トマトの栽培に適しているのは米ぬか肥料?その作り方とは?

精米する際に必ず出てくる米ぬか。

実は、ガーデニングに肥料として使えることを知っていましたか?

米ぬかはいつも捨てている・・・なんて、もったいないです!

今回は、米ぬか肥料の作り方や、米ぬか肥料が適しているトマトの作り方などを紹介します。

節約目的で家庭菜園をやっている方は、特に必見です!

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肥料の種類

米ぬか肥料の作り方の前に、まず肥料の種類について説明します。

☆肥料の種類
肥料には有機質肥料と無機質肥料があります。

・有機質肥料とは
自然界にある植物や動物の糞等で作る肥料です。
土作りをする時の肥料の主となり、ゆるやかに長く効果が出て、多過ぎても肥料焼けすることはあまりありません。

・無機質肥料とは
化学物質を合成して作る肥料です。
速効性、遅効性、緩効性があります。
不足の養分だけを与えることもできますが、多過ぎると、野菜が腐ったりします。
化成肥料は、土壌の改良効果がなく、急に酸性化するので注意してください。
複数の成分を含む化成肥料、無機質と有機質を配合した配合肥料、液体肥料などもあります。

☆肥料の三大要素
野菜の成長過程に必要な、窒素(N)、リン酸(P)、カリウム(K)を、肥料の三大要素といいます。

・窒素
窒素は、葉肥えと呼ばれ、茎や葉の生長に必要な成分です。
根菜類の野菜には欠かせない成分です。
不足すると生長が遅れ、多すぎると軟弱になります。

・リン酸
リン酸は、実肥えと呼ばれ、果菜類、根菜類に必要な成分です。
不足すると花つき、実つきも悪くなり、寒さにも弱くなります。

・カリウム
カリウムは、根肥えと呼ばれ、根の成長に必要な成分です。
耐寒性、耐暑性、耐病性を高めます。
不足すると根の生長が悪くなります。

米ぬかの肥料の作り方を知りたい!米ぬかは万能?

米ぬかは、玄米を白米へ精米する時に取り除かれる外皮の肺の部分をいいます。

<米ぬかの成分>
米ぬかの主な栄養成分は、ビタミンB1、B2、ナイアシン、ビタミンE、ミネラル等です。
<米ぬかの効果>
米ぬかには主に以下の効果があります。

1)老化を防止する効果があります。
2)コレステロール値の低下する効果があります。
3)高血圧を解消する効果があります。
4)血糖値を改善する効果があります。
5)貧血を治す効果があります。
6)自律神経失調症に効果があります。
7)便通の改善・促進に効果があります。
8)肥満を解消・改善に効果があります。
9)肌に潤い、透明美白な肌等の美容に効果があります。

次は米ぬか肥料の作り方の前に、どんな肥料なのか説明します。

米ぬか肥料ってどんな肥料?
米ぬかとは、玄米が白米に精米されるときに取り除かれる「ぬか」のことで、茶色の粉末としてよく見かけます。
米ぬかは栄養価に優れ、肥料として使えば、植物をしっかり生長させる効果があるでしょう。

米ぬか肥料による効果は?
米ぬかの主な肥料成分は、「窒素」と「リン酸」です。
窒素は植物の葉や茎を生長させ、リン酸は花びらや実を生長させる効果があります。
米ぬかはゆっくり分解されて効果が出てくるので、「遅効性」の肥料に分類され、苗を植える前に土へ混ぜる元肥としてよく使用されます。

「米ぬかぼかし」・・・米ぬか肥料の作り方

自然の有機材料を使用とした肥料「米ぬかぼかし」の作り方を紹介します。
「米ぬかぼかし」を家庭で作るなら、生ゴミを使用するのがよいでしょう。

「生ゴミを使った堆肥作り」の利点は、2つあります。
1つ目は、自治体から補助金が出ること、2つ目はゴミ捨てが楽で、園芸やガーデニング用の土を作れることです。

日本の可燃ゴミの約半分は生ゴミであり、自治体にとって、生ゴミが減ることはゴミ処理の費用削減になるのです。

また、生ゴミを堆肥にすれば、生ゴミを捨てる必要もなく、土を購入する費用も削減でき、一石二鳥というわけです。

「生ゴミを使った堆肥」の作り方について、以下に説明します。

☆作り方
1)ダンボールかやプランターなどの容器に、黒土やピートモスともみがらを混ぜた土を入れる

2)生ゴミを土に入れてかき混ぜる。

3)生ゴミの量程度の米ぬかを追加して、かき混ぜる。

4)蓋をして、毎日かき混ぜる。

5)生ゴミが出るたびに3と4を4~7回繰り返す。

6)容器が一杯になったら10日程度毎日かき混ぜる。

7)1か月程度そのままとし十分に発酵したら堆肥の完成です。

米ぬか肥料のオススメな使い方は?

