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マクロビは玄米食がメイン!そこに潜む「危険」とは?

   

マクロビは玄米食がメイン!そこに潜む「危険」とは?

海外のセレブも導入していることで日本にも広まった「マクロビ」。

玄米などの自然食を食べる、健康法のようなものと捉えている方が多いかと思います。

でも、マクロビそのものが何の略称なのか、どのような思想から生まれたものなのか、続けると健康になれるのかなどは、ご存知ではないのではないでしょうか。

間違ったやり方で行うと、実は危険性もあるということをお伝えしていきます。

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「マクロビ」って何?玄米とどういう関係があるの?

「マクロビ」とは「マクロビオティック」の略称です。

これは桜沢如一という方がはじめた運動で、自然食を中心に陰陽の理論を交えた食事法、もしくは思想のことを指します。

最近では「ダイエットにいい」や、「がんに効果的」などという謳い文句ではじめる人が増えました。

ハリウッド映画の有名俳優などが実践しているというのも、イメージアップに一役買っています。

この食事法では、主食は玄米か全粒粉のパン、麺などになっています。

とりわけ玄米を食べる機会が増えますね。

そして、ほかの栄養素は豆類、野菜、海藻類、塩から摂取します。

肉や魚、卵は基本的に食べません。

ベジタリアンの食生活でも、厳しいものをイメージするとよいかと思います。

しかし、たんぱく質を肉や魚から摂取しない生活は、危険がないのでしょうか。

多くの疑問があるかと思います。

これから「マクロビ」の根本思想的なものをご説明しますね。

マクロビで健康を得ようとするのは危険?

マクロビオティックは、確かに健康を得ようとする長寿法のひとつなのですが、その教えを実践するにあたって危険がないとは言い切れません。

・玄米や雑穀、全粒粉の小麦製品などを主食にする
・野菜、穀類、豆類などと、海藻類などを食べる
・野菜類などは有機農法か自然農法によるものが望ましい
・食べ物はなるべく近隣の地域で収穫された旬のものが望ましい
・砂糖は使用禁止で、甘味は米飴、甘酒、甜菜糖、メープルシロップなどでつける
・鰹節や煮干しなどの出汁も使用せず、出汁は昆布や椎茸でとる
・食品添加物は天然由来のものを選び、塩はにがりを含んだ自然塩を使う
・肉類、卵、乳製品は基本的に口にしないが、卵は病気回復の時に例外的に認められることがある
・厳格性を追求しない場合は、白身の魚や人の手で捕れる程度の小魚は食べても良い(ただし少量)
・皮や根も捨てずに丸ごと使い、摂取するのが望ましい
・食品のアク取りはしない
・コーヒーは体を冷やすので避ける
・「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」の三代理念を柱に持つ

