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畑での野菜作りには石灰と肥料が必要?土作りの基本を知ろう

      2017/07/04

畑での野菜作りには石灰と肥料が必要?土作りの基本を知ろう

最近は、節約や食育のために家庭で野菜を育てている方も多いですよね。

今回は、これから畑で野菜を育ててみたい!という方に向けて、畑で菜園を作る場合に基本となる土作りについてお伝えします。

野菜作りに土が重要とされる理由や、石灰や肥料の成分、その必要性や注意点などを一緒にみていきましょう。

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畑で美味しい野菜を育てるには土作りが基本!

これから家庭菜園を始める方や、畑を借りて野菜などを育てている方にとって、畑の土作りは、とても重要なポイントですよね。

土の状態が作物の生育に大きく影響します。

植物にとっては、根を張りやすい土であることと、粒状の土というのが重要です。
その理由は、植物は土の中に根を張って体を支えることと、生長に必要な水分や養分を根から吸収するからです。

また、土と土の間にある酸素を取り込んで呼吸していることも考えると、ある程度、土が粒状である必要も出てきます。

充分に耕された土でないと、空気が入らず、土の中の酸素が足りなくなってしまうので、うまく育ちません。

土に空気を送り込み、腐葉土などをまぜて、粒状にしておきましょう。

また、育てる野菜によっても、その土が合う合わないということがありますので、育てたい野菜がどんな状態の土を好むのかを知ることが、まずは第一歩となります。

野菜に合った土で育てることができれば、病気や虫の被害に遭うことも減らせます。

石灰や肥料の使い方も覚えて、収穫まで菜園を楽しめるような土作りをしましょう。

畑に石灰を撒く理由と注意すべきこととは?

畑作りに無くてはならないのが石灰と肥料です。

石灰の役割は、主に土壌のpHを高める(アルカリ分を増やす)ことと、二次的にカルシウムを補うことです。

日本は火山が多いので、地面から蒸発した酸が雨に含まれ降ることで、土はゆっくりと酸性に傾きます。

しかし、多くの作物は中性や弱アルカリ性の土壌を好むので、石灰を撒いてアルカリ分を増やしてやるのです。
ただ、作物の全てがそうではないので、注意が必要です。

例えば、じゃがいもは酸性を好むので、石灰を撒いたアルカリ性の畑で育てると「そうか病」(アルカリ性の土で発生する、じゃがいもの表面にカサブタが出来る病気)になってしまいます。

また、石灰の撒き過ぎにも注意が必要です。
石灰を毎年多く撒くと、土が強いアルカリ性になり、どうにもできなくなります。

少しのアルカリ性ならピートモスや鹿沼土などを入れて元に戻せますが、毎年多量に撒く必要はないと覚えておいてください。

酸度が気になったり、酸性を好むものとアルカリ性を好むものを両方作る場合には、酸度計があるといいですね。

また、カルシウムはキャベツなどの野菜に必要ですが、多く吸収されないので、カルシウムを補う目的で石灰を撒くことはありません。

畑に使われる石灰の種類と特徴は?

畑に使われる石灰には、大きく分けて4種類あります。

1.生石灰
2.消石灰
3.苦土石灰
4.有機石灰

それぞれの石灰の特徴をご紹介しましょう。

生石灰(せいせっかい)は、酸化カルシウムです。

石灰石(せっかいせき)を焼成(焼いて変化させた)したもので、アルカリ分が強く、水と反応すると熱を発生させます。

消石灰(しょうせっかい)は水酸化カルシウムといい、生石灰を水と反応させたものです。
これもアルカリ分がとても強いですが、学校のグラウンドなどで使用するライン引きに使われています。

苦土石灰(くどせっかい)は、苦土=マグネシウム・石灰=カルシウムなので、マグネシウムとカルシウムを含む石灰という意味です。

苦土石灰は、ドロマイト(苦石灰)またはドロマイト質石灰岩(せっかいがん)を焙焼(ばいしょう=あぶり焼き)してつくる石灰肥料です。
これはアルカリ分も多いですが、マグネシウムも含んでいるので肥料にもなり、土の酸度を調整してくれます。

有機石灰(ゆうきせっかい)は、貝殻や貝殻の化石を原料としています。
そのため、他の石灰とは大きな違いを持ち、

・穏やかに中和するため、撒いた後でも種まき・定植がすぐにできる

・土の中の微生物のはたらきを活性化するので、土が固くならない

というメリットがあります。

肥料にも種類がある?成分や使い方は?

