ブロッコリーの味噌汁はとても美味しい!手軽にできるレシピ

みなさん、ブロッコリーをどうやって食べていますか?

蕾の部分を炒め物やおひたし、茹でてマヨネーズをかけて…なんて食べ方がメインなのではないでしょうか。

実はブロッコリーって、蕾だけでなく茎も美味しく食べられる食材なんです。

しかも味噌汁に入れるのが最適!

今回は、ブロッコリー全部を使った味噌汁のレシピや、その美味しさ、魅力をご紹介します。

ブロッコリーを味噌汁に入れるレシピ!実はとてもダシが出る!?

ブロッコリーを食べる人の中には、「低糖質だから」、「ダイエットにいいから」、「栄養が豊富だから」という理由で食べている方も多いかと思います。

実はブロッコリーって、とてもダシがでる野菜なんです。

ですから、薄味で煮付けてあげたり、スープの具材に入れると、とても美味しく食べることができます。

にんにく炒めやマヨネーズ和えなどのレシピも美味しいのですが、カロリーが気になる方や栄養を効率的に摂取したい方には断然汁物のレシピで食べることをおすすめします。

日本人の大好きな汁物といえば、味噌汁を外すことはできません。

かといって、蕾の部分を削り取って浮かべる…といった食べ方ではないのです。

メインに使用するのは茎の部分です。

蕾ももちろん美味しいのですが、味噌汁にはぜひ茎の部分を使用して欲しいです。

普段は捨ててしまう部分かもしれませんが、茎の部分は蕾の部分より栄養が豊富なのです。

しかも旨味成分をぎゅっと蓄えているので、汁物にして具材にすると、スープを大変に美味しくしてくれるんです。

甘みもかなり含まれているので、口当たりもまろやかになります。

軽く皮をむいて、食べやすい大きさに切って味噌汁の具材にするだけで、いつもと違ったレシピにチャレンジできますし、味も美味しいという、言うことなしの食べ方なのです。

ブロッコリーを味噌汁のレシピで食べるととどんな栄養が摂れる?

ブロッコリーはなんといってもビタミンCが豊富な野菜です。

ビタミンCは水溶性のものが多く、ちょっと火を通すと全て流れ出てしまうなんてことも多い栄養素です。

キャベツの千切りなどは、切った後水にさらすので栄養がない…という話を聞いた方も多いかと思います。

その点ブロッコリーをまるごと味噌汁に入れてしまえば、栄養素もまるごと摂取することが可能です。

汁物のレシピは世の中にたくさんありますが、飲み干すのを前提で作られているレシピに加えて、具材がごろごろ入っていても違和感のないメニューといえば、味噌汁がダントツで作りやすいです。

ブロッコリーのビタミンCは、みかんやレモンなどよりも豊富です。

野菜全体の平均に比べると、4倍近くもビタミンCを含んでいるのです。

さらに女性には嬉しい栄養素、葉酸もたくさん含まれています。

葉酸とは、新しい赤血球を作り出すのに必須の栄養素で、貧血や新陳代謝によく効きます。

さらに、胎児の先天性異常を防ぐ効果まであるんですよ。

スルフォラファンという栄養分も注目したい成分です。

こちらは抗酸化作用と解毒作用がある栄養素で、老化防止やガンを予防する効果が期待できます。

スルフォラファンを摂取するには油を一緒に摂取するとよい、と言われていますので、味噌汁の仕上げにバターなどを落とすと、効率的に摂取できるかと思います。

茎の部分にはβカロテンなどが多く含まれていて、ビタミンCも蕾の部分より含有量が多いです。

これだけの栄養素を逃さず摂取できる味噌汁というレシピは、我が国が誇っていい調理方法だと思います。

たっぷり食べられるブロッコリー味噌汁の魅力!