米ぬかで作った肥料は、苗を植えたり種をまいたリする前の土作りの段階で混ぜておくと、ゆっくり分解されて長く肥料効果が出てくるのでオススメです。
発酵が不十分のまま使用すると栄養価が偏ったり、害虫にやられることもあります。
可能な限り時間をかけて、完全に発酵させてから使用してください。

<使用上のポイント・注意点>
新土に米ぬか堆肥を入れる作り方なら、使用する1週間~1か月前に入れて混ぜ込み、土に馴染ませる期間を置くのが良いと思います。
袋栽培の袋1袋に、大きめのスコップ3杯程度を入れて混ぜ込むとよいでしょう。

古土に米ぬか堆肥を入れる作り方なら、1週間以上前に苦土石灰を入れて混ぜ込んでおいた後、米ぬか肥料入れて混ぜ込み、その後、1週間~1か月後に使用するのがよいです。

米ぬか堆肥の使用だけでは土壌改良にやや不足することもあり、再生材か土壌改良剤を一緒に使用して混ぜればよいと思います。
発酵が不十分なまま使用したり、量を多く入れ過ぎたりすると、野菜が枯れたりする場合もあるので、 使用に十分注意をしてください。

事前に発芽など試してみて確認するのがよいでしょう。

米ぬか肥料はトマトに最適!トマトの作り方

有機質肥料とは、鶏ふん、油カス、魚カス、米ぬか等有機質から作られた肥料をいいます。

有機質肥料は、ゆっくりと長く効果が出てきます。
トマトの栽培は与える肥料が多過ぎると問題で、特に窒素が多いと、樹ボケを起こし収穫する実の数が減少してしまいます。
トマトの場合は、肥料3要素が均等かリン酸が多めのものがよく、鶏ふん、魚カス、油カス、米ぬかなどが良いでしょう。

☆トマトの作り方
1)地ごしらえ、植え付け  
苦土石灰と堆肥(たいひ)を入れpH調整をした後、元肥を施し、幅1m程度の畝を作ります。
畝の中央部には1列に、40cm程度の間隔で支柱を立てます。  
植え付け前に、支柱の根元に大きめの植え穴をあけ、液肥をタップリと施しておきましょう。
植え付け時は、根鉢を崩さないようにします。

2)整枝、摘芯  
トマトは、各花房の間に葉が3枚ついています(3葉1花房性)。
出てくるわき芽はすべて5cm程度になるまでに取って、主枝を1本だけ育てます。
特に、花房がついた下のわき芽は勢いがよいので、早めに取ってください。

主枝は支柱の高さ(180cm程度)まで伸ばして摘芯し、6~7花房をつけるようにします。
最も先端の花房の上は、2~3枚の葉を残し、先端部の果実に直射日光が当たらないようにしましょう。

トマトの作り方・・・追肥~収穫までの流れ

引き続き米ぬか肥料などを使用した、トマトの作り方について説明します。

3)追肥  
第1花房の1番果がピンポン玉程度になったら、1回目の追肥として1m²当たり化成肥料(N:P:K=8:8:8)70~80gを株間にします。

2回目の追肥は、畝の肩部に肥料溝をつけ、1回目と同量程度をします。
肥料が多過ぎると茂りすぎたり、茎に窓あき等になるので注意してください。

4)中耕、敷きわら、水やり  
雑草が出てきたら畝の表面を軽く耕し、株元へ土寄せして新しい根を発生させ、活力を出しましょう。
週に1回くらいの降雨なら、特に水の必要はないですが、果実の肥大中は乾いたら水をやっておきます。

収穫の時期になったら少し乾きぎみの方が、美味しいトマトになります。
梅雨明け後は畝の表面にわらや枯れ草を敷き、畝の水分安定と地温を和らげるようにします。

5)収穫  
十分に果実が熟したら、朝に収穫します。
果実がなりすぎたら1果房4~5果くらいに摘果しておくと玉が揃います。
収穫も後になると、乾燥した後の降雨などで裂果することがあるので注意してください。

米ぬか肥料でエコな野菜作りを!

いかがでしたか。

米ぬか肥料は、リン酸の含有量が多く、窒素とカリ、糖分やたんぱく質も豊富です。
その為、微生物の活動を活性化させる効果に優れています。

精米後の米ぬかを肥料にすることで、今まで購入していた肥料代がカットでき、エコな野菜作りが可能になります。

米ぬかの肥料化に取り組み、トマトやキャベツ、ピーマン、イチゴ、ナス、きゅうり、白菜、大根などを作ってみましょう。