ダイエットの基本は、摂取するカロリーを消費するカロリーよりも減らすことです。
カロリーを摂取する方法としては、ほとんどの場合、毎日の食事になるでしょう。
つまり、ダイエットの基本は食事にあると言えるのです。
いくら運動をしてカロリーを消費しても、でたらめな食事の仕方では効果が半減してしまいます。
そこで、食生活改善によって痩せるというダイエットを5つご紹介しますので、ぜひダイエットの参考にしてくださいね。
太る食べ方と痩せる食べ方を知っておこう!
食生活改善の前に、太る食べ方と痩せる食べ方を知っておく必要があります。
なぜならば、食生活を改善して得られる効果が、食べ方によって左右されるからです。
同じ食事でも、食べ方によってはダイエットになったり、または逆に太ったりします。
ご飯やおかずを食べる順番や、どのくらい噛むかによって血糖値の上昇率が違ってきますし、消化にも影響を与えるということが知られています。
では、どのような食べ方が良いのでしょうか。
まず大事なことは、噛む回数を増やすということです。
噛む回数が増えると、唾液が多く分泌されます。
すると、満腹中枢が刺激されるので自然と食べる量が減ってきます。
また、食事中に水を飲み過ぎると噛む回数が減ってしまうので、痩せるためには食事中に水を飲むことは控えましょう。
また、食べる順番については、野菜、肉や魚などのタンパク質、炭水化物の順番で食べましょう。
これにより、血糖値の急激な上昇を抑えることができます。
血糖値が急上昇すると、インスリンが分泌されて炭水化物などの糖質が、脂肪としてどんどんたまっていってしまいます。
食べる順番を守る簡単な方法は、箸の動きが右回りの円になるように野菜、タンパク質、ご飯を並べることです。
食生活改善のスタートはレコーディングダイエットで!
痩せる食べ方をマスターしたなら、食生活改善に挑んでみましょう。
食生活を改善するためには、まず自分の食生活がどうなっているのかを、知らなければなりません。
自分の食生活を客観的にとらえる方法としては、レコーディングダイエットがおすすめになります。
レコーディングダイエットというのは、毎日食べたものをメモするだけというダイエット方法です。
メモする以外には、運動も食事療法も行いません。
ただし、食事以外に口にしたものも、全てメモとして残しておく必要があります。
ひたすら毎日食べたものを記録として残していくと、自分がなぜ太っているのか、はっきりと理解できるようになります。
たとえば、毎日夜食を沢山食べていたとか、甘いおやつをしょっちゅう食べていたとか、自分が思っていた以上に太る原因を自分自身で作っていたことが、記録として残されているわけです。
この食べたものの記録が、わざわざ自分で太るように仕向けていたという証拠になります。
そして、どのように食生活を改善すれば良いのかという、貴重なヒントにもなるのです。
あとはこの記録をもとに、食生活を変えていきます。
そうすると、思った以上に痩せることが可能になります。
なぜならば、ほかでもない自分自身が太ってきた要因を、取り除くことになるからです。
パレオダイエットとはこんな食生活改善の方法です
パレオダイエットというダイエット方法をご存知でしょうか。
パレオとは、あの水着のパレオではありません。
この場合のパレオは、原始人という意味で使われています。
つまり原始人ダイエットということなんですね。
なぜ原始人ダイエットかというと、毎日の食事を、できるだけ原始人のようなスタイルに変えるというダイエット方法だからです。
原始人にならって食生活改善を図るというわけです。
我々が現代風の食生活を送るようになってから、かれこれ50年も経ってはいないのではないでしょうか。
この数十年で一気にメタボ化が進み、ダイエットの話題が世の中に溢れるようになってきました。
そこで、いちど人間の原点に戻った食生活を送ってみようとのことで、このダイエットが脚光を浴びるようになってきたのです。
パレオダイエットのやり方は、基本的にはとてもシンプルです。
原始人が食べていたとは思えない食材を、避けるようにするだけです。
これによって体質がリセットされて、太りにくい体質に変わり、痩せていくというダイエットなのです。
また、起きる時間と寝る時間も原始人スタイルにすると、さらに効果が上がります。
太陽と共に起きて、夜がくると眠るという、シンプルなスタイルですね。
話題の玄米七号食ダイエットってなんだろう?