以上のことが基本理念となっていますが、ここには「ダイエット」や「病気平癒」などという目的も手段も含まれていません。

あくまで元々健康な人が、さらに寿命を伸ばそうと手を出すのを認めているタイプの健康法です。

最後の「一物全体」「身土不二」「陰陽調和」というのは、いかにも思想法として「効きそう」なものですが、あくまで心の持ち方の話です。

肉体がすでに病魔に侵され、それでも病気を治したいという人間が手を出すものではありません。

マクロビで与えられるのは心の平和であり、肉体の健康さではないのです。

玄米食以外にマクロビが危険な理由

実際玄米食を続けると、ふとした拍子に発芽毒を体内に入れてしまうという危険はあります。

しかし、マクロビの危険の度合いからいうと、玄米食自体はそこまで高い度合いとはいえません。

問題はマクロビオティックが「健康法」より、「思想法」に近いというものがあります。

マクロビの根底には、生活そのものを改善することにより、世界平和につなげようという考えがあります。

哲学や宗教に近いものだと思っていただければよいでしょう。

大人がこれを信じて感動をし、マクロビを取り入れた食事をするのには全く問題がありません。

病気を治そう、体型を整えたい、体にいいものだけを食べたいという考えで取り入れてもいいですが、その根底にあるのは思想法です。

マクロビにはまってしまった人以外の気持ちはどうなるでしょうか。

両親がはまってしまったら、子供は給食などでも肉や魚、チーズなどが食べられなくなってしまいます。

米飯給食ですと主食は玄米ではないので、それすらも口にできません。

アレルギーがあるわけでもないのに食事を残すというのは、子供の社会においてあらゆる問題の原因になります。

それをみた祖父母はどう思うでしょうか。

正しいと思ってやっている行動に、いちいち反発したり、マクロビの思想に反した食事をこっそり子供に与えるかもしれません。

そうなると、「平和運動」としてのマクロビは機能していないことになります。

自然食主義はまったく構わないのですが、周囲の人に反発を抱かれる可能性もあるということを考慮すべきではないでしょうか。

正しいマクロビはダイエットや健康のためのものじゃない

そもそも、マクロビ=マクロビオティックは「思想法」の面が強く、ダイエットや病気の平癒に持ち込むにはやや危険といわざるを得ません。

自然のもの、地域のものをあるがままの姿で食べることによって気をとりこみ、長生きをし、その食事法自体が平和へ繋がっていくことが基本理念です。

単純に、「主食を玄米に変える」「野菜は丸のまま使う」などといった簡単な話ではないわけです。

食事には各々ファンタジーがあるものです。

それは「好み」といって差し支えないと思います。

おかずに果物がはいっているのが好きじゃなかったり、米は固く炊いた方が好きだったり、そういう日常的に口にするものに対しての「安心感」や「期待感」というものです。

マクロビを実践していると、たとえ厳格的なものではなくても、食に対するファンタジーはかなり損なわれてしまうでしょう。

食に対するファンタジーを損なうということは、家庭に対する安心感や、世間に対する客観的な視点を狭めるということにほかなりません。

もし、あなたが専業主婦で子供と夫がいる場合、できればマクロビの思想を押し付けず、各々の食のファンタジーを守ってあげましょう。

個人でマクロビに励む分には全く問題がありません。

ただ、家族を巻き込む場合は、それ相応の覚悟が必要でしょう。

玄米食をする際に気をつけたいポイント

さて、ここまでマクロビを行うにあたって、「これは危険だ」というポイントを述べてきましたが、マクロビで提唱されている食事法自体は、そこまで危険なものではありません。

例えば玄米食ですが、森鴎外の逸話としてこういった話があります。

明治時代に兵隊を集める方法として、森鴎外は「白米を食べさせる」という提案をしました。

この方法で兵役希望者がぐっと増えたのですが、その分脚気の患者数も増えました。

今まで玄米を食べることによって得ていたビタミンが、白米に変わったことにより摂取できなくなったからです。

つまり、玄米はそれだけビタミン豊富な主食だったということです。

マクロビの食事法では、動物性タンパク質まではフォローできないため「白身魚あるいは手で捕まえられる小魚は少量なら食べて良い」という、ゆるい規則性で行うならば、完璧な食事方法といっても過言ではありません。

ただ、玄米や雑穀をいれたご飯というものは、食べ慣れていない人間には癖が強くてあまり美味しいと感じられないものです。

もし、ご家庭の主食を玄米や雑穀ご飯にしたい場合は、ご家族の了承を得てから切り替えた方がよいでしょう。

今は冷凍庫も進化していますから、ご自分の分だけ三日分や一週間分炊いておいて、冷凍保存するというのもいいかもしれません。

足りない栄養素は補いつつ、自然食を取り入れることで心の平穏を目指すというやり方だとよいですね。

危険を遠ざけながら玄米など自然のものを摂取しよう

現在は、老いも若きも健康ブームです。

ジャンクフードは忙しい現代人の胃袋を満たしてくれますが、心までは満たしてくれません。

産地偽装や食品添加物などの危険もありますね。

玄米や自然農法の野菜は、実際に体にはとてもいい食品です。

マクロビの思想ではアク抜きをしてはいけないとなっていますが、実際野菜に含まれている「アク」は、ポリフェノールなど健康成分が多く含まれていることも明らかになってきました。

自然のものを自然の形で食べ、心を豊かにする。

これはむしろ推奨されるべきことで、その点に関してはマクロビは最先端を行く思想だと思います。

その反面、自然のものはあまり消化にいいとはいえません。

玄米も白米に比べたら消化に良くないですし、全粒粉のパンは精白した小麦のパンに比べたら消化に悪いです。

野菜にしても、ごわごわした皮や根の部分より、スムーズに噛み砕ける内側の方が消化にいいことはわかりきっています。

もし、小さな子供や高齢者などとマクロビの思想を実践しようとするならば、細かく切ったり、食べやすく加工してみましょう。

また、自然の姿に近い食品は、保存状態が悪いと毒性を帯びる可能性もあります。

しっかり管理をして、危険のない取り入れ方をしましょう。

自然食を上手に摂取して健康になろう

色々と述べてきましたが、マクロビを取り入れて玄米食をすること自体に危険はあまりありません。

むしろ、その思想にどっぷりはまってしまい、周囲の人間から疎外されてしまうことに危険があるといえます。

健康な食事は大変に重要なものですが、できれば子供の給食は大目に見たり、夫の昼食は好きなものを食べさせたりと、臨機応変に取り入れると良いですね。

自然食自体に悪いイメージを持たれることなく、食のファンタジーが共存していけたらと思います。

 - 玄米・豆・穀物