朝食抜きで体のデトックスをしよう&朝食抜きダイエット方法

あなたは、朝食を食べていますか?
食べていませんか?

体に良いのか、悪いのか迷いつつも、幼い頃からの習慣のままに、朝食を食べている人は多いのではないでしょうか。

「1日2食健康法」って聞いた事はありますか?

朝食を抜いて1日2食にするだけで、便秘が治ったり、ダイエットに効果があったといった朗報を耳にします。

この記事では、体に朝食抜きのデトックスが必要な理由と、朝食抜きダイエットの方法
を紹介していきます。

体に朝食抜きのデトックスが必要な理由①

口から入れた食べ物が消化吸収して、排泄するまでの時間は18時間かかります。

この時間を元にして、本来の体の生活のリズムは、次の3つの時間帯に分かれています。

「摂取と消化時間」12時~20時まで、「吸収と利用する時間」20時〰朝4時まで、「排泄時間」朝4時~12時までで、このようなリズムで、昼~夕方過ぎにかけ食事をすれば、夜の寝ている間に栄養がしっかりと吸収されて、体全体に行き渡ります。

朝の時間に食事をとると、排泄のリズムを邪魔されて、中途半端な排泄になってしまうことになります。

十分な排泄ができないと、老廃物や有害な物質が体に溜まり、それが長い間続くと老化や健康障害の原因になります。

そうすると1日に3食の食事は内臓に良くないのでしょうか?

夕食を夜7時にとり、朝食を朝7時にとると、夜7時に夕食をとってからまだ12時間しか経っていません。
消化や吸収にまだ忙しい最中に、次に来た食べ物も胃腸は消化をしなければいけなくなります。

これが毎日続くと、胃腸などの内臓は休む間がありません。

肝臓はやることが多く、消化吸収した栄養を、分解して合成後に貯蔵して、その後、解毒の処理までしなければいけないので、フル回転で働きます。

朝食をとることで内臓を疲れさせてしまう可能性があります。

こういった理由から朝食抜きデトックスは必要だと言えるでしょう。

体に朝食抜きのデトックスが必要な理由②

朝食を抜くと、前日の夕食から昼食まで17~18時間空くので、内臓が休むことができます。

元気な内臓は、消化吸収や排泄が活発になり、デトックスで腸もきれいになって、アンチエイジングにも良いというわけです。

ところで朝食をとることが慢性疲労の原因になるのでしょうか?

十分に寝ても疲れがとれない、朝起きることができないなど、現代人は慢性疲労症候群が多く、その原因不明の慢性疲労は、肝臓の疲労からきていることが多いということです。
物言わぬ臓器の肝臓は、病院で肝機能検査をしても数値に表れにくく、よほど酷くならないと気が付くことができません。

朝食抜きで1日2食にしたところ、慢性疲労が改善したという話を多く聞きます。

食事回数と尿中の毒素の割合の関係を調べた結果は、1日3食…75%の尿中毒素、昼食抜き1日2食…66%の尿中毒素、朝食抜き1日2食…100%の尿中毒素という結果か出ています。

その結果から、朝食抜きにより毒素の排出力が格段に上がって、肝臓や腎臓が元気になったことが分かりますね。

朝食を抜くことで時間とお金も節約できて、その上健康にもなるので、慢性的に疲れている人は、始めてみるのも良いですね。
また、健康な人が始めると、より健康になるのではないでしょうか。 

朝食抜きデトックスの嬉しい効果とは?

朝食抜きは18時間のプチ断食をすることになり、無理なくできるデトックスですね。

朝食を抜くことで、老廃物も溜まらずに新陳代謝も上がり、慢性疲労も改善します。
その他にもいろいろな健康や美容の効果があります。

朝食抜きの1日2食を実践してる人たちの感想は、朝から体が軽い、元気がでる、集中力が高くなり頭も冴える、太っていた人は痩せて、痩せていた人は体重が増えたり、便秘が改善する、美肌になる、などの声がたくさんあります。

花粉症などアレルギーの改善例もありますが、成長期の子供や病気などで体力が弱まっている人は朝食抜きはやめたほうがよいですね。

朝食抜きを始める時に、今まで1日3食だった人が朝食をいきなり抜いてしまうと、最初はお腹が減りフラついてしまうことがあるかもしれないので、最初は消化に負担がかからない、おかゆやヨーグルト、果物、飲み物などを朝食の替わりにして徐々に体を慣らしていきましょう。