さて、栄養の話をたくさんしましたが、ブロッコリーの魅力は栄養素だけではありません。

何と言っても低糖質で低カロリーなのが嬉しい野菜です。

つまり、たくさん食べても肥満になりにくい野菜ということです。

ダイエットや筋トレの強い味方なんですね。

ダイエットしている方にはおなじみの概念だと思うのですが、「ベジファースト」という食べ方があります。

これは野菜を先に食べ、次に汁物を食べ、その後おかずと炭水化物を摂取する食べ方です。

ブロッコリーを味噌汁に入れると、このベジファーストをクリアできるだけではなく、満腹感を非常によく演出してくれます。

ブロッコリーは食べでのある野菜なので、ブロッコリーの味噌汁を食事の最初に食べると、自然と炭水化物の量を減らすことが可能なんです。

茹でて、ささみなどと塩味で食べるのもダイエット向けのレシピですが、ぜひ味噌汁に取り入れてみてください。

味付けも変えることが可能なので、飽きずに続けることができます。

味噌汁部分にもこだわりが!美味しく食べる一手間

ブロッコリーには旨味成分が含まれているお話です。

ブロッコリーには三大旨味成分のひとつが含まれています。

三大旨味成分とは、「グルタミン酸」、「イノシン酸」、「グアニル酸」のことを言います。

グルタミン酸は昆布やキノコ、チーズや牛肉に含まれています。

イノシン酸は鰹節や煮干し、鶏肉や豚肉などに含まれています。

グアニル酸は干し椎茸やのり、ドライトマトに豊富です。

旨味成分は掛け合わせれば掛け合わせるほど複雑になり、美味しい!と感じるようになります。

ブロッコリーに含まれているのはグルタミン酸です。

つまり、カツオ節と干し椎茸とった出汁でブロッコリーの味噌汁を作ると、旨味の相乗効果でとても美味しい味噌汁になるんです。

味噌汁の基本となる出汁に旨味が含まれている上に、味噌からも美味しい風味が出ます。

それをさらに旨味を含んだブロッコリーをレシピの具材にするのですから、美味しくて手軽なのは間違いありませんね。

こうするともっと美味しくなる!味噌汁作りの基礎の基礎

三大旨味成分のお話をしましたが、実際どのように出汁をとれば美味しいブロッコリーの味噌汁が作れるのでしょうか。

出汁のとり方、味噌汁のレシピは様々です。

一番手軽な方法をお教えしますね。

まず、カットした昆布と丸のままの干し椎茸をボウルにはった水に入れ、一晩寝かせます。

昆布を出汁に使うときに、鍋を火にかけて沸騰する寸前に取り出す、というレシピが王道だと思うのですが、水に放り込んで一晩待つだけで、雑味も出なければ火の加減を心配することもない出汁が十分にとれます。

干し椎茸もぬるま湯で戻したりなどと手間のかかる食材ですが、この方法なら手軽です。

そうして一晩出汁をとったものを、具材を取り出して火にかけます。

沸騰したら鍋が隠れるぐらいの鰹節を投入し、すぐに火を止めてキッチンペーパーとざるでこします。

これだけで黄金に輝く出汁の完成です。

この出汁と塩でブロッコリーを煮浸しにしても美味しいですし、もちろん味噌汁に使えば、深い味わいが楽しめます。

ブロッコリーを入れた味噌汁の美味しいレシピ集

さて、実際にブロッコリーの味噌汁を作るとして、具材がそれだけじゃちょっと寂しいですよね。

簡単な、しかも美味しいレシピをいくつか記しておくので、ぜひ参考にしてください。

▪️旨味たっぷり!ブロッコリーとカニカマの味噌汁

【材料】

・ブロッコリー 60g
・カニ風味かまぼこ 30g
・出汁 200cc
・好みの味噌 大さじ1~2

【作り方】

①出汁を鍋に張り、火にかけ、湧き始めたらブロッコリーとほぐしたかに風味かまぼこを入れます。

②具材に火が通ったら味噌を溶かし入れて完成です。

白味噌を使うとこっくりした味になりますし、田舎味噌を使用すると地味溢れる味わいになります。

カニカマからも出汁がでるので、美味しくて見た目にも綺麗なレシピです。

▪️子供も喜ぶブロッコリーとトウモロコシの味噌汁

【材料】

・ブロッコリー 60g
・スイートコーン 大さじ3
・出汁 200cc
・好みの味噌 大さじ1~2

【作り方】

①出汁を鍋に張り、火にかけます。

お湯が沸いてきたらブロッコリーを入れ、火を通します。

②ブロッコリーに火が通ったら、トウモロコシを入れ、味噌を溶かし入れて完成です。

ブロッコリーの旨味と、トウモロコシの甘さが絶妙にマッチしたひと椀です。

甘みがあるので、子どもでも美味しく食べられます。

見た目も緑と黄色でとても鮮やかですよ。

たっぷり食べて栄養補給!ブロッコリー味噌汁の底力

ブロッコリーの味噌汁は手軽に作れて、美味しく栄養補給できることをお分かりいただけたと思います。

子どもが嫌いな野菜としても近年は上位にいるブロッコリーですが、味噌汁にしてあげるだけで食べやすくなるのも知っていて損はありません。

味噌汁のレシピは家庭によって違うと思いますが、どんなレシピでもほっとする味にしてくれるのが嬉しいですよね。

もっと気軽にブロッコリーを食べて、心も体も健康になりましょう!