玄米七号食ダイエットが、ダイエットブログなどで話題になっています。
このダイエット方法は、玄米しか食べないというやり方です。
以前流行っていた玄米置き換えダイエットは、主食を白米から玄米に変えるというダイエット方法でしたが、玄米七号食ダイエットでは完全に玄米のみの食事となります。
おかずやみそ汁、さらにはコーヒーも禁止されています。
玄米だけの食事を7日から10日間続けるという、かなり過酷なダイエットですが、デトックス効果が高く、体内の毒素を排出して内臓の負担を減らすため、体質改善にはもってこいのダイエットなのです。
また、玄米は良く噛んで食べないと食べにくい食材なので、良く噛むという習慣をつけるのにもぴったりです。
体質だけでなく、食生活改善にもなるダイエット方法だというわけですね。
玄米だけの食事では栄養価が心配になるかもしれませんが、玄米は完全食とも言われるほど栄養価の高い食材です。
食物繊維も豊富なので、お通じにも良い効果を現します。
ただ、効果があり過ぎて、好転反応に苦しめられる人もいるので、もし玄米七号食ダイエットを行ってみるのならば、このダイエットを取り上げているブログなどを参考にしてみましょう。
そうすることで、詳しいダイエットのやり方や、具体的な好転反応を知ることができるからです。
糖質制限ダイエットはご飯を控えることで痩せる方法
糖質制限ダイエットは、炭水化物の摂取量を減らすというやり方のダイエット方法です。
ご飯や食パン、うどんなどの炭水化物は糖質のかたまりで、血糖値を急激に上昇させる食材です。
血糖値が上昇するとインスリンが出て、余分な血糖を脂肪に変えて体内に蓄えようとします。
この蓄えられた脂肪を燃焼させることができるのならば良いのですが、運動などで消費をしないとどんどんたまってしまいます。
この血糖値の上昇を抑えるために、糖質の摂取量を減らすというわけです。
もともとは糖尿病のリスクを下げるための食事療法でしたが、簡単に痩せることができるのでダイエットとして行われるようになりました。
ただし、糖質はエネルギーの原料となる大事な栄養なので、糖質を減らし過ぎると代謝がおちて、かえって痩せにくい体質になることもあります。
糖質を摂りすぎていた場合の、食生活改善という意味では素晴らしいダイエット方法ですが、むやみに行うと逆効果になってしまうことがあるので注意が必要です。
ただ、現代人が糖質を摂りすぎているのは確かなので、普段の食生活の中で、糖質の量をコントロールするという目的で行うようにすると良いでしょう。
食生活改善には半日断食という方法もおすすめ!
半日断食はファスティング(断食)の一種で、主に朝食抜きで行われています。
現代人の食べている量は必要以上に多く、便として排出される前に、さらに体内に食べ物が送り込まれてくるという状態になりがちです。
そこで、体内から食べたものが排出されたあとに、次の食べ物を口にしようという食事方法が考案されました。
それがこの、半断食というダイエット方法です。
完全な断食ではなく、前日の夕食後から、次の日の昼食までの間、食事をしないというスタイルなので、半断食と呼ばれています。
時間的には16時間を目安としていることが多いのですが、生活の仕方の違いによって、もっと短い間隔で食事を取ることも許されています。
少なくとも12時間、食事の間隔をあけることができれば、一定の効果を上げることができます。
朝食抜きでは仕事に力が入らないように感じるかもしれませんが、実際に行ってみると頭がすっきりして作業の能率も上がったという声が多く、仕事に支障をきたすことは少ないようです。
食生活改善の観点からみれば、常に体内に食べたものが残っているという状態から脱することができ、昼食と夕食を味わって食べるようになるので、おすすめのダイエット方法ですね。
食生活を改善してリバウンドしないダイエットを目指そう!
ダイエットの大敵はリバウンドです。
食事制限ダイエットを無理に行っても、ダイエットを辞めたとたん、結局リバウンドしてしまうことが多いものです。
リバウンドをしないようにするには、食生活自体を改善するのが一番です。
今回ご紹介した、食生活を改善するダイエットを行い、太りにくい食生活の習慣を手に入れて、健康と美容に役立たせましょう。