また、酵素が多く含まれる果物やスムージーもよいですね。

朝食抜きダイエットのやり方

朝抜きダイエットを始めるために、正しい知識を持ちましよう。

1日3食、食べている人が、朝食をぬけば1食分のカロリーが減るので、体重は減りますが、リバウンドする可能性も高くなってしまいます。 
なので、ただ朝食を抜けばよいというわけではなく、正しいルールを知って行うことが、効果も出やすく健康的にもよいですね。

朝食抜きダイエットのやり方は、1日3食のうちの朝食を抜くのが基本のルールです。
その他のルールは、水分をいつもより多く摂取するということです。

水分は、食べ物に含まれる水分からも摂取できますが、朝食を抜くことで、食事から摂れるはずの水分が摂れなくなるので、その分いつもよりも水分を多めに摂らなくてはいけません。

水やお茶、健康茶など少なくとも500mlは飲むようにしましょう。
1日合計で1.5ℓ~2ℓを飲むようにすると、便や宿便も排泄しやすくなりますし、デトックスもできますね。

朝食抜きダイエットの基本は、前日の夕食~次の昼食まで18時間以上を空けますが、16時間前後でもよいです。
前日の夕食を7時に食べ終わったら、午後1時の昼食が理想的です。

昼食時間が決まっている場合には、逆算して夕食の時間を合わせましょう。

朝食抜きダイエットの注意点

朝食抜きダイエットはいろいろなよい効果やデトックスもできてよいのですが、注意しなければいけないこともあります。

朝食を抜くと、お腹がとても空きますが、その分、昼食や夕食をいつもより多く食べてしまっては意味がありません。
1食分抜いた後の食事は、つい食べ過ぎてしまいがちですが、いつもの量の8割程度に抑えましょう。

夕食は普通に食べても問題ありませんが、満腹まで食べるのは健康的にもよくないので、腹八分を目指したほうがよいですね。

朝食抜きダイエットは、間食や夜食もやめましょう。
1食分減ったものを、間食や夜食で補うようなことは絶対いけません。

ダラダラと食べ続けることは、朝食を抜く意味がなくなりますし、夜食を食べてしまっては、1日3食に逆戻りしてしまいます。

朝食抜きダイエットは、バランスのよい食事をするように心がけましょう。

1食分減らすので、他の2食分の食事の量を増やすのはだめですが、栄養のバランスが崩れないようにして意識して摂りましょう。
とくに、普段の食事の量があまり多くないという人は、栄養不足にならないように注意して、食事のメニューを考えましょう。

昼食や夕食には栄養バランスが良い&デトックス効果のある玄米がオススメ

朝食抜きダイエットには玄米がオススメです。

栄養バランスに優れた玄米ですが、玄米100gに含まれる栄養素を見てみると、
たんぱく質…6.8g
脂質…2.7g
ミネラル…650mg
ビタミンB1…41mg
食物繊維…3.7g
となり、白米よりも多くの栄養が含まれます。

ナトリウムとカリウムの割合で、玄米は1:5と人の細胞に近いので、玄米は人間の身体に負担の少ない食物だと言えます。

また、玄米は強力なデトックス効果もあります。

玄米には、分析で出てこない生命のもとになる成分も多くあり、未知の成分といわれます。

1つの例ですが、分析して出てくる栄養素の中に、とくに最近注目されているのが、フィチン酸です。
玄米100gにはフィチン酸が240mg含まれていますが、白米には41mgしかフィチン酸が含まれていません。

フィチン酸の性質としては、水銀、鉛、放射能物質、重金属と結合します。
フィチン酸は、ビタミンB群の1種であるイノシトールと6個のリン酸が結合したものですが、公害物質と結合して体外に出す働きをします。

玄米食の人は、有害物質を吸収せず体の外に排出しているということですね。

玄米は外皮が残っているため繊維も多く含まれていて、腸の運動を促進して、宿便が溜まるのを防いだり、腸内をきれいにする作用もあります。

白米と値段を比較しても玄米は安いので、玄米を主食にすると経済的にも健康にもよいということになるでしょう。

朝食を抜くからこそ、昼食や夕食のバランスの良い食事を意識して摂ろう

朝食を抜くことは、体のデトックスをする面やダイエットに有効なのですね。

しかし、朝食を抜いて消化をお休みしたとしても、昼食も夕食も食べる量を減らしたり、栄養の不足した食事をするのはやめましょう。

体調を崩してしまうなどのトラブルを生んでしまいます。

他の2食は、栄養バランスのよい玄米や、酵素を多く含む味噌などの食べ物を意識した食事を心がけるようにして下さい。