と味噌汁の配置場所の作法の歴史&陰陽の関係について

日本料理の出し方については、中国で古くから伝わる陰陽五行論が取り入れられており、主菜や副菜などの出し方、お皿の形にまで及んでいます。
すべてを覚えるのは大変ですが、基本的なところは押さえておきましょう。

「ご飯は陽で、汁物は陰」「食事を提供する側から見て、陽は右側、陰は左側」 陰陽五行論では、このように定められています。

これにより、食事を提供される側は、ご飯が左側で、味噌汁などの汁物が右側と、配置場所が決まります。
そして、この逆に置くことは仏善といって、仏様にお供えする時だけのものになりますので、注意してください。

これらの形式が完成したのが幕末とされています。
それまでは、流派により多少異なるところがあったようですが、幕末以降に1つにまとめられ、武家による礼法として現代に伝わってきています。

ただ、ご飯と汁物の位置関係については、平安時代ですでに確立されたもので、流派を問わず、この作法が使われてきたようです。

左利きの人の場合はご飯と味噌汁の配置場所も逆になるの?

では、左利きの人の場合はどうなるのでしょうか?

答えを先に言いますと、箸の向きだけ逆にして、配置場所はそのままです。

そもそも配膳を、逆に置くのはお供えの場合のみで、それ以外で逆に置くのはマナー違反になります。

配膳に限ったことではないですが、日本では、右利き人用のものが多いですよね。
左利きの人にとっては、右利き用の配膳だと食べにくさを感じてしまう場合もあると思います。

左利きの人は、右利き用の配膳に慣れてしまうか、食事のときだけ右手でお箸を持つように練習してしまうのが後々を考えると楽なようです。

外食する際は、店員さんは相手が右利きか左利きかは判断できないので、右利き用の配膳で食べるしかありませんよね。

これら配膳の位置は、基本的に地域による違いはありません。
家庭科の教科書にも正しい配膳の仕方が掲載されているので全国共通です。

まれに、メニューによっては、副菜などの位置が違う場合もあるようですが、お茶碗(ご飯)が左で汁物(味噌汁)が右という基本ルールはどの地域でも同じのようです。

正しい配膳の形を覚えてスマートな食生活を送りましょう

ご飯は左でお味噌汁は右に置く。
これは、長い歴史の中で、一番食事をしやすいとして落ち着いた配膳の形なのですね。

人を迎えておもてなしする時にも役立つので、是非、正しい和食の配膳の仕方をマスターしましょう。