ここまで石灰の説明をしましたが、肥料についてもみてみましょう。

肥料にも土と同じように、野菜の生育を助ける効果があります。
肥料は、「有機肥料」と「化成肥料(化学肥料)」の2つに大きく分けられます。

有機肥料は、主に動物の糞や枯れ葉などから作られ、緑肥・堆肥・腐葉土・魚肥などがあります。

一方の化成肥料(化学肥料)は、科学的に作られたもののことです。

どちらの肥料にも「窒素」「リン酸」「カリウム」という成分が多く含まれています。
窒素は葉の生長を、リン酸は花や実の生長を促し、カリウムは根や茎を強くします。

どのタイミングで、どの成分を必要とするかは野菜によって違いますし、過剰に与えると生育不良を起こすこともあるので、肥料のやり方には注意が必要です。

植え付け時や生育の途中で適切な時期に適切な量を与えるのが、畑での野菜作りには大事です。

また、野菜に使う肥料には、有害物質が含まれていないものが望ましいです。
畑で採れた野菜は口に入るものなので、与える肥料も草花とは違い、安全なものを選びたいですね。

畑の野菜に肥料が必要な理由

また、畑の野菜に肥料を与えることは、人間が食事を摂ることと同じだと言われることがあります。

しかし、山や野に自然に生えている植物は、肥料など施さなくても育っています。
なぜ、畑の野菜には肥料が必要なのでしょうか。

自然界では、植物から落ちた葉や枯れた枝、植物を食べる動物の糞や遺骸などが微生物により分解され、栄養素として、また植物に戻ってきます。

つまり、栄養素が循環しているのです。

しかし、畑では、この循環が成り立ちません。
自然と違い、人の手で手入れがされている(手入れが行き届いている)からです。

さらに、育った野菜が収穫されることで、多くの栄養素が畑から持ち出されてしまいます。

また、野菜は品種改良などによって、果実や茎葉、根などが、自然の物より大きく育つよう変えられました。
その結果、野生のものに比べて、多くの栄養素を必要とするようになっています。

このような理由から、畑で上手に野菜を育てるためには、人の手でそれぞれの野菜に必要な栄養素を補う必要があるので、石灰だけでなく肥料も必要となるのです。

畑での家庭菜園!土作りと石灰・肥料の与え方

畑での家庭菜園では、野菜を植え付ける前に、土をフカフカに耕すことが重要です。

かたい土では根を十分に伸ばせず、水や栄養、酸素を取り込めないからです。

基本の手順は以下の通りです。

1.小石・雑草を取り除く
2.腐葉土・堆肥と土を混ぜ、20~30cmほどの深さの土を掘り返すように鍬(くわ)で耕す
3.土を軽く握ってみて、すぐに崩れてしまうなら肥料を混ぜる

土は酸性・中性・アルカリ性でそれぞれ性質が異なり、生育に適する酸度も野菜によって違いますので、育てたい野菜が、どの土を好むのかをはじめに確認しておきましょう。

そして、家庭菜園の土作りでは、先ほどご紹介した一般的に反応の強い消石灰や生石灰は使いません。
穏やかな苦土石灰が、よく使われています。

また、石灰を使う目安は1㎡あたり100~120gです。

畑には肥料も撒きますが、石灰と肥料を同じタイミングで撒いてしまうと、石灰が肥料の窒素成分と反応し、アンモニアガスが発生する原因になります。

石灰と肥料は土に撒く順番が重要です。

先に石灰を撒いたら土になじむまで1週間ほど空け、そのあとで肥料を撒くのがおすすめです。

石灰と肥料の特徴をよく理解して、いい土を作ろう!

畑での家庭菜園には、土が重要だということがお分かりいただけたと思います。

石灰は、酸性化した土をアルカリ性にするため、肥料は野菜に必要な栄養素を補うために必要なのですね。

育てたい野菜にあわせて、石灰や肥料を使っていくことが、美味しい野菜を育てる秘訣です。

畑での野菜作りは、土作りから始めてみてください。

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