パンやパンケーキを作ってみよう!材料の卵と牛乳の栄養は?

色々な種類のパンや、パンケーキをご家庭で焼く方は、沢山いらっしゃいますよね。

材料を入れてスイッチを入れるだけで、美味しいパンを焼きあげてくれるホームベーカリーも普及しているので、初心者でも挑戦しやすいでしょう。

今回は卵と牛乳を使ったパンや、パンケーキ作りのレシピを紹介します。

材料に使う、卵と牛乳の栄養についても知っておきましょう!

パン派?ご飯派?それぞれの栄養の違いとは?

ごはんとパンの栄養

ごはんは米と水だけで炊きますが、パンは小麦粉、砂糖、卵、油脂、ミルク、食塩、イーストフードで焼き上げます。
種類によっては、牛乳も使用します。
商品になると、乳化剤、香料、着色料、酸化防止剤等が入っています。

●たんぱく質
パンのたんぱく質はバターや卵、ミルクによるものです。
ごはんは元々たんぱく質があり、そのままでもパンと同程度あります。

●脂質
パンはバターや卵、ミルクを使用しており脂質がかなりあります。
特にクロワッサンはたった1個で食パンの約4倍の脂質が、デニッシュ(ダノワーズ)も脂質がかなりあります。
ごはんには脂質はほとんど含まれていません。

●炭水化物
ごはんのほうがかなり多いです。
これがパンの方が気泡が多く軽いからです。
炭水化物を摂ると血液に糖分が運ばれ満腹になりますが、おにぎりは1個で満足してもパンは1個で満足できないのは、炭水化物の量が異なるからです。

●ナトリウム
塩が入っているパンの方がかなり多いです。

どれも人間には必要な栄養成分ですが、「脂質」と「ナトリウム」は、多く摂取すると生活習慣病になる恐れがあります。

子供の頃から摂取し過ぎると子供でも、生活習慣病になります。
昔は「成人病」と呼んでいましたが、子供でもなる場合もあることから「生活習慣病」になったのです。

卵の栄養効能とは?

卵は栄養満点で健康にいいのはご存知ですよね。

その健康成分の1つとして、レシチンが注目されています。

レシチンはコリンという成分を含んでいます。
このコリンが脳を活性し、アルツハイマーといったボケや老化の予防に効果的なのです。ある研究ではコリンを積極的に摂取した人は、学習能力が1.3倍も向上したそうです。
そのため子供たちには積極的に卵を食べさせたいところです。

ただし卵アレルギーも多いようですから、そこだけは気をつけましょう。

また卵には生活習慣病の予防にも効果的です。
これにもコリンが働き、中性脂肪量をコントロールしたり、内臓脂肪を抑えたり、高血圧や高コレステロールの防ぐ効果が得られるのです。
「メタボ」の方には、必須栄養素と言えるでしょう。

それからメチオニンという必須アミノ酸が、老廃物や毒素の排出を促し、ビタミンAやB6、Eといったものが活性酸素を減らしてくれるので、抗酸化作用に期待できるでしょう。

コラーゲンに繋がるアミノ酸も豊富ですから美肌効果も得られます。

このように、卵の健康効果は挙げればキリがありません。

ここからも朝食にパンと牛乳と一緒に卵を摂る洋食スタイルも栄養は豊富だと言えますよね。

牛乳の栄養成分について

卵と牛乳を使ったパンケーキの作り方の前に、牛乳の成分を説明します。

牛乳の成分
カルシウム、たんぱく質、脂肪、炭水化物、ビタミン類が含まれています。
人に必要な栄養成分を持っているのが、牛乳の最大の魅力です。

カルシウム
カルシウムは、丈夫な骨や歯を作る、神経の伝達、ホルモンの分泌、免疫機能の維持等に効果があります。
牛乳1本分200mlに227mgのカルシウムがあり、成人が1日に必要なカルシウム量の約1/3を補充できます。

たんぱく質
たんぱく質は体の各組織を作り、生命に不可欠な成分です。
たんぱく質には体内で合成出来ないアミノ酸が9種類あり、必ず食事で摂取する必要があるのが必須アミノ酸です。
牛乳は、この必須アミノ酸を含んでいます。

脂質
脂肪はエネルギーの素です。
細胞膜やホルモン等の大事な要素で、ビタミンの吸収も助けます。
乳脂肪は牛乳中に小さな脂肪球となっていますが、製造時にホモゲナイザーという機械で細かく均質にされて、消化しやすくなっています。

炭水化物
牛乳の炭水化物は乳糖で、その甘味は砂糖の1/6程度です。
乳糖はカルシウムや鉄分の吸収を促進し、腸内で善玉菌の餌になります。

ビタミン
ビタミンA、ビタミンB1、B2、B6等が含まれています。

おやつにぴったり!卵パンの作り方

卵と牛乳を使ったパンケーキの作り方の前に、卵パンの作り方を説明します。

★お菓子のような美味しい甘さの卵パン
おやつで美味しく優しい甘さで食べることができます。
焼い上げてているときからふんわりとし、優しい良い香りが漂いますよ。

【材料】(マドレーヌカップ8つ分)
・ぬるま湯180ml
・砂糖30g
・ドライイースト4g
・卵2個
・強力粉 150g
・ホットケーキミックス 1袋(200g)

【作り方】
1)ボウルにぬるま湯を入れ、砂糖、ドライイーストを加えて溶かし、卵を加えて混ぜ合わせます。

2)強力粉を加えて混ぜ、さらにホットケーキミックスも入れて混ぜ込みます。

3)オーブンの発酵機能で約45分かけて、取り出しボウルにラップをして、生地が膨らんできくるまで発酵してください。

4)発酵したら、生地をよく混ぜ込んで、天板のカップに均等に入れてならしましょう。

5)オーブンを180℃に予熱しておきます。

6)予熱したオーブンで15~20分程度焼いたら完成です。
 焼き上がったら焼き縮みを防止するため、各々トントンしましょう。

7)焼き時間や温度はカップの大小やオーブンの機能で調節してください。

☆コツ・ポイント
スプーンを使用してよく混ぜ込んでください。
粉っぽさや粉のダマが出来ないように混ぜ込んでください。
カップに入れるときは等分に入れてください。

小麦粉、牛乳、卵、砂糖、バターで作れるパンケーキ

ベーキングパウダー、バニラエッセンスを使用することが無くても美味しく作ることができます。
食事で食べても、おやつで食べても、いずれでも美味しく食べれます。

【材料】(1人分)
・小麦粉適量(1カップ)
・牛乳適量(50㏄位)
・卵1個
・砂糖大さじ1と2分の1
・三温糖大さじ1
・バターを10g

【作り方】
1)卵を卵白と卵黄にそれぞれ分離して、卵白側に砂糖を加えます。

2)卵白を、メレンゲ状態にします。

3)メレンゲに卵黄、小麦粉、牛乳、三温糖を付け加えて、十分にかき混ぜ合わせます。

4)フライパンにバターを入れて、火を入れて温めます。
フライパンの中のバターが溶けたら、3で作ったものをフライパンに流し加えます。

5)中火にして、生地にバターを混ぜ込むようにしながら少し焼いて、蓋をしてさらに弱火で焼いていきます。
 表面が渇いてきたら裏返しにして、さらに焼いていきます。

6)ほどよく焼き上がったら完成です。

今回は、大きいフライパンを使用して作ったので、1度に焼き上げ、4つに分けました。
ハムを添えれば、食事として美味しく食べることもできます。
ジャムを添えれば、デザートとして美味しく食べることもできます。

☆コツ・ポイント
すばやく混ぜ込み、すばやく焼き上げると美味しく出来上がります。

牛乳の代わりに豆乳+卵+米粉で作るパンケーキの作り方

牛乳のかわりに豆乳を使用したパンケーキを説明します。

【材料】(2人分)
・米粉100g
・ベーキングパウダー小さじ1.5
・豆乳100cc
・オイル大さじ1.5
・卵2個
・砂糖20g

【作り方】
調理時間は、約30分です。

1)ボウルに卵と砂糖を一緒に入れ、湯煎にかけながら泡を立てていきます。

2)米粉とベーキングパウダーを念入りに混ぜ込みます。

3 )2に人肌の色になるように温めた豆乳とオイル、1の1/4量を入れて、混ぜ合わせます。
4)粉気が消えたら1の残りを3~4回に分けながら、さっくりと練らないように混ぜ込むと生地が出来上がります。

5)フライパンに油を敷いて、十分温めたフライパンを一旦濡れ布巾に乗せて、冷やします。
 油を拭き取り、やや強めの弱火で再び温めてください。

6)フライパンに生地を流し込んで、蓋をして1.5分~2分間温めていきます。
 裏返してさらに30秒~50秒間焼き上げると完成です。

焼き時間は、火力、入れた生地の量、生地の広げ具合によっても違います。

☆コツ・ポイント
米粉を使用するので、3では丁寧に混ぜ込んで大丈夫です。
4では卵の泡を潰さない為さっくり感で混ぜてください。

焼き時間は、レンゲに2杯分をあまり広げないように、中央部分にゆっくり入れて、2杯目も生地の上に流し加えたものです。

焼き立てパンの美味しさを味わいましょう

いかがでしたか。

パンは、小さいお子さんから大人まで、幅広く人気がありますよね。

パンやパンケーキを自分で作ることで、作る工程も楽しめ、更に焼きたてを食べられます。

思っているより簡単に作る事が出来ると思いますので、是非挑戦してみて下